妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ひじきの煮物など食べ過ぎてしまった場合どうなるのでしょうか?
また、毎日食べ過ぎているとどうなるのか?どのくらいが食べ過ぎなのかについて紹介致します。

スポンサーリンク

妊娠中ひじきを食べ過ぎた!どうなるの?

ひじき

妊娠中にひじきを1日程度食べ過ぎたからといってどうにかなるものではありません。
ひじきにはヨウ素が含まれており、乾燥ひじき100gあたりヨウ素が37.9mg含まれています。
1gあたりで換算すると0.379mgとなります。

妊娠中のヨウ素の耐容上限量は厚生労働省によると2.2mg/日となっておりますので、
乾燥ひじきは5g程度までは食べても問題ないことになります。

ですが、他の食材からもヨウ素を摂取することを考えると、
食べたとしても乾燥ひじき3g程度でとどめておいた方が良さそうです。

日常的に食べ過ぎているのが問題になる

たまにひじきを食べ過ぎたからと言って特に問題にはならないのですが、
妊娠中にヨウ素を摂りすぎると新生児に甲状腺機能低下が生じることが知られており、
甲状腺機能低下をきたした乳児に関して、母親の妊娠中の昆布製品からのヨウ素摂取量は
2.28~3.18mg/日であると推定されていますので、
日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けると、新生児及び乳児の
甲状腺機能低下が生じる可能性があると言うことになります。

なお、日本人の平均ヨウ素摂取量は約1.5mg/日に達していると推定されていますが、
甲状腺機能低下や甲状腺腫の発生はほとんど認められていないとのことです。
参照:厚生労働省

戻しひじきだとどれくらいの量で食べ過ぎになるの?

煮物として食べるひじきの量は5~10gが1人前で、
乾燥ひじきの戻し率は約8倍となるため、1人前の元の乾燥ひじきの量としては
1g(小さじ1)程度がちょうど良いです。

これを踏まえて、乾燥ひじきに含まれるヨウ素は乾燥ひじき5gで1.895mgになり、
耐容上限内に収まりますのでひじきの煮物5人分は1日に食べても問題ないことがわかります。
※あくまでヨウ素をひじきからしか摂取しないという前提での話なので、
実際は食べたとしても3g程度で抑えておいた方が良いでしょう。

では、どれくらいの量で食べ過ぎになるかというと、乾燥ひじきでいうと1日に6g
水に戻すと48gになるとヨウ素の耐容上限量を超えてきますので、
ヨウ素に関しては食べ過ぎになります。

これを日常的に食べ過ぎていると生まれてくる赤ちゃんに影響が出る可能性があります。

スポンサーリンク

3日連続で食べても問題ないの?

例えば数日連続でひじきを食べ続けても、乾燥ひじき3g程度であれば、
他の食材からヨウ素を摂取したとしても(昆布を除く)
ヨウ素に関しては耐容上限量を超えませんので、問題にはなりません。

1人前(乾燥ひじき1g)であれば、毎日食べても問題ありません。
ヨウ素は摂取しすぎると赤ちゃんに影響が出る可能性があるのですが、
不足し続けることで、流産や早産、死産のリスクが高まります。

1日に必要なヨウ素は成人で130μgとなっており、妊娠中はそこに110μgの付加がありますので、
合わせると240μgのヨウ素が必要ということになります。

昆布で出汁を取らない方はひじきなど海藻類からヨウ素を摂取することになりますので、
そういった意味においてはひじきは毎日摂取した方が良いとも言えます。

ひじきに含まれるヒ素はどうなのか?

ひじきには1kgあたり110mgのヒ素が含まれています。
水に戻す、茹でるなどすることで、40~50%のヒ素が流れ出ますので、
体内に入る量はもっと少なくなりますが、
食品衛生の窓によると体重50kgの人が週に3回以上(1回当たり乾燥重量5g程度として)、ひじきを食べなければ、
暫定的耐容週間摂取量を超えることはないといっています。
参照:食品衛生の窓

ですので、極端にひじきを食べ続けなければ基本的には問題ありません。
ひじき1人分程度なら毎日食べても良いです。
参照:JAグループ

まとめ

妊娠中にひじきを食べ過ぎたとしてもそれが毎日でなければ
基本的に問題はありません。

また、食べ過ぎというものが他からのヨウ素の摂取量などもありますので
一概には言えませんが、乾燥ひじき6gを毎日摂取するような生活を送っていると
ヨウ素の摂りすぎにあたります。

ヒ素に関しても毎日乾燥ひじきを5g摂取し続けると摂りすぎにあたることから、
ひじきの食べ過ぎは乾燥ひじき5g。戻した重さは40gを毎日摂取することで、
影響が出る可能性がありますので、
こんなにもひじきを食べ続けないでください。

毎日食べても良いですが、いっぱい食べたとしても1日乾燥ひじき3g程度で抑えておきましょう。

おすすめ

妊娠中に保険の見直しや加入をすおすすめする理由とは?

スポンサーリンク