妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
フルーツティーは飲んでも良いのでしょうか？カフェインは大丈夫なのでしょうか？
こちらでは妊娠中のフルーツティーについて紹介致します。
妊娠中フルーツティーは飲んでも良いの？
結論から言うと1杯あるいは1本程度であればフルーツティーは飲んでも構いません。
フルーツティーのもとは紅茶ですのでカフェインは含まれていますが、
自宅でフルーツティーを作った場合、1杯(100ml）あたりにカフェインは30mg程度含まれていますが、
ペットボトルで販売されているフルーツティーには
100mlあたりカフェインが10mg程度しか含まれていませんので、
仮に600ml飲んだとしても60mgのカフェインしか摂取しませんので、
この量であればカフェインの心配はする必要ありません。
カフェインは1日にどのくらい摂取しても良いの？
妊娠中のカフェイン摂取量は1日に
世界保健機関（WHO）では300mg（コーヒーをマグカップで約2杯）まで
英国食品基準庁では200mgまで
カナダ保健省では300mgまでと制限が設けられております。
参照：厚生労働省
日本には海外のような制限はありませんが、
医師によればコーヒーを1～2杯程度なら飲んでも良いという医師は多くおられます。
このコーヒーの種類はわかりませんが、
一般的なコーヒーだとすると1杯あたり100mg程度のカフェインが含まれていますので、
それを2杯ということですから、1日のカフェインは200mgまでは問題なく摂取できるということになります。
1日にカフェイン200mgまでは問題ないとされていますので、
フルーツティーに含まれるカフェイン量は問題がないことがわかります。
1日にどのくらいの量飲んでも良いの？
フルーツティーをおやつと同等に考えるのであれば、
妊娠中の1日のおやつの量としては厚生労働省の食事バランスガイドによると
200kcal以下と定められています。
BOSSのフルーツティーを例として出しますが、
このフルーツティーは100mlあたり28kcalのエネルギーが含まれています。
参照：SUNTORY
フルーツティーだけをおやつとするのであれば、
1日に600ml程度は飲んで良いことになります。
おやつを他に食べるということであれば、
例えば、おやつを100kcal食べるとすると
フルーツティーも100kcalまで摂取しても良いということになり、
量としてはBOSSのフルーツティーで見ると300mlは飲んでも良い計算になります。
おやつとは別にフルーツティーを飲むと？
おやつを200kcal程度食べて、それとは別にフルーツティーや
清涼飲料を飲むという生活を毎日送っていると
カロリーの摂りすぎになり、肥満になる可能性が高くなります。
1日に摂取する必要カロリーを見てバランス良く摂取すれば問題はないのですが、
余分にフルーツティーや清涼飲料を飲んでいると
その分だけカロリーを摂取してしまうことになります。
妊娠中に肥満になると、妊娠糖尿病や睡眠時無呼吸症候群、
心機能障害、妊娠高血圧症候群などの合併症を引き起こす可能性が高まりますし、
他の臓器系、特に肝臓と腎臓に障害が生じることがあります。
胎児への影響としては不育症になる可能性が高まり、
出産時に肥満の場合、難産になる傾向が高く
さらに帝王切開率が上昇するため、出産期の創部感染症のリスクも増加します。
参照：バルムンラードヘルスブログ
まとめ
妊娠中のどの時期においてもフルーツティーは飲んでも構いません。
ご自身でフルーツティーを作られる場合、300ml程度なら飲んでも構いません。
ペットボトルで販売されているフルーツティーであれば、1本程度飲んでも
カフェインに関しては問題ありません。
ただし、糖類が含まれておりカロリーもありますので、
おやつとは別に飲むとなるとカロリーの摂りすぎになる可能性がありますので、
カロリーの調節はした方が良いです。
余分にカロリーを日常的に摂っていると
肥満になる可能性が高くなりますので注意してください。
