奈良漬けにはアルコールが含まれていますが、授乳期に食べても良いのでしょうか?
食べたことによって赤ちゃんに影響は出るのでしょうか?
こちらでは、授乳期に奈良漬けを食べてもいいのか?について紹介致します。

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授乳中奈良漬けを食べてもいいの?

奈良漬け

奈良漬けを食べてもいいかどうかについて結論を出すには
まず奈良漬けにどれくらいのアルコールが含まれているのか?
知る必要があります。

日本農林規格では奈良漬けは3.5%以上のアルコールを含むことが定義とされており、
一般的な奈良漬けは5%ほどのアルコールが含まれています。

もう少し砕いて説明すると、
奈良漬けを350g一気に食べると、おおよそ缶ビール(5%のもので350ml)1本摂取するのと
同じくらいになります。
なお、奈良漬け350gというのはスライスした大きさにもよりますが、
およそ50切れ程度になります。

次に見なければいけないのは、
授乳中に摂取しても良いアルコール量です。

授乳中におけるアルコールの摂取量は、米国小児科学会によると、
アルコールの許容範囲は0.5g/母親の体重(kg)としており、
母親の体重が50kgだとすると25gのアルコールを摂取して良いことになり、
これだとビール500ml飲んでも良いということになるのですが、
少々多いため、せいぜい350mlのビール程度にすべきと考えます。

また、米国小児科学会によると、
アルコールを摂取するなら、授乳は

  • アルコール摂取後2時間は割ける
  • 母親がアルコールの影響を感じなくなるまで待つ

という2点を推奨しています。

また、アルコール5%のビール(350ml)が体から抜ける時間は
アルコール計算機で計ると、2時間12分となっています。
これは、アルコールの分解速度など人によって違ってくるので、
あくまでも目安の数値になります。
参照:母子栄養協会

これを踏まえて授乳中にお酒を飲んでもいいのか?と言われれば
飲んでも良いがほどほどに!ということになりますので、
授乳期に奈良漬けを食べても問題ないということになります。
ただし、食べ過ぎには注意して、ほどほどに食べるようにしてください。

奈良漬けを食べ過ぎると赤ちゃんにどのような影響があるの?

奈良漬けを食べるのが授乳前で、500g程度の奈良漬けを食べたとしたら、
ビール(500ml)1本分程度のアルコールを摂取することと同じになるので、
この場合、母親の体重が50kgの場合で500mlのビールを摂取した場合で、
30~90分後に赤ちゃんが200mlの母乳を飲んだとすると、
赤ちゃんは母乳を介しておよそ0.15mgのアルコールを摂取することになります。

この場合、赤ちゃんにどのような影響があるのかというと、
短期的に赤ちゃんが傾眠状態になったり、ホルモンバランスが崩れたりする可能性があります。
その他、脳の発育に影響があるかもしれませんし、赤ちゃんの発育に影響がある可能性があります。
参照:PRESIDENT Online

ですので、授乳前に多量の奈良漬けを食べるということは控えた方が良いでしょう。

万が一、奈良漬けにアルコールが含まれていることに気づかずに食べた場合、
350g食べたとしても、アルコール摂取量は350mlビール1本程度なので、
上記の500mlビールよりかは影響が少ないでしょう。

といっても、それだけの量食べることはほぼほぼないと思いますが。
なので、奈良漬けを少量食べただけでは特に問題になる可能性は極めて低いと考えます。
少量の場合は、あまり気にすることはないでしょう。

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奈良漬けを食べるタイミングは授乳後!

授乳前に食べると多かれ少なかれアルコールは母乳に移行しますので、
授乳前に奈良漬けを食べるのは避けた方が良いかと思います。

食べるのなら、授乳後に食べるようにしましょう。
授乳後なら、350mlビールでも一般的には2時間ちょっとで
体からアルコールがなくなるとされていますので、
奈良漬けを少々食べるくらいは問題はないでしょう。

奈良漬けのアルコールが気になる場合は?

奈良漬けのアルコールが気になる場合は、
アルコールを飛ばせば、何の心配もなくなります。

アルコールの飛ばし方としては、
奈良漬けを薄くスライスして2~3時間程度置いておくことで、
アルコールの大部分は飛んでしまいますので、
アルコールを気にせず奈良漬けを食べることができます。

もう一つの方法としては、
お茶漬けにするという方法です。

熱いお湯をかけることで、アルコールは飛びますので、
この方法でもアルコールの心配をせずに奈良漬けを食べることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
授乳中はアルコールを摂取してはいけないということではないようで、
少量ならアルコールを摂取しても、あまり問題にはならないようです。

ただし、授乳前に摂取すると多かれ少なかれ母乳にアルコールが移行してしまいますので、
摂取するなら授乳後に摂取して、
米国小児科学会のいうアルコール摂取後2時間は授乳を避けることと、
母親がアルコールの影響を感じなくなるまで授乳を待つ

ということを心がけてください。

どうしてもアルコールが気になるという場合は、
奈良漬けのアルコールを飛ばしてから食べると良いでしょう。

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