妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ベーコンは食べても良いのでしょうか?加熱せず生の場合はどうなのでしょうか?
こちらでは妊娠中のベーコンについて紹介致します。

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妊娠中ベーコンは食べても良いの?

ベーコン

妊娠中のどの時期であってもベーコンは食べることができます。
ただし、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになる可能性があるため、
食べ過ぎないように注意してください。

ベーコンは加熱せずに食べても良いの?生でも良いの?

通常のベーコンは製造過程において食品衛生法で規定した基準にしたがって加熱されていますので、基本自宅で加熱せずに食べることができます。
「加熱食肉製品」と大きな字で明記されているので、ご確認ください。

製造過程において加熱されていますので、当然トキソプラズマも死滅していますので、心配する必要はありません。

ただし、ベーコンの中には生ベーコンというものがありますので、
生ベーコンは妊娠中は控えた方が良いでしょう。

ベーコンの塩分はどのくらい?

ベーコン100gあたりの塩分量ですが、
ベーコン 2.0g
ベーコン(ロース) 2.2g
ベーコン(ショルダー) 2.4g

となっています。
厚生労働省の食事摂取基準(2020年版)によると
成人女性の1日の塩分摂取目標量は6.5g未満とされていますので、
ベーコンを1食に100gは摂取しても構いませんが、
それ以上摂取すると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
どんなに食べたとしてもベーコンは100g以下に収めた方が良いでしょう。

なお、ベーコン100gあたりのカロリーは
ベーコン 405kcal
ベーコン(ロース) 211kcal
ベーコン(ショルダー) 186kcal
となっています。

妊娠中の1日の必要カロリーは普通の生活を送っている場合で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal

となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal

となります。

ですので、通常のベーコンを1食に100g食べたとしてもカロリー的には特に問題はありません。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

たまに摂り過ぎる分には特に問題はないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみの原因、妊娠高血圧症の原因になります。
また、赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

カリウムを摂るからといって塩分を多く摂取して良いというわけではありませんので、
塩分の過剰摂取には注意してください。

まとめ

妊娠中のどの時期においてもベーコンは食べることができます。
また、通常のベーコンは製造過程において加熱されていますので、
トキソプラズマの心配もありません。

ですので、ご自宅で加熱せず食べることができます。
ですが、中には生ベーコンという肉が生のものがありますので、
そちらは妊娠中は控えるようにしてください。

ベーコンは意外と塩分が多く含まれていますので、
食べ過ぎたり、食べ合わせによっては塩分の摂り過ぎに当たる可能性があります。
例えば、みそ汁を付け加えるとみそ汁だけでおよそ1.2gの塩分を摂取することになりますので、
そこにベーコンを食べるとなると塩分摂取量が多くなります。

たまに塩分を摂り過ぎるのは構いませんが、
日常的に取り過ぎている場合は、むくみの原因や妊娠高血圧症の原因になりますので、
塩分量には意識した方が良いでしょう。

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