妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
おはぎは食べても良いのでしょうか？何か注意点はあるのでしょうか？
こちらでは妊娠中のおはぎについて紹介致します。
妊娠中おはぎは食べても良いの？
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもつわり時期でも
おはぎは食べて構いません。
ただし、おやつなどで食べ過ぎるとカロリーの摂りすぎになりますので、注意してください。
どのくらいの量食べても良いの？
おはぎがおやつとした場合、
妊娠中の1日のおやつは厚生労働省の食事バランスガイドによると
200kcal以下と定められています。
おはぎのカロリーを見てみると、
1個67.26gあたり172kcalあります。
ですので、おやつとして食べる場合は1個食べることができます。
では、食事の白ご飯の代わりに食べる場合についてですが、
白ご飯1杯（100g）あたり168kcalとなっていますので、
この場合でも1個食べることができます。
食べすぎるとどうなるの？
おはぎを食べ過ぎるとカロリーの摂りすぎになる可能性があります。
1日程度カロリーを摂り過ぎたとしても
例えばおやつにおはぎを2個食べるなど、
特に問題はないのですが、日常的に食べ過ぎていると
カロリーの摂りすぎが続くことになりますので、
肥満や妊娠糖尿病のリスクが高まります。
肥満になると妊娠糖尿病だけでなく妊娠高血圧症のリスクも高まりますので注意が必要です。
おはぎの栄養は？
おはぎ1個（67.26g）の栄養を見てみると、
エネルギー 172kcal
タンパク質 4.65g
脂質 0.51g
炭水化物 38.94g
ビタミンA 0.17μg
ビタミンE 0.01mg
ビタミンK 1.33μg
ビタミンB1 0.09mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.42mg
ビタミンB6 0.07mg
葉酸 22.78μg
パントテン酸 0.27mg
ビオチン 1.79μg
ビタミンC 0.33mg
ナトリウム 62.71mg
カリウム 225.84mg
カルシウム 12.69mg
マグネシウム 23.41mg
リン 64.7mg
鉄 0.94mg
亜鉛 0.67mg
銅 0.15mg
マンガン 0.36mg
セレン 0.77μg
クロム 0.33μg
モリブデン 51.66μg
食物繊維総量 4.26g
食塩相当量 0.16g
このようになっています。
参照：カロリーSlism
この中で多い成分は食物繊維、銅、モリブデンになります。
白ご飯と比べるとビタミンB1と鉄が多いので、
鉄分補給と捉えるのであれば、白ご飯よりおはぎを食べた方が健康に良いことになります。
なお、鉄分は妊娠中期以降にたくさん必要になりますので、
様々な食材から鉄分を補うようにしましょう。
つわり時期でおはぎしか食べられない場合は？
つわり時期でおはぎなら食べられるという場合、
考え方としては、食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方になりますので、
おはぎを食べられる時に食べると良いです。
おはぎしか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配になるかもしれませんが、
お腹の赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、心配する必要はありません。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもおはぎは食べて構いません。
ただし、おはぎは1個あたり172kcalもありますので、
おやつとして食べる場合、2個以上食べるとカロリーの摂りすぎに当たりますので注意してください。
たまにおはぎをたくさん食べたとしても問題はないのですが、
日常的に食べ過ぎていると肥満や妊娠糖尿病の原因になりますので、
摂取カロリーには気をつけてください。
