妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
サザエは食べても良いのでしょうか?肝などは大丈夫なのでしょうか?
こちらでは妊娠中のサザエについて紹介致します。

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妊娠中サザエは食べても良いの?

サザエ

結論から言うと加熱してあれば、妊娠中のどの時期においてもサザエを食べて構いません。
また、一般的な量であれば肝も食べて構いません。

加熱されていないサザエの刺身は、
極稀にですがリステリア菌の食中毒に当たる可能性がありますし、
その他の食中毒のリスクも伴いますので、
気になる場合は刺身は避けた方が良いでしょう。

サザエは栄養豊富?

サザエに含まれる栄養は可食部100gあたり
エネルギー 89kcal
タンパク質 19.4g
脂質 0.4g
炭水化物 0.8g
灰分 1.4g
飽和脂肪酸 0.05g
不飽和脂肪酸 0.08g
コレステロール 140mg

ビタミンA(レチノール) 31μg
βカロテン 340μg
ビタミンE 2.3mg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.09mg
ナイアシン 1.7mg
ビタミンB6 0.05mg
ビタミンB12 1.3μg
パントテン酸 0.24mg
ビタミンC 1mg

ナトリウム 240mg
カリウム 250mg
カルシウム 22mg
マグネシウム 54mg
リン 140mg
鉄 0.8mg

参照:foodslink

このほかにタウリンも含まれており、その量は魚介類の中でもトップクラスと言われています。
タウリンは胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らす、
心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など、さまざまな効果があると言われていますので、
妊娠中だけでなく、お勧めの食材と言えます。

また、ビタミン類も豊富に含まれており、特にビタミンEが多く含まれており、
このビタミンは強い抗酸化作用があるため、体内の脂質の酸化を防いでくれる働きや
動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあるとされています。

銅や亜鉛などといったミネラルも豊富に含まれていますので、
健康に良い食材と言えます。

サザエの肝は大丈夫なの?

肝にはビタミンA(レチノール)が基本的には多く含まれていますが、
サザエ自体が小さいため、一般的な量(過剰に食べなければ)であれば食べても問題ありません。

ですが、妊娠3ヶ月まではレチノールを摂りすぎると
胎児に影響が出る可能性が増加しますので、気になる場合は少量にとどめておくようにしましょう。

肝には様々なミネラルが含まれていますので、
健康には良いと考えますが、食べ過ぎには注意してください。

なお、サザエの肝には重金属が溜まりやすいといわれることがありますが、
特に注意しなければならない水銀は厚生労働省のデータを見ても、
少ないため特に気にする必要はないでしょう。
参照:厚生労働省

注意点はあるの?

注意点としては、できれば生食は控えるようにしてください。
リステリアだけでなく、生食は食中毒のリスクが伴いますので、
妊娠中は避けた方が無難でしょう。

また、サザエの肝を食べ過ぎると便が黒っぽくなると言われているため、
食べ過ぎには注意したいところです。
なお、サザエの食べ過ぎで便が黒くなったからと言って
特に問題になることはありません。

サザエのつぼ焼きは?

サザエのつぼ焼きであればしっかりと火が通りますので、
食べても問題ありません。

ただし、先ほども書いたように肝を食べ過ぎると便が黒っぽくなりますので、
注意は必要です。

なお、知恵袋を見てみると、サザエを5つ肝まで食べた方が
便が黒っぽくなったと質問されていますので、
肝まで食べるのであれば、サザエ5個分の肝は食べ過ぎに当たる可能性があります。
参照:YAHOO知恵袋

まとめ

妊娠中にサザエは食べても構いませんが、
生食はリステリア菌の他に、腸炎ビブリオや他の食中毒の可能性もありますので、
特に肝部分には細菌が溜まりやすいため、肝部分を生で食べるということは避けた方が良いでしょう。
また、肝だけでなく生食は食中毒のリスクを伴いますので、
妊娠中はできれば控えた方が良いと考えます。

加熱してあれば、
タンパク質やビタミン類、ミネラル、そしてタウリンも豊富に
含まれていますので、一般的な量であれば健康に良い食材と言えます。

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