妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
たくあんは1日にどれくらいの量食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のたくあんについて紹介致します。
妊娠中たくあんはどれくらい食べてもいいの?
たくあんの成分で気をつけなければいけないのが塩分です。
妊娠中の1日に摂取しても良い塩分は
厚生労働省によると妊娠中の1日の塩分量は6.5g未満にするように言っております。
たくあん1切れの塩分量は厚さにもよりますが、
およそ0.23gの塩分が含まれています。
100gで表すと2.5gの塩分が含まれています。
ですので、1日にどれくらいの量のたくあんを食べてもいいかというと、
普段食時が食べられる状態で考えると、たくあん4枚程度で抑えた方が良いでしょう。
なお、つわり時期でたくあんしか食べられないと言う場合は、
あまり塩分のことは気にせず食べても問題ありません。
つわりが終われば塩分の量や栄養も考えた食生活に戻せば良いでしょう。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたとしても特に問題はないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると
さらにむくみがひどくなったり、高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
ですので、塩分の摂り過ぎには十分に注意してください。
どんなものに塩分は多く含まれているの?
たくあんもそうですが、他にもインスタントラーメンなどにも多く含まれており、
種類によって塩分量は異なる物の1杯あたり3~6g程度の塩分が含まれています。
また、カレーやシチューなどにも多くの塩分が含まれています。
五訂増補日本食品標準成分表を見てみるとカレーは1食あたり2.3gの塩分が含まれています。
クリームシチューは1.7gの塩分が含まれています。
お味噌汁は1杯あたり約1.2gの塩分が含まれています。
また、加工された食品には塩分が多く含まれている傾向にありますし、
外食などをすると塩分を多く摂取することになる可能性が高まります。
というように、身近なメニューにおいても塩分は結構含まれています。
塩分を摂り過ぎている場合は?
塩分を摂り過ぎている場合は、塩分摂取量に気をつける他に、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
たくあんには結構塩分が含まれていますので、
1日に10切れなどたくさん食べていると塩分の摂り過ぎになる可能性があります。
食べたとしても1日4切れ程度でとどめておいた方が良いでしょう。
ただし、つわり時期でたくあんしか食べられないと言う場合は、
あまり塩分のことは気にせず食べても問題ありません。
つわりが終われば塩分や栄養のことを考えた食生活に戻してください。