妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
かりんとうは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のかりんとうについて紹介致します。
妊娠中かりんとうは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもつわり時期でも
かりんとうは食べても構いません。
ただし、食べ過ぎると肥満や妊娠糖尿病の原因になりますので、
食べ過ぎには注意してください。
どれくらいの量食べても良いの?
妊娠中の1日のおやつの量は厚生労働省の食事バランスガイドによると
200kcal以下と定められています。
かりんとうのカロリーを見てみると、
大きさにもよりますが、普通サイズ1本2.4gあたり11kcalとなっています。
大きめのかりんとうだと1本9gあたり40kcalとなっています。
普通サイズのかりんとうの場合、18本程度。
大きめのかりんとうだと5本程度食べることができます。
ただしこれはかりんとうだけがおやつであった場合の話で、
ジュースや清涼飲料も飲むということでしたら
かりんとうの本数を減らさないといけません。
ジュースや清涼飲料100mlあたり40~50kcal程度ありますので、
上手く調節してください。
かりんとうの栄養は?
かりんとう小鉢一杯63.15gの栄養を見てみると、
エネルギー 192kcal
タンパク質 3.2g
脂質 5.15g
炭水化物 33.71g
ビタミンA 15.88μg
ビタミンD 0.28μg
ビタミンE 0.69mg
ビタミンK 7.7μg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.26mg
ビタミンB6 0.11mg
ビタミンB12 0.08μg
葉酸 7.17μg
パントテン酸 0.39mg
ビオチン 6.35μg
ナトリウム 81.87mg
カリウム 213.75mg
カルシウム 62.45mg
マグネシウム 7.63mg
リン 68.63mg
鉄 0.83mg
亜鉛 0.22mg
銅 0.06mg
マンガン 0.23mg
ヨウ素 4.35μg
セレン 3.3μg
クロム 2.13μg
モリブデン 4.43μg
食物繊維総量 0.63g
食塩相当量 0.21g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多い成分としてはビタミンK、ビオチン、カリウム、カルシウム、鉄、銅、
セレン、モリブデンとなっています。
カリウム、カルシウム、鉄分が比較的多いため
おやつとしては優秀な部類に入るかと思います。
カルシウムは骨を作るのに必要ですし、カリウムは体内の塩分を体外に排出する作用がありますし、
鉄分は妊娠中期以降に不足する方が多いため、特に必要な成分となっています。
つわり時期でかりんとうしか食べられない場合は?
つわり時期でかりんとうしか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、かりんとうを食べられる時に食べると良いでしょう。
かりんとうしか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配という方もおられると思いますが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、
心配する必要はありません。
問題となるのは食べづわりの方で、
かりんとうを食べてつわりが和らぐ場合、
かりんとうをついつい食べ過ぎてしまいがちなお菓子ですので、
カロリー過多に繋がってしまいます。
ですので、あらかじめ1日に食べる本数を決めておき、
1回に月、1本から1本の半分食べるというようにちょっとずつ食べることで
食べ過ぎを軽減することができます。
まとめ
かりんとうは妊娠中のどの時期においても食べることができます。
ただし、かりんとうはついつい食べ過ぎてしまいカロリー過多になりやすいお菓子でもあるので、
食べ過ぎには注意が必要です。
日常的に食べ過ぎていると肥満や妊娠糖尿病の原因になりますので、
注意してください。
おやつとしてスナック菓子を食べるよりも
妊娠中に必要な栄養が多いため、
かりんとうは妊娠中にとって結構優秀なおやつになります。