妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ほっとレモンは飲んでも良いのでしょうか?糖の摂りすぎになったりしないのでしょうか?
こちらでは妊娠中のほっとレモンについて紹介致します。
妊娠中ほっとレモンは飲んでも良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもつわり時期でもほっとレモンは飲んでも構いません。
ただし、ほっとレモン1杯中(カルピスのほっとレモン280mlの場合)に
糖類は33.32g含まれていますので、これを1日に何本も飲むと糖類及びカロリーの摂りすぎになってしまいますので、
つわり時期ではない場合1日に何本も飲むというのは控えてください。
飲み過ぎるとどうなるの?
ほっとレモンを飲み過ぎるとカロリー及び糖類の摂りすぎになってしまいます。
カルピスのほっとレモン280ml中のカロリーは約123kcalで糖類は33.32gも含まれていますので、
これを例えば1日に3本飲んだとするとほっとレモンだけでカロリーは369kcal摂取することになり、
糖類に関しては99.96g摂取することになってしまいます。
これを毎日続けたとするとカロリーの摂りすぎが続くことになり
肥満の原因になります。糖類も当然のことながら摂りすぎているため
妊娠糖尿病の原因にもなります。
特に肥満になると、妊娠糖尿病だけでなく妊娠高血圧症のリスクも高くなりますので注意が必要です。
1日の糖類の摂取目安はどれくらい?
では、1日にどのくらいの糖類を摂取していいのかというと、
世界保健機関(WHO)では、次のように述べています。
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する
引用:食品安全委員会
健康の増大を図るのであれば、1日の遊離糖類は25g以下に抑えなければなりませんが、
この数値は相当意識しないと実現出来ない数値なので、
こちらではWHOの推奨するエネルギー総摂取量の10%未満を用いて考えていきます。
となると、1日の遊離糖類摂取量は50g未満ということになります。
なお、遊離糖類というのは砂糖をはじめ、ショ糖、果糖、ぶどう糖、蜂蜜、果汁、シロップなどのことを指します。
目安としては1日50g未満なので、ほっとレモンを飲む量としては
1日飲んだとしても1本にとどめておいた方が良いでしょう。
これに加えて、おやつも食べるでしょうからそうなると1日50g未満という数値は軽く超えてきます。
おやつのカロリーを一部ですが見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
このようになっています。
例えばプリンやアイスを食べただけで16gもの砂糖を摂取することになるため、
そこにほっとレモンを加えるとぎりぎり50g未満ということになってしまいます。
ケーキなどの洋菓子を食べると簡単にWHOの提言する量は超えてきます。
つわり時期でほっとレモンしか飲めない場合は?
つわり時期でほっとレモンしか口に出来ない場合は、糖類や栄養のことはいったん気にせず
飲んでいただいて構いません。
つわり時期の考え方としては食べられるもの(飲める物)を食べられる時に食べられるだけ食べるというのが基本的な考え方ですので、
もしほっとレモンしか飲めないのでしたら、ほっとレモンを飲むようにしましょう。
ほっとレモンしか飲んでいなく栄養面でお腹の赤ちゃんが気になる方もおられると思いますが、
お腹の赤ちゃんはママの蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、心配する必要はありません。
しかし、長くほっとレモンしか摂取出来ない場合は、一度産科医に相談することをおすすめします。
ほっとレモンの蜂蜜は大丈夫なの?
ほっとレモンにははちみつが含まれている物があります。
蜂蜜は赤ちゃんに与えてはいけないと聞いたことがあると思いますが、
これはボツリヌス菌が存在する可能性があり、内臓系など未熟な赤ちゃんは
感染する可能性があるから1歳未満の赤ちゃんには与えないように言われています。
では、お腹の赤ちゃんは大丈夫なのかというと大丈夫です。
ママが摂取した蜂蜜、そこにボツリヌス菌が存在したとしても
胎盤を通して菌が移行するということはありません。
ママに感染することもありません。菌は胃酸によって死滅しますので、
このあたりは安心して飲んでいただいて問題ありません。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもほっとレモンは飲んでも構いませんが、
1日に何本も飲むと何杯も飲むとカロリー及び糖類の摂りすぎになってしまいます。
たまになら特に問題はないのですが、日常的に摂りすぎが続くと
肥満の原因になり、妊娠糖尿病の原因にもなります。
また、肥満になると妊娠高血圧症のリスクも高くなりますし、
太っていると難産になる傾向があり、帝王切開での出産の確率が高くなりますので、
肥満には注意が必要です。
つわり時でほっとレモンしか摂取出来ない場合は、
とりあえず糖類のことは置いておいて摂取出来る物を摂取してください。