妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ガリは食べても良いのでしょうか？何か注意点はあるのでしょうか？
こちらでは妊娠中のガリについて紹介致します。
妊娠中ガリは食べても良いの？
ガリは生姜の甘酢漬けになりますが、妊娠中のどの時期においても食べて構いません。
つわり時期にはガリに救われたという人も少なくないので、試してみるのも良いかもしれません。
ガリは生姜、塩、昆布だし、酢、砂糖からなりますので、
この中で食べてはいけないものはありません。
ただし、日常的に過剰に食べていると昆布だしからのヨウ素の摂り過ぎになる
可能性はありますので、過剰に毎日食べるというのは控えた方が良いでしょう。
また、塩分も比較的多く含まれていますので食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになる可能性もあります。
どのくらいの量食べても良いの？
ガリのカロリーを見てみると、100gあたり44kcalとなっています。
ちなみにガリ5g程度で1回取って食べる程度の量になり、
そのカロリーとしては3kcal程度になります。
参照：カロリーSlism
どれくらいの量食べても良いのかについては常識的な範囲の量であれば
あまり量について考えなくても良いのですが、
日常的に100g食べるとなると食べ過ぎになります。
食べたとしても30g程度で抑えておきましょう。
この程度の量でしたらヨウ素の量も気にしなくても良いです。
ガリの栄養は？
ガリの栄養を見てみると1パック300gあたり
エネルギー 132kcal
タンパク質 0.6g
脂質 1.2g
炭水化物 32.1g
ビタミンE 0.3mg
ビタミンB1 1.89mg
葉酸 3μg
ビオチン 0.6μg
ナトリウム 2400mg
カリウム 39mg
カルシウム 117mg
マグネシウム 12mg
リン 9mg
鉄 0.9mg
銅 0.03mg
マンガン 1.11mg
ヨウ素 3μg
セレン 9μg
クロム 6μg
食物繊維総量 5.4g
食塩相当量 6g
このようになっています。
参照：カロリーSlism
この中で多い成分としてはビタミンB1、カルシウム、マンガン、セレン、塩分、食物繊維
が多く入っています。
ガリの作り方によっては昆布だしを使用しますので、
ヨウ素の量が大幅に変動することがあります。
食物繊維が多く含まれていますので、便秘解消や便秘予防になりますし、
カルシウムも比較的多く含まれていますので、
骨を作るのに役立ちます。特に妊娠中は胎児に栄養が移行されますので、
非妊娠時よりも多くの栄養を必要とします。
ただし、塩分も多く含まれていますので、過剰に摂取すると
例えば1日に100gのガリを食べるとガリだけで2gの塩分を摂取してしまうことになります。
1回の食事には食事の内容にもよりますが、3g前後の塩分が含まれていますので、
ガリとは別に塩分を摂取することを考えると塩分を控えた方が良いでしょう。
ちなみに18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は
厚生労働省によると6.5g未満と定められていますので、
ガリだけで2gもの塩分を摂取するのは多いということがわかります。
ガリの効果は？
ガリを食べることで脂肪燃焼を助ける効果が期待できるのですが、
しょうがに含まれるジンゲロールが血流を改善して代謝を促進し、
消費エネルギー量を増やすことが期待できるからです。
また、酢に含まれている酢酸も継続して摂り入れることで内臓脂肪の減少に効果が期待できます。
また、しょうがには強い殺菌効果があるため、食中毒予防の好悪かが期待できます。
お寿司にガリが付いているのはこのためです。
しょうがを食べることによって身体を温めてくれますので、
冷えの改善にも役立ちますし、
食物繊維が多く含まれているため、便秘予防にもなります。
つわり時期でガリしか食べられない場合は？
つわり時期でガリしか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、ガリを食べられる時に食べて問題ありません。
ガリしか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配という方もおられますが、
赤ちゃんはママの元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、
心配する必要はありません。
ただし、水分はしっかりと補給してください。
つわりが終わり何でも食べられるようになったら
栄養やカロリーなどを意識した食生活に戻すようにしましょう。
次に食べづわりですが、
普段の食事とは別にガリを食べていると
塩分の摂り過ぎが懸念されますので、
あらかじめ1日に食べる量を決めておいて、
複数回に分けて食べるようにすると食べ過ぎを防ぐことができます。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもつわり時期でもガリは食べて構いません。
ただし、食べ過ぎるとガリの作り方によっては昆布だしを使用するものもありますので、
ヨウ素の摂り過ぎになる可能性が出てくるのと、
塩分の摂り過ぎになる可能性が出てきます。
食べ過ぎは1日に100gも食べると、それだけで2gもの塩分を摂取することになりますので、
つわり時以外では100gも食べないようにしましょう。
なお、つわり時期は酢やしょうがによりつわりが軽減されることがありますので、
つわりで困っている場合は試してみるのも良いでしょう。
