つわり時期にカロリーメイトだけは食べられるという状態で、
カロリーメイトだけを食べ続けていても問題はないのでしょうか?
こちらではつわり時期のカロリーメイトについて紹介致します。
つわり時期にカロリーメイトだけ食べても大丈夫?
結論から言うとカロリーメイトだけ食べていても水分が摂れていれば、
問題ありません。
つわり時期の考え方としては食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、
例えそれがカロリーメイトだったとしても問題ありません。
なお、水分さえ摂れていれば、何も食べられない状態でも、
母体の栄養が胎児にいきますので、胎児に影響があるということ基本的にはありません。
カロリーメイトはどれくらい食べても良いの?
カロリーメイトで気になる成分としては、ビタミンAが挙げられます。
ビタミンAは妊娠初期に摂りすぎると赤ちゃんに器官形成異常が起こる可能性が高くなると言われています。
妊娠中の必要ビタミンA量は1日600μg
妊娠初期の摂取上限量は1日1500μgとなっています。
参照:にしのはら歯科医院
では、カロリーメイトにはどれくらいのビタミンAが含まれているのかというと、
4本(1箱)あたり385μgのビタミンAが含まれています。
ですので、妊娠初期のビタミンA摂取上限である1500μgまでカロリーメイトを食べるとしたら、
15本程度は食べられるということになります。
必要なビタミンAを摂取しようと思うと、カロリーメイト7本程度は食べれば必要なビタミンAは摂取できます。
ビタミンAは不足しすぎても赤ちゃんに影響が出る
ビタミンAは不足しすぎても赤ちゃんに器官形成異常が起こる可能性が高くなると言われていますので、
摂取しなさすぎにも注意しなければいけません。
カロリーメイトを1日にいくらか摂取出来ていれば問題にはならないのですが、
例えば、必要量に足りていない場合、
緑黄色野菜を使った野菜ジュース、ミックスキャロットなどを摂取することで
ビタミンAは補えます。
なお、野菜に含まれているビタミンAはβカロテンといい、
体内に入ると必要な分だけビタミンAに転換され、不必要なものは排出されますので、
摂りすぎになることはありません。
摂りすぎに注意しなければいけないのは、動物由来のビタミンAでこれをレチノールというのですが、
特にレバーなどに多く含まれていますので、
レバーは避けた方が良いのと、サプリメントからビタミンAを摂取すると
過剰摂取に繋がる恐れがありますので、ビタミンAの含まれるサプリメントも避けた方が良いでしょう。
つわり時期にカロリーメイトはおすすめ
カロリーメイトの販売元である大塚製薬も言っていますが、
妊婦さんの栄養補給になります。
カロリーメイトの栄養を見てみると、
4本(80g)あたり
エネルギー 400kcal
タンパク質 8.4g
脂質 22.2g
炭水化物 42.7g
-糖質 40.7g
-食物繊維 2g
食塩相当量 0.94g
カルシウム 200mg
鉄 2mg
マグネシウム 50mg
リン 100mg
ビタミンA 385μg
ビタミンB1 0.6mg
ビタミンB2 0.7mg
ビタミンB6 0.65mg
ビタミンB12 1.2μg
ナイアシン 6.5mg
パントテン酸 2.4mg
葉酸 120μg
ビタミンC 50mg
ビタミンD 2.8μg
ビタミンE 3.2mg
カリウム 100mg
このようになっています。
様々な栄養一式摂取できるので、カロリーメイトはつわり時期におすすめと言えます。
特に妊娠初期に必要になる葉酸も結構含まれていますので、嬉しいですね。
つわりが過ぎれば様々なものから栄養を摂取して
つわりが過ぎて何でも食べられるようになれば、
様々なものから栄養を摂取するようにしてください。
栄養バランスはもちろんですが、摂取カロリーや塩分にも気をつけてください。
つわり時期以外でカロリーメイトばかり食べるというのは、
どこかしらに栄養不足が生じる可能性があるため、
上記のように様々なものから栄養を摂取しましょう。
まとめ
つわり時期でカロリーメイトだけ食べるという生活は
多量に食べ過ぎなければ、特に問題ありませんし、
むしろ、何かのゼリーだけという食生活よりも
栄養が摂取できますので、おすすめの食品と言えます。
ただし、つわりが終わり何でも食べられるようになったら、
様々なものから栄養をバランス良く摂取するように心がけましょう。
カロリーメイトだけでは、どうしても補えない栄養もありますので。