妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期です。
栄養面もそうですが、細菌などにも注意しないといけません。
ゴボウは食物繊維が豊富な食材ですが、妊娠中におすすめなのでしょうか？
付いている土は洗ったら問題ないのでしょうか？
こちらでは妊娠中のごぼうについて紹介致します。
妊娠中ごぼうはおすすめ？
ごぼうのメリットを見てみると、アルギニンというアミノ酸が豊富に含まれており、
成長ホルモンの分泌を助けて、代謝をアップさせてくれる効果があるため、
ダイエットに効果的なようです。
さらに、ごぼうに含まれるイヌリンという水溶性食物繊維には、
血糖値の急上昇を抑える働きがあるため、死亡の蓄積を防ぐ効果も期待できるようです。
ごぼうには可食部100gあたりに食物繊維が5.7gも含まれているため、
便通がよくなり、腸を整える作用がありますので、
妊娠中だけではないですが、ごぼうはおすすめの食材と言えます。
産後ダイエットと言われるように、妊娠中に太ってしまい
ダイエットをしなければいけない方は多くおられますので、
ダイエット効果のあるごぼうは妊娠中におすすめと言えます。
土は大丈夫なの？
ごぼうには土が付いていますが、基本的に洗って
加熱すれば問題はありません。
どこまで土を落とすのか？という点については
個人差もあるでしょうから難しいところではありますが、
しっかりと洗い流すということを意識すれば、まず問題ないでしょう。
どの料理でも加熱しますので、その時点でトキソプラズマやリステリア菌などは
死滅しますので、多少土が残っていたとしても胎児には影響はありません。
なお、加熱せずに土が付いた状態だとトキソプラズマが存在する可能性、
リステリア菌が存在する可能性がありますので、
まず洗わないと言う方はいないと思いますが
洗って加熱するようにしましょう。
ごぼうの栄養は？
ごぼう可食部100gあたりの栄養を見てみると、
エネルギー 65kcal
水分 81.7g
タンパク質 1.8g
脂質 0.1g
炭水化物 15.4g
灰分 0.9g
食物繊維 5.7g
カロテン当量 1μg
ビタミンE 0.6mg
ビタミンK Tr
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.10mg
葉酸 68μg
パントテン酸 0.23mg
ビタミンC 3mg
ナトリウム 18mg
カリウム 320mg
カルシウム 46mg
マグネシウム 54mg
リン 62mg
鉄 0.7mg
このようになっています。
参照：foodslink
なお、アルギニンについては100gあたり320mg含まれています。
特筆すべき栄養としては、上記に書きましたが、食物繊維とアルギニンというアミノ酸、
そしてカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
どれくらい食べても良いの？
注意しなければいけないのは食物繊維くらいです。
1日の食物繊維摂取量は、18g以上とされていますので、
ごぼうを100g食べても、まだ12g以上の食物繊維を摂取しなければいけません。
ごぼうチップスなどだと100g以上食べる可能性はありますが、
ごぼうを使った料理で100gも食べるということはあまりないかと思います。
ですので、食べたとしても100g程度で抑えておく方が他から摂取する栄養のことも考えるとちょうど良いのではないでしょうか。
適度に摂取することで、食物繊維をほどよく補うことができますので、
みそ汁に入れたり、きんぴらにしたりして毎食摂取するようにすると良いでしょう。
食べすぎるとどうなるの？
ごぼうを食べ過ぎると先にも書きましたが、食物繊維が気になります。
仮に、ごぼうを500gなど摂取するとごぼうだけで食物繊維を28.5g摂取することになります。
食物繊維を摂り過ぎると腹痛や下痢になったり、逆に便秘になったりしますので、
ごぼうを過剰に食べることは避けてください。
また、ごぼうは100gあたり65kcalありますので、
先ほどのように500g食べたとするとごぼうだけで325kcalも摂取してしまうことになります。
この量はご飯2杯分に相当します。
このように過剰に食べてしまうと栄養の偏りが気になります。
ごぼうのおすすめレシピは？
ごぼうは様々な料理に入れることができますが、
その中でもおすすめの料理を紹介致します。
ごぼうの胡麻みそ汁
ごぼうサラダ
きんぴらごぼう
たたきごぼうのごまあえ
牛肉入りきんぴらごぼう
カリカリベーコンとごぼうサラダ
ごぼうの煮びたし
ごぼうとひじきのサラダ
ごぼうと牛肉の炒め煮
ごぼうのナムル
ごぼうの甘酢漬け
ごぼうのみそ煮
根菜と牛肉の筑前煮風
細切りごぼうのガーリックサラダ
揚げごぼう
だんご汁
などなど様々なおすすめ料理があります。
詳細なレシピを確認するには下記リンクからご覧ください。
まとめ
ごぼうには食物繊維とアルギニンと呼ばれるアミノ酸が豊富に含まれていますので、
腸を整えたい方やダイエットしたい妊婦さんにおすすめとなります。
できれば、副菜として毎回の食事で食べると
ほどよく食物繊維が摂取できますので、健康に良いでしょう。
土にはトキソプラズマやリステリア菌が存在する可能性がありますが、
神経質に土を落としきらなくても、加熱してしまえば
菌などは死滅しますので、胎児に影響は出ることはありません。
