妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
フォーは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のフォーについて紹介致します。
妊娠中フォーは食べても良いの?
結論を言うと、激辛でなければどの種類のフォーでも食べて構いません。
フォーは米粉から作られているベトナム北部で食べられる食材で、
ベトナムの妊婦さんもフォーを食べて生活をしています。
パクチーは大丈夫なの?
ベトナム料理と言えばパクチーがつきものですが、
当然フォーの中にも入っています。
パクチーは香草なのですが、
例えばレモングラスのように子宮収縮作用があるわけではないので、
妊娠中のどの時期においても特に制限なく食べても構いません。
トムヤムクンフォーは食べても良いの?
トムヤムクンが激辛でなければ食べて構いません。
トムヤムクンにはレモングラスが使用されていますが、
入っている量が少量ですので、特に問題なく食べることができます。
激辛料理がなぜよくないのか?
激辛料理を食べると人によっては腹痛や下痢を起こすことがあります。
ひどい下痢になると子宮が収縮し胎児に良い影響は与えません。
また、激辛に強い人の場合でも食べ続けることにより
痔になるリスクが高まります。
妊娠中に痔になると治療などが限られる可能性があるため、
激辛料理は避けるように言われています。
なお、ピリ辛程度の辛さであれば問題はありません。
激辛料理を食べたとしても胎児には直接的に影響はありません。
フォーの栄養は?
フォーの料理によって異なりますが、
鶏肉のフォーの場合、1人前(547.1g)あたりの栄養を見てみると
エネルギー 312kcal
タンパク質 12.47g
脂質 8.64g
炭水化物 45.9g
ビタミンA 65.65μg
ビタミンD 0.22μg
ビタミンE 0.98mg
ビタミンK 63.08μg
ビタミンB1 0.11mg
ビタミンB2 0.27mg
ナイアシン 6.07mg
ビタミンB6 0.27mg
ビタミンB12 0.44μg
葉酸 72.27μg
パントテン酸 1.59mg
ビオチン 4.81μg
ビタミンC 24.78mg
ナトリウム 790.45mg
カリウム 530.8mg
カルシウム 88.68mg
マグネシウム 30.97mg
リン 175.35mg
鉄 1.97mg
亜鉛 1.09mg
銅 0.11mg
マンガン 0.16mg
ヨウ素 2.74μg
セレン 12.15μg
クロム 2.57μg
モリブデン 23.31μg
食物繊維総量 1.42g
食塩相当量 2.02g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多い成分としては
ビタミンK、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、
ナトリウム、カリウム、鉄、セレン、モリブデンとなっています。
妊娠初期には葉酸が通常よりも必要となるため、
葉酸が多く含まれているのは嬉しいです。
また、鉄分も意外と多く含まれていますので、
妊娠中期以降からもおすすめと言えるでしょう。
若干塩分が多いですが、1食として考えると許容範囲ではあります。
鶏肉フォーに足りていない栄養としては、
ビタミンA、ビタミンD、カルシウム、タンパク質、カロリーあたりでしょうか。
ですので、フォーにもっとお肉やお魚を入れたり、
ビタミンD及び食物繊維を補うためにきのこを入れると良いでしょう。
カルシウムについては、別の料理や飲み物から摂り入れると良いです。
フォーのおすすめレシピは?
定番で言えば鶏肉フォーになります。ナンプラーや塩胡椒で味付けをします。
カレー風味のフォーもおすすめです。
カレーがちょうど良い辛さであれば問題ないので、
妊娠中でも安心して食べることができます。
他に、牛肉とレタスのフォーや挽き肉とライムを入れたカオソーイ、
フォーの揚げやきそば、牛肉ときのこのフォー、海老のフォー、フォーの炒め物などがあります。
基本的にナンプラーで味付けをするので、ナンプラーは必須になりますが、
これさえあれば、フォー料理が楽しめるかと思います。
まとめ
妊娠中のどの時期においても激辛の味付けでなければ、
どの味付けのフォーでも食べて構いません。
鶏肉や牛肉、挽き肉、海老などを入れた様々な種類のフォーがありますので、
妊娠中はどの味付け、どの具材のフォーでも楽しめるかと思います。