妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ツブ貝は食べても良いのでしょうか?加熱した場合はどうなんでしょうか?
こちらでは妊娠中のツブ貝について紹介致します。

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妊娠中ツブ貝は食べても良いの?

つぶ貝

結論を言うとお店で出てくるツブ貝で、かつ加熱したものなら安心して食べることができます。
ツブ貝は刺身もありますが、生ものは加熱したものよりも食中毒になる確率が高いため、
妊娠中はできれば控えた方が良いでしょう。

ご自身で獲ってきたツブ貝の場合は、それが本当にツブ貝であるか?バイ貝であるか?の見分け方が難しく、
これらの貝は、エゾバイ科と呼ばれる貝で、その中には唾液腺にテトラミンと呼ばれる毒素を含んでおり、捌き方を失敗すると食中毒に当たることがありますので、
ご自身で獲ってきたもの、誰かからもらったもの、あるいはお店でそのまま販売されている物は捌くのに相当慣れていないと推奨しません。
※毒素自体は弱いものです

刺身を食べるリスク

刺身で食べるリスクとしては食中毒が挙げられます。
その種類は、腸炎ビブリオ、リステリア菌が挙げられます。
刺身や煮付けに問わず、唾液腺を取らずに食べると頭痛や船酔い感などの症状が出ますが、
これも食中毒に当たります。

腸炎ビブリオは熱に弱いだけでなく、真水にも弱いため
しっかりと真水で洗っていれば、腸炎ビブリオは怖くありません。

リステリア菌は稀にですが食中毒になる可能性があります。
日本で年間に100件程度しか出ていませんので、稀なケースなのですが、
感染するとたいていの場合、無症状か軽症で済みますが、
これも稀に侵襲型と呼ばれる重症化することがあります。

高熱が出たり重症化してしまうと、胎児にも影響が出る可能性がありますので、
注意が必要です。

その他の食中毒に関しては、新鮮で冷蔵保存されており、下処理がしっかりとされていれば
特に問題になることはないでしょう。

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つぶ貝の唾液腺はしっかり取るように!

つぶ貝の唾液腺は上記でもお伝えしたようにテトラミンという毒素が含まれています。

この毒素は加熱しても失活することはないため、
間違えて食べてしまうと食中毒になります。

その症状としては、
激しい頭痛、めまい、船酔い感、酩酊感、足のふらつき、眼底の痛み、眼のちらつき、嘔吐感など。
食後30分~1時間で発症し、数時間で回復しますが、稀に重症化することもあるようです。
ただ、死亡することはないようです。

胎児に影響はありませんので、食べた本人だけがしんどい思いをします。

といったことから、下処理に関しては慣れていないと難しいかと思いますので、
食べるのはお店だけにした方が良さそうです。

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つぶ貝の栄養は?

つぶ貝の可食部100gあたりの栄養を見てみると

エネルギー 86kcal
水分 78.2g
タンパク質 17.8g
脂質 0.2g
炭水化物 2.3g
飽和脂肪酸 0.02g
不飽和脂肪酸 0.06g

レチノール当量 2μg
葉酸 15μg
ビタミンE 1.8mg
ビタミンB1 Tr
ビタミンB2 0.12mg
ナイアシン 0.9mg
ビタミンB6 0.11mg
ビタミンB12 6.5μg
パントテン酸 0.59mg
ビタミンC Tr

ナトリウム 380mg
カリウム 160mg
カルシウム 60mg
マグネシウム 92mg
リン 120mg
鉄 1.3mg

このようになっています。
参照:foodslink

妊娠中期から後期にかけて特に必要になる鉄分を多く含んでおり、
その他ミネラル類がバランス良く含まれているのが特徴です。

特に良質なタンパク質が摂取できるため、
おすすめではあります。

まとめ

妊娠中につぶ貝を食べても良いですが、
唾液腺を取る自身がない場合は、個人で獲ってきたつぶ貝は
食べないようにしましょう。

食べるのであれば、唾液腺を取るのに慣れている人が下処理をしたものか
お店で出てくるつぶ貝を食べるようにしましょう。

つぶ貝の刺身もありますが、食中毒が心配な方は刺身は控えましょう。
加熱したものであれば、大抵の菌やウイルスは死滅しますので、
煮付けや酒蒸しなど火が通ったものの方が安全に食べることができます。

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