妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
サイゼリヤに行くのはおすすめなのでしょうか?
様々なメニューがありますが注意しなければいけないメニューはあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のサイゼリヤについて紹介致します。

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妊娠中サイゼリヤに行っても良いの?

サイゼリヤのエスカルゴ

妊娠中サイゼリヤに行くのは全然構いません。
値段も安価ですし美味しいですし、外食はストレス軽減にも繋がるため良いことです。

パスタやピザ、サイドメニューなど様々な料理がありますが、
妊娠中に注意しなければいけないものも中にはありますので見ていきましょう。

注意しなければいけないメニューとは?

注意しなければいけないメニューは大まかに野菜を除いた生ものです。

一つ一つ見ていきましょう。

・生ハムのプロシュート

生ハムは生の豚肉になりますので、注意が必要です。
一般の方が食べる分には特に問題になることはないのですが、
妊娠中に食べると、トキソプラズマに感染する可能性があります。

なお、サイゼリヤ本社に確認したところ2023年12月現在使用している生ハムは海外産のものになり、
トキソプラズマの検査はしていないということでした。
常温で運ばれてくるのと熟成40ヶ月以上の生ハムではないというご回答をいただいたため、
トキソプラズマが存在する可能性がありますので、妊娠中は控えた方が良いでしょう。
※今後生ハムの輸入先が変更になる可能性はあります。

妊娠中に初感染(過去に感染したことがない)すると
胎盤を通して胎児に移行することがあり、
移行すると、特に妊娠初期では重症化しやすくその場合死産や流産のリスクが増大したり、
水頭症、脈絡膜炎による視力の障害、脳内石灰化、精神運動機能障害などが起こる可能性があります。
参照:NIID国立感染研究所

妊娠中生ハムを食べてしまった!大丈夫なの?

・タラコソースシシリー風

タラコソースシシリー風のタラコは生です。
確率的には非常に低い確率であまり気にする必要はないのかも知れませんが、
リステリア菌に感染することがあります。

リステリア菌に感染してもほとんどの場合が無症状あるいは軽症で
この状態だと特に問題はないのですが、
稀に高熱が出たりだとか侵襲型と呼ばれる症状が出る場合があります。

こうなると胎児に感染する可能性が出てきます。

母体の症状としては、無症状の場合と軽いインフルエンザ様の症状が出ます。重篤な症状になると敗血症や髄膜炎になることもあり、
海外では死亡例も確認されています。
参照:MSDマニュアル家庭版

参照:厚生労働省

母体だけなら、特に重い症状にはなりにくいのですが、問題は胎児です。
リステリア菌に感染すると胎盤を通して胎児にも感染する可能性があり
その場合、20%程度の確率で流産もしくは子宮内胎児死亡があったという研究データがあります。
また、生存し分娩に至った児のうち68%に新生児リステリア感染症が認められ、
肺炎、敗血症、髄膜炎が主な症状であり、治療しても24%が死亡、12%に神経学的後遺症を認めたとあります。
参照:佐野産婦人科

リステリア菌に感染すること自体が稀で、さらに重症になるのはもっと稀ですので、
気にすることはないのかもしれませんが、もし心配であれば食べないようにしましょう。

リステリア菌の感染率は?妊娠中は注意した方が良い?

・バッファローモッツァレラ

バッファローモッツァレラは加熱されていないモッツァレラが使われています。
妊娠中はナチュラルチーズには気をつけるように言われていますが、
これは、海外の乳の段階で非加熱の乳を使ってチーズを作っている物に限ります。

サイゼリヤで提供されるナチュラルチーズはモッツァレラに関しては、
海外産なのですが、乳の段階で低温殺菌されており、
リステリア菌の検査をして合格したもののみを扱っていますので、
妊娠中であっても食べることができます。

サイゼリアで提供される粉チーズなどナチュラルチーズ(パルメザンチーズなど)は
全て検査に合格したものを使用していますので、妊娠中であっても安心して食べることができます。
※サイゼリヤ本社に確認しました

