妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ソフトクリームは食べても良いのでしょうか?リステリア菌が心配なところです。
こちらでは妊娠中のソフトクリームについて紹介致します。
妊娠中ソフトクリームは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもソフトクリームは食べても構いません。
日本で作られるソフトクリームは乳の段階で加熱殺菌が行なわれておりますので、
その段階でリステリア菌は死滅していますので、リステリア菌の心配はありません。
ただし、食べ過ぎるとカロリーの摂り過ぎになったり、お腹が冷えて下痢の原因になることが
ありますので、食べ過ぎには注意してください。
どれくらいの量食べても良いの?
妊娠中の1日のおやつとして食べても良いカロリーは
厚生労働省の食事バランスガイドによると200kcal以下とされています。
ソフトクリームのカロリーを見てみると、
1つ130gあたり190kcal程度となります。
100g換算ですと146kcalとなります。
参照:カロリーSlism
ですので、一般的なサイズのソフトクリームは1日1個食べても
問題ないことになります。
1日1個程度であれば、毎日食べてもカロリー的には問題はありません。
ただし、1日2個以上食べたり、ソフトクリームに加えて清涼飲料を飲んだりすると
カロリー過多になりますので、注意してください。
カロリーを日常的に摂りすぎるとどうなるの?
カロリーをたまに摂りすぎたとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に摂りすぎていると肥満や妊娠糖尿病などの原因になりますし、
肥満になると妊娠高血圧症のリスクも増加します。
1日のカロリーは摂りすぎないように注意してください。
なお、妊娠中の1日の摂取カロリーは普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
抹茶ソフトクリームも食べても良いの?
抹茶ソフトクリームには抹茶が含まれており、抹茶にはカフェインが含まれていますが、
ソフトクリーム1個程度の抹茶カフェインなら問題はありません。
抹茶ソフトクリームに仮に抹茶が1g使用されているとしたら、
カフェインは32mg程度含まれることになります。
妊婦が1日にどの程度カフェインを摂取して良いのか見てみると、
世界保健機関(WHO)では妊婦はコーヒーの摂取を1日3~4杯までにすべきと言っており、
英国食品基準庁(FSA)は妊婦は1日当たりのカフェイン摂取量を200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)
と言っています。
カナダ保健省(HC)では1日にカフェインを最大300mg(マグカップで約2杯)までとしています。
参照:厚生労働省
日本には外国のようにどれくらいにすべきという規定は発表されていませんが、
産婦人科医はコーヒーは1日1~2杯程度なら良いとする先生が多いです。
参照:ママ、あのね。
このコーヒーがレギュラーコーヒーとした場合、1杯中に約90mgのカフェインが含まれていますので、
2杯飲んだとすると、180mgのカフェインを摂取することになります。
外国の制限も200~300mgとされていますので、
だいたい似通った数値になっているかと思います。
ですので、抹茶ソフトクリームを食べたからと言って問題になることはありませんし、
抹茶そのものを1杯程度なら飲んでも問題になりません。
まとめ
妊娠中のどの時期においても、つわり時期においても
ソフトクリームは食べても問題ありませんし、抹茶が入っていたとしても
問題ありません。
ただし、食べ過ぎてしまうと身体やお腹を冷やし、腹痛や下痢などの原因になりますし、
カロリーも摂り過ぎになる可能性がありますので、
食べたとしても1日1個程度でとどめておきましょう。
なお、つわり時期でソフトクリームしか食べられないと言う場合は、
食べられる時に食べられるものを食べられるだけ食べるというのが、
基本的な考え方ですので、カロリーや糖質のことはあまり気にしなくても良いでしょう。
とはいえ、冷たいものですからお腹が壊れるほど食べるのは控えてください。
つわりが終わって何でも食べられるようになったら
カロリーや栄養を考えた食生活に戻すようにしてください。