妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
しゃぶしゃぶは食べても良いのでしょうか？
こちらでは妊娠中のしゃぶしゃぶについて紹介致します。
妊娠中しゃぶしゃぶは食べてもいいの？
結論から言うと食べても問題ありません。
ですが、しゃぶしゃぶのお肉が赤い状態で食べるのはNG。
ちゃんと全体が白くなるまでしゃぶしゃぶしてから食べるようにしてください。
他の野菜についても妊娠中に気をつけなければいけないものはありませんので、
しゃぶしゃぶを楽しむことができます。
また、肉ではなくブリなどの魚でしゃぶしゃぶをする場合、
魚の中心部までしっかりと火を通すことが大事です。
生の部分が残っていると、リステリア菌が存在する可能性がありますので、
リステリア菌の食中毒にかかる可能性がありますので、
しっかりと火を通すようにしてください。
肉にちゃんと火が通っていないとどうなるの？
肉にちゃんと火が通っていない状態、
つまり赤い部分が残っている状態だと、
トキソプラズマが残っている可能性がありますので、
最悪感染してしまう可能性があります。
トキソプラズマに感染するとどうなるの？
妊娠中にトキソプラズマに初感染すると
胎盤を通して胎児に移行することがあり、
移行すると、特に妊娠初期では重症化しやすくその場合死産や流産のリスクが増大したり、
水頭症、脈絡膜炎による視力の障害、脳内石灰化、精神運動機能障害などが起こる可能性があります。
参照：NIID国立感染研究所
というように胎児に影響を及ぼしてしまう可能性がありますので、
中心部までしっかりと火が通ったものを食べるようにしてください。
注意点はあるの？
注意点としては、お肉にしっかりとを火を通すことと、
生肉を取る箸と食べる箸をわけてください。
一緒くたになっているとトキソプラズマに感染する可能性が出てきますので、
きっちりと分けてください。
その他の注意点は特にありませんので、
しゃぶしゃぶを楽しんでください。
毎日しゃぶしゃぶとなると栄養バランスに偏りが出てくる可能性がありますが、
たまに食べるのでしたら、量のことは気にせず食べてもらって良いです。
しゃぶしゃぶの出汁も好きな物を選んで構いません。
しゃぶしゃぶを食べるメリット
しゃぶしゃぶで使用する肉は主に豚肉ですが、
豚肉はタンパク質だけでなく、ビタミンB1も豊富に含まれています。
ビタミンB1は疲労回復のビタミンと呼ばれており、妊娠中には嬉しいビタミンとなっています。
また、様々な種類の野菜を摂取できるのも非常に良いメリットになりますし、
キノコ類も入っていますので、食物繊維もしっかりと摂取することができます。
締めには雑炊にする方も多いと思います。
そこでも卵のタンパク質が摂取できますし、
炭水化物であるご飯も摂取でき、脳にエネルギーを送ることができます。
まとめ
お肉の取り箸を分けることと、肉にしっかりと火を通すことで、
妊娠中でも安心してしゃぶしゃぶを食べることができます。
おそらく毎日しゃぶしゃぶをするというわけではないと思うため、
たまに食べる分でしたらあまり量など気にせず食べてもらって大丈夫です。
お肉を食べることでタンパク質やビタミンB1が摂取でき、
野菜を食べることで、ビタミンB群やビタミンAなどのカロテンが摂取できますし、
キノコ類を食べることによって食物繊維も摂取出来るため、
しゃぶしゃぶは栄養バランスのとれた料理と言えるでしょう。
雑炊にする際は、できれば卵にしっかりと火が通るようにしましょう。