注意しなければいけないのは、乳の段階で殺菌していないものを使用して作ったナチュラルチーズでこちらを食べると稀にリステリア菌に感染することがあります。

・カルボナーラや柔らか青豆の温サラダ

カルボナーラには生卵が使用されており、柔らか青豆の温サラダには温泉卵が使用されています。
また、半熟卵のミラノ風ドリアには半熟卵が乗っています。

いずれも生に近いものになっており、注意しなければいけないのは
サルモネラ菌による食中毒になるのですが、

かかる確率が極めて低い(0に近いくらい)ので、こちらはあまり気にする必要はありません。
サイゼリヤは昔からありますが、これら生卵系で食中毒が出たことは一度もありません。

注意しなければいけないのは、賞味期限を過ぎた生卵の中でも
サルモネラ菌に汚染された汚染卵です。

新鮮なものであれば汚染卵を食べたとしても、
サルモネラ菌の食中毒にかかることはまずありません。

ですので、こちらは気にされる方のみ食べないようにすれば良いでしょう。

妊娠中生卵を食べてしまった!大丈夫なの?

・ティラミス クラシコ

ティラミスにはマスカルポーネチーズというナチュラルチーズが使用されていますが、
上記で言ったように検査に合格したものしか使っていませんので、
こちらに関しては心配いりません。

ちょっと気にしなければいけないのが、若干アルコール成分が含まれていることでしょう。
とはいえ、ビール1本飲むなどの量ではなく、微量なので
特に気にする必要はないのですが、気になるという場合は避けてください。

また、コーヒーが使われていますが、カフェインについては
コーヒーなら1~2杯程度なら飲んでも良いという日本の医師は多くいますし、
海外の規定でも1日にカフェイン200mgまでなら良いと言っている国がいくつかあります。
ちなみにWHOは1日に300mgまで(マグカップ2杯程度)は良いと言っています。

ですので、ティラミスに含まれるコーヒー成分は特に気にする必要はありません。

妊娠中ティラミスは食べてもいいの?注意点はあるの?

他のメニューは気にしなくていいの?

ワインなどアルコールを除いて心配なく食べることができます。
ドリンクバーについては、コーヒーを多量に飲まなければ、
どの種類であっても一般的な量であれば問題ありません。

もちらんエスカルゴもしっかりと加熱されていますので、問題なく食べることができます。

一部気になるとしたらペンネアラビアータなどの辛いものを食べても良いか心配される方も
おられると思いますが、ピリッとした辛さであれば特に問題ありません。

サイゼリヤには激辛メニューはありませんが、一般的に激辛と言われるものを食べると、
辛さに耐性がない方が食べると下痢になる可能性があります。
また、耐性があったとしても毎日のように食べ続けると痔になるリスクが増加しますので、
激辛料理は控えた方が良いでしょう。

マルゲリータピザにはチーズが乗っていますが、
こちらは加熱されていますので、問題ありません。
といっても、サイゼリヤで提供されるナチュラルチーズは調理段階で加熱されていなくても
問題はないのですが。

たらことエビのドリアに関してはこちらは加熱されていますので、
リステリア菌の心配をする必要はありません。

というように、基本的に加熱されているものでしたら、
妊娠中であっても問題なく食べることができます。

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まとめ

妊娠中サイゼリヤに行くのは外食としておすすめです。
ただし、注意しなければいけないメニューもありますので、
その点だけ上記に書きましたので、どれが注意が必要なのか確認ください。

基本的には加熱されているものは安心して食べられると思ってもらって良いです。

ただし、コーヒーをがぶ飲みしたり、アルコールを飲むということは早産などのリスクを高めてしまいますので、
そういったことは避けてください。

サイゼリヤは値段が安価な上に料理が美味しいし、入りやすいというお店になっていますので、行かれたときはサイゼリヤを思う存分楽しんでください。

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