授乳期は疲労が蓄積しますよね。そんな時にエナジードリンクを飲んで、
頑張ろうと思う方もいるかと思います。
では、授乳中にモンスターエナジーは飲んでも大丈夫なのでしょうか?
こちらでは授乳中にモンスターエナジーを飲んでもいいのかについて紹介致します。
授乳中にモンスターエナジーは飲んでもいいの?
モンスターエナジーにはカフェインが含まれています。
授乳中にカフェインはどれくらい摂取していいのかを見てみると、
WHO(世界保健機関)では300mg/日と定めており、
欧州食品安全機関(EFSA)では200mg/日。
カナダ保健省(HC)で300mg/日と定められております。
なお、日本にはそのような基準がありません。
参照:産婦人科オンラインジャーナル
となると、授乳中は1日に200~300mgのカフェインは摂取しても良いということになります。
モンスターエナジー(355ml)にはカフェインが142mg含まれており、
この量はエナジードリンクの中では多い方に含まれます。
上記の基準に照らし合わせると、1日1本は飲めるという計算になります。
ですが、カフェインはエナジードリンクだけでなく
緑茶やウーロン茶、ほうじ茶、コーラ、コーヒー、紅茶、ココア、チョコレートなどにも
含まれているため、仮に1日のカフェイン摂取量を200mgまでとした場合、
モンスターエナジー1本を飲んでしまうと、それだけで残り58mgしかカフェインを摂取出来ないことになります。
この量は、紅茶1杯程度の量しか飲めないことになり、
コーヒーの場合は1杯につき。およそ80mgのカフェインが含まれているため、
飲むことが出来ません。
結論からいうと、授乳中でも飲んでも構わないが、
できればカフェインの少ない他のエナジードリンクで対応した方が良いかと思います。
飲むとしたらいつがいいの?
飲むとしたら、母乳に移行しにくい授乳後に飲んだ方が良いでしょう。
授乳前に飲むと、摂取後母乳中のカフェイン濃度のピークは15~30分。
2時間から半分以下になります。
参照:産婦人科オンラインジャーナル
ですので、モンスターエナジーは授乳前よりも授乳後に飲んだ方が良いのです。
ただし、ママが寝たいというタイミングで飲んでしまうと、
カフェインの影響により、睡眠の質が低下したり眠れなくなる可能性がありますので、
寝る前に飲むのは控えてください。
飲み過ぎるとどうなるの?赤ちゃんへの影響は?
飲み過ぎた場合、どうなるかというと、
赤ちゃん(1歳未満)はカフェインに対して耐性が少ないため、
興奮しやすく、また眠れなくなる、感情が大きくなって、よく泣くようになったりします。
大人の場合カフェインを摂りすぎると次のような症状が出ることがあります。
- めまい
- 心拍数の増加
- 興奮
- 不安
- 震え
- 不眠
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
カフェインを摂取しすぎてそれが母乳に移行した場合、
赤ちゃんにも同じような症状が出る可能性があります。
カフェインを過剰に摂取することで、赤ちゃんの脳の発育に影響が出る可能性もあります。
ですので、1日200mgを越えないようにカフェインとつきあっていった方が良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
モンスターエナジーは一般的なエナジードリンクと比べてカフェインがたくさん含まれていますので、
できれば授乳中に摂取することを控えて、他のエナジードリンクにしたり、
栄養ドリンクにしたりと工夫した方が良いかと考えます。
万が一知らずにモンスターエナジーを飲んだ場合は、
1日のカフェイン摂取は最大で200~300mgとなっているため、
それほど慌てる必要はありません。
ただし、それ以降のカフェイン摂取は極力控えた方が良いでしょう。