妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ブロッコリーを食べ過ぎた場合どうなるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のブロッコリーについて紹介致します。
妊娠中ブロッコリーを食べ過ぎるとどうなるの?
ブロッコリーは他の野菜と比べて食物繊維が豊富に含まれていますので、
食べ過ぎると消化不良を起こし腹痛や下痢を起こしたり、逆に便秘になる可能性があります。
また、カリウムも豊富に含まれていますので、
摂りすぎるとトイレが近くなります。
ビタミンKも多く含んでいますので、
ワルファリン(ワーファリン)という血液を固まりにくくする薬を飲まれている場合は、
ビタミンKにより作用が弱まってしまう可能性があります。
どれくらいが食べ過ぎなの?
ブロッコリー1食分はMサイズ1個で125g程度になり、
食物繊維量は6.38gとなります。
食物繊維は1日に女性は18g以上となっていますので、
ブロッコリーを3~5個(375~625g)などを摂取すると食べ過ぎになる可能性があります。
つまり、ブロッコリーダイエットなどで極端にブロッコリーを食べなければ食べ過ぎにはなりません。
適量はどれくらい?
ブロッコリーの適量はカロリーSlismを見ると、1食分が125g(M1個)となっていますので、
Mサイズ1個分以下が適量と言って良いでしょう。
参照:カロリーSlism
目安としては他からも栄養を摂りたいので、1食70g程度摂取すると良いかと思います。
ブロッコリーは食べ過ぎなければ優秀な野菜
ブロッコリーには食物繊維、ビタミンK、カリウムの他に
タンパク質が多い野菜として知られています。
1食分125gあたりのタンパク質量は6.75gとなっています。
1日に必要なタンパク質量は
成人女性の場合、1日あたりの摂取推奨量は50gとなっており、
妊娠初期も同じで50gが推奨されています。
妊娠中期になると55gとなり、妊娠後期は75gとなります。
肉の他にブロッコリーのような野菜からタンパク質を補うことが出来るため、
優秀な野菜と言えるでしょう。
他にもブロッコリーはビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、
ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビタミンCなどのビタミン類が豊富に含まれており、
葉酸に関しては特に妊娠初期にはたくさん摂取することが推奨されていますので、
おすすめの食材と言えます。ちなみにブロッコリー125gあたり葉酸275μg含まれています。
さらに、鉄や銅、モリブデンといったミネラル類も豊富に含まれていますので、
妊娠中期後期には鉄分を多く必要としますので、
妊娠中期後期にもおすすめの野菜となります。
ブロッコリー125gあたりの鉄分は1.63mgとなります。
気をつけなければいけないのはマヨネーズ
茹でたブロッコリーにマヨネーズをつけて食べると
非常によく合いますが、マヨネーズは脂質が多く含まれていますので、
摂りすぎると肥満の原因となります。
肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが高まりますので、
妊娠中の食べ過ぎには十分注意が必要です。
マヨネーズは1食(大さじ1杯で12g)あたり81kcalもありますので、
ブロッコリーをたくさん食べるとマヨネーズをつける量も増えますので
知らず知らずのうちにカロリー過多になる可能性があります。
カロリーを気にするのであれば、マヨネーズもカロリーハーフにしたり、
ノンオイルドレッシングをかけて食べるなりすると
カロリーは制限できます。
まとめ
ブロッコリーは食べ過ぎると食物繊維の摂りすぎになり
腹痛や下痢、便秘になる可能性があります。
また、カリウムも豊富に含まれているためトイレが近くなります。
ですが、ほとんどの場合ブロッコリーダイエットなどで
極端に食べ過ぎなければ問題にはなりません。
ブロッコリーはビタミン類がバランス良く豊富に含まれていますので、
毎日でも摂取していきたい野菜となります。
ただし、マヨネーズのかけすぎには注意してくださいね。