妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
たけのこは食べても大丈夫なのでしょうか?食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?
アクとかも気になりますよね。
こちらでは妊娠中のたけのこについて紹介致します。
妊娠中たけのこは食べても良いの?
結論を言うと、しっかりと加熱、あるいはしっかりと洗いさえすれば食べても問題ありません。
たけのこにはリステリア菌やトキソプラズマが付着している可能性がありますが、
いずれもしっかりと洗えば取れますし、茹でるなど加熱すれば死滅しますので、
自宅で調理する場合、たけのこはアクを取るために茹でると思いますので、
茹でてしまえば問題ありません。
また、たけのこ料理店で提供されるたけのこの刺身がありますが、
これも湯がいていますので問題なく食べることができます。
注意点はあるの?
たけのこの栄養を見てみると、
炭水化物
カリウム
ビタミンC
マグネシウム
葉酸
食物繊維
などが含まれていますが、
その多くは食物繊維となります。
たけのこの食物繊維は不溶性食物繊維といい
摂取しすぎると便が大きく・固くなり詰まりやすくなる、
いわゆる便秘になる可能性がありますので、摂りすぎには注意が必要です。
その他の成分については、カリウムも含めて摂りすぎになることはないので
心配する必要はありません。
適切な量食べるとメリットがある
たけのこに多く含まれている成分は食物繊維です。
過剰摂取すると便秘になってしまいますが、
適切な量食べると本来不溶性食物繊維は便のカサを増やして、腸を刺激することで
便通を促す作用がありますので、便秘の方は摂取した方が良い成分となります。
次にカリウムですがたけのこ(生)には100gあたりカリウムが520mg含まれています。
カリウムは体内のナトリウムを体外へ排出する作用があるため、
塩分を摂り過ぎているという場合は、積極的に摂り入れたい成分となります。
また、妊娠すると、血中のミネラルバランスが変化し、カリウムとマグネシウムが不足するため、
カリウムの多く含まれるトマトや柑橘類などを欲しやすくなるのですが、
たけのこにも結構なカリウムが含まれていますので、足りないカリウムを補ってくれるでしょう。
アクは大丈夫なの?
たけのこにはアク抜きという作業がありますが、
スーパーなどで販売されているたけのこは必須の作業になります。
アクはえぐみになりますので、あく抜きをしないと
美味しくいただけません。
アクは母体や胎児に影響があるかというと、
成分的にはカリウムやマグネシウムなので、母体や胎児に影響が出るということはありません。
ただ、アクが多いと喉がイガイガする原因にもなりますので、あく抜きはしっかりと行なった方が良いでしょう。
おすすめのたけのこ料理は?
・たけのこの土佐煮
たけのこを出汁、しょうゆ、みりんなどで煮込み、仕上げに鰹節をまぶす和食ですが、
簡単に調理できる上に、鰹節がかかっているためタンパク質も摂取できます。
・たけのこの天ぷら
たけのこを材料にした天ぷらで仕上げにレモンをかけるとあっさりといただけます。
塩分が控えめなのが嬉しいです。
・たけのこご飯
いわずと知れたたけのこご飯。作り方はたけのこを薄切りにして
ご飯を炊く前に入れて醤油、出汁、酒、塩などで味付けをしてから炊き込みます。
旬を楽しむにはぴったりの料理です。
・若竹煮
わかめとたけのこを煮た料理で、こちらも土佐和え同様簡単に作ることの出来る料理となっています。
たけのこの不溶性食物繊維とわけめの水溶性食物繊維の両方が摂れるため、
便通が良くなります。
旬のものは食べ過ぎは良くありませんが、
少しずつ適度な量を様々な料理から摂取することで、
その季節にしか楽しめない食事が楽しめますので、
様々な料理にチャレンジしてみましょう。
まとめ
たけのこを食べ過ぎると便秘になる可能性が高まるくらいで、
食べ過ぎて他にどうこうなるというものではありません。
とはいえ、料理の味付け次第では塩分の摂り過ぎになる可能性はありますが、
たまにたくさん食べたからと言って特に問題になることもありませんので、
旬のたけのこを楽しまれたら良いかと思います。
毎日たけのこ料理が続くようでしたら、栄養バランスの偏りが気になりますので、
様々な料理と一緒に食べることをお勧めします。