妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
みょうがは食べても良いのでしょうか?また、注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のみょうがについて紹介致します。
妊娠中みょうがは食べても良いの?
妊娠中のどの時期でもみょうがは食べても良いです。
ただし、食べ過ぎると消化不良などで便秘や腹痛、下痢になる可能性があるため食べ過ぎには注意してください。
薬味程度で食べる分なら全然問題ありませんし、
天ぷらなどでいくつか食べる分も全然問題ありません。
どれくらいが適量?
みょうがにはビタミン類などの栄養素がほとんど含まれていないため、
みょうがをたくさん食べてお腹を満たしてしまうと、
他の食べ物が十分に摂取できず、栄養が偏る恐れがありますので、
食べたとしても1日2~3個程度に抑えておきましょう。
みょうがの栄養は?
みょうが100g(5~6個程度)に含まれる栄養素は
エネルギー 12kcal
水分 95.6g
タンパク質 0.9g
脂質 0.1g
炭水化物 2.6g
食物繊維 2.1g
カロテン 31μg
ビタミンE 0.2mg
ビタミンK 20μg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.05mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.07mg
葉酸 25μg
パントテン酸 0.20mg
ビタミンC 2mg
ナトリウム 1mg
カリウム 210mg
カルシウム 25mg
マグネシウム 30mg
リン 12mg
鉄 0.5mg
このほかにみょうがの赤い部分はアントシアニンというポリフェノールの一種で、
これには強い抗酸化作用がありますので、身体の酸化を防ぐ効果が期待できます。
その他、食欲増進を助ける「α-ピネン(アルファピネン)」というみょうがの香りである成分が含まれており、
食欲増進作用があるといわれています。
夏ばてなどで食欲がない時に重宝します。
カリウムに関しては体内の塩分を体外に排出する働きがありますので、
妊娠中にはありがたい成分と言えるでしょう。
みょうがを食べる時の注意点
みょうがを食べる、調理する前に必ず水洗いしてください。
みょうがだけではないですが、野菜のまわりにはリステリア菌が存在する可能性がありますので、
水で洗うことによって大部分の菌を洗い流すことができます。
なお、火を通すことでもリステリア菌は死滅しますので、
火を通して食べるとより安全です。
みょうがのお勧めの食べ方は?
みょうがはあく抜きやシャキっとした食感を出すため、切った後に水にさらすことがありますが、
栄養素を無駄なく摂るということであれば、水にさらさず食べることによって、
水溶性の栄養素を逃がさず摂取することができます。
また、みょうがは生で食べることによって栄養素を壊さずに摂取することできますので、
加熱して壊れてしまうビタミンCなどの栄養素を余さず摂取することができます。
とはいえ、みょうがは少量しか食べませんのでそこまで栄養素のことを気にする必要もないかと思います。
ですので、天ぷらなど好きな食べ方で食べた方がみょうがを楽しむことができます。
みょうがのお勧めのレシピとしては天ぷらをはじめ、
さばとみょうがの炊き込みご飯
なすとみょうがのおひたし
あじとみょうがのさっぱり丼
などのように、様々なものにみょうがを入れることで
味がさっぱりとしますし、食欲増進に繋がりますので、
様々な料理に入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
みょうがはどの時期においても食べても構いません。
特に夏ばてなどで食欲がないときにお勧めできる食材です。
みょうがは食べ過ぎると食物繊維の摂りすぎになり
消化不良を起こし、便秘や腹痛、下痢などになる可能性がありますので、
天ぷらなどで10個も20個も食べないようにしましょう。
1日の摂取量目安は2~3個で、
薬味で食べる分については食物繊維の摂りすぎにはなりませんので、
気にしなくても良いです。