妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ゆかりご飯は食べても良いのでしょうか?ゆかりの塩分が気になるところです。
こちらでは妊娠中のゆかりについて紹介致します。
妊娠中ゆかりご飯は食べても良いの?
ゆかりに含まれている塩分は、通常のゆかりだと
ご飯1杯(150g)に使用するゆかり1g程度に0.48g含まれています。
減塩タイプのゆかりだと0.33gになります。
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準(2020 年版)だと、1日の食塩摂取の目標値は、
18歳以上の女性は6.5g未満となっていますので、
1日1食程度のゆかりご飯であれば、塩分の摂りすぎにはならないかと思います。
仮に1日3食ゆかりご飯にした場合、ゆかりだけで1.44gの塩分を摂取してしまうので、
若干塩分の摂りすぎになる可能性があります。
ただし、つわり時期でゆかりご飯なら食べられるという場合は、
あまり塩分のことは気にせず食べて問題ないでしょう。
つわりが終わって何でも食べられるようになったら、
塩分やカロリー、栄養のことを意識した食生活に戻すようにしましょう。
注意点はあるの?
注意点としては、やはり塩分量でしょう。
ゆかりを毎食使用すればそれだけ塩分摂取も増えますので、
他からの塩分摂取を抑えなければいけません。
例えばみそ汁1杯でおよそ1.2gの塩分が含まれていますので、
みそ汁は1日1杯程度でとどめておくなど工夫が必要になってきます。
塩分のことを気にするのであれば、減塩タイプのゆかりを使用することをお勧めします。
ゆかりの栄養は?
ゆかりは赤ジソから作られています。
そこに梅酢と食塩が入っています。
栄養としては
βカロテンやミネラル類、ビタミン類が入っており、
細かく言うと、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、
ミネラル類は、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛などが入っております。
とはいえ、食べる量が1日1g程度なので、ゆかりから栄養を摂るという感じではないので、
ゆかりの栄養のことは意識しない方が良いでしょう。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたからと言って特に問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみの原因、妊娠高血圧症の原因になります。
また、赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
カリウムを摂るからといって塩分を多く摂取して良いというわけではありませんので、
塩分の過剰摂取には注意してください。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもゆかりは食べても構いませんが、
塩分が含まれていますので、塩分を意識するのであれば
1日1g程度(ご飯150gに使用する量)でとどめておいた方が良いでしょう。
1日3食となると若干塩分摂取量が気になります。
ゆかりには減塩タイプのものもありますので、
妊娠中は減塩タイプのものを使用する方が良いかもしれません。