妊娠中にマグロを食べすぎてしまった場合、
胎児や母体に影響はあるのでしょうか？1回程度なら大丈夫なのでしょうか？
こちらでは妊娠中にマグロを食べすぎてしまった場合どうなるかについて紹介致します。
妊娠中マグロを食べすぎてしまった場合どうなるの？
厚生労働省から出されている水銀の多い魚一覧を見てみると、
メカジキ、クロマグロ、メバチマグロは水銀含有量が多いため、
1週間あたり80g程度で抑えるように言っており、
マカジキ、ミナミマグロについては1週間あたり160g程度で抑えるように言っています。
参照：厚生労働省
では、妊娠中に水銀を摂りすぎた場合どうなるのかというと、
胎児の中枢神経の発達に影響を及ぼすとされています。
厚生労働省では、1週間で80g程度までと定められていますが、
アスクドクターズに登録されている産婦人科医の発言によると、
多量というのは数百グラムの話といっておりますので、
もし食べ過ぎたと思われているのであれば、それは食べ過ぎた内に入らない可能性があります。
他の意見としてはマグロを焼いたものを200g食べてしまった妊婦さんの質問に対して、
多量に食べたからといって胎児に直ちに影響がでるということはないということと、
蓄積された水銀は徐々に体外に排出されていくため、今後しばらくの間マグロを食べないように
すれば問題ないという意見がありました。
といっても、心配でしたらマグロを食べた量などをかかりつけの医師に相談されると不安は取り除けるかと思います。
参照：アスクドクターズ
にぎりのマグロの量について
にぎり寿司のマグロは、回転寿司の場合だと多くはメバチマグロになり、
本マグロと言っているものはクロマグロのことを指します。
他にミナミマグロもおいてある寿司屋さんもあります。
いずれにしても水銀量は他の魚と比べると多い魚になります。
では、1貫あたりのマグロの量ですが、
お店によって大きさが違いますが大まかに
小さいところで1貫あたり12g程度
平均だと15g程度
大きいところだと20g程度あります。
ここでは平均で話しを進めるとして、
厚生労働省の提言通りにいけば、
5～6貫程度は1週間に食べても良い計算になります。
それ以上だと食べ過ぎになります。
マグロ丼のマグロの量について
マグロ丼に乗っているマグロの量についてですが、
これもどれだけマグロを乗せるのかで変わってくるところではありますが、
通常は、200g前後のマグロを乗せるようです。
ですので、マグロ丼を食べた場合、明らかに食べ過ぎになるのですが、
先ほども紹介したように直ちに胎児に影響するということはなく、
今後しばらくの間マグロを控えるようにすれば基本的に問題がない
という産婦人科医もいますので、もし食べてしまったのであれば
しばらくの間はマグロを食べないようにしましょう。
この｢しばらく｣というのがどれくらいの期間を指すのかはわかりませんが、
数ヶ月単位で見ておくと良いかと思います。
ツナ缶はどうなの？
ツナ缶にはマグロなどが使用されていますが、
ツナ缶に使用されているマグロはビンナガマグロ、キハダマグロという
水銀含有量の少ないマグロを使用していますので、
制限などはありません。
ブリや鯛などを食べる感覚で食べることができます。
妊娠4ヶ月までは胎児に影響しない？
子育て123というサイトを見てみると、
母体を通じて赤ちゃんに水銀が取りこまれるのは、胎盤ができ上がる妊娠4カ月頃から。それまでに母体が摂取した水銀は代謝・排せつされるので、妊娠に気づいてから食べる量や食べ方をコントロールすれば、ほとんど心配はいりません。
引用：子育て123
と言っておりますので、妊娠初期に食べたマグロについては
食べ過ぎたとしても水銀は代謝・排せつされると言っていますので、
特に問題はないようです。
妊娠4ヶ月頃から食べる量に注意が必要になります。
水銀を摂りすぎたとしても胎児に影響があるというのは可能性のお話
水銀を摂りすぎた、こちらではマグロを食べ過ぎた場合になりますが、
先ほども紹介したように直ちに胎児に影響が出るというものではなく、
影響についても可能性があるという話なので、食べ過ぎたからといって
必ず問題になるというわけではありません。
ですが、水銀を摂りすぎた場合、胎児に影響する可能性は高まりますので、
今後しばらくの間はマグロやクジラなど厚生労働省が提示している魚を
摂取することは控えましょう。
まとめ
妊娠中にマグロを食べ過ぎたからといって、胎児に直ちに影響があるというわけではなく、
さらに摂取してしまった水銀は徐々に排出されるため、
次から気をつけようねという話のようです。
また、調べた結果としては1週間に200g程度のマグロを食べた場合に
食べ過ぎになるようなので、もし食べてしまったのであれば、
今後しばらくの間はマグロなどは控えておきましょう。
心配であれば、かかりつけの医師に相談されると良いでしょう。
