妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
メロンは食べても大丈夫なのでしょうか?リステリア菌が心配なところです。
こちらでは妊娠中のメロンについて紹介致します。

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妊娠中メロンは大丈夫?リステリア菌は?

メロン

2018年4月9日のWHOの公表によると2018年3月2日にオーストラリアで
リステリア菌の集団感染があったとしています。
この感染の集団発生は、単一の栽培者から出荷されたロックメロンということで、
メロンからリステリア菌の集団感染が発生しました。
参照:厚生労働省検疫所FORTH

では、メロンは危ないのか?というと、
日本で生産されたメロンに関しては
日本の食品衛生法の厳しい基準をクリアしているので、
リステリア菌の心配はありません。

とはいえ、自宅で作ったメロンの場合は、メロンの表面にリステリア菌が存在している可能性がありますが。

市販されているメロンはほぼ問題ないのですが、
心配な場合は、メロンを切る前にメロンを水道水で洗ってから切ると
リステリア菌は流れていきますので、問題はありません。

さらに、切ってから4時間以内に食べれば、まずもって問題はありません。

リステリア菌は4℃以下の環境においても増殖するため、
仮にメロンの皮表面にリステリア菌が付着していたとして
それを洗わずに切ってしまうと、果肉にリステリア菌が移行します。

それを冷蔵庫を保存したとしてもリステリア菌の特性上増殖しますので、
洗わずに切ったメロンに関しては冷蔵庫で保存しても菌が増殖しますので、
リステリア菌に感染する可能性があります。

先にも言いましたが、市販されているメロンに関しては心配いりません。

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リステリア菌に感染するとどうなるの?

母体の症状としては、無症状の場合と軽いインフルエンザ様の症状が出ます。重篤な症状になると敗血症や髄膜炎になることもあり、
海外では死亡例も確認されています。
参照:MSDマニュアル家庭版

参照:厚生労働省

母体だけなら、特に重い症状にはなりにくいのですが、問題は胎児です。
リステリア菌に感染すると胎盤を通して胎児にも感染する可能性があり
その場合、20%程度の確立で流産もしくは子宮内胎児死亡があったという研究データがあります。
また、生存し分娩に至った児のうち68%に新生児リステリア感染症が認められ、
肺炎、敗血症、髄膜炎が主な症状であり、治療しても24%が死亡、12%に神経学的後遺症を認めたとあります。
参照:佐野産婦人科

というように胎児に影響を及ぼす可能性があり、重篤になる可能性もありますので、
リステリア菌には十分に注意しなければいけません。

メロンは妊娠中に嬉しい栄養が含まれている

メロンの栄養を見てみると、100gあたり、
カロリー45kcal
タンパク質 1.0g
脂質 0.1g
炭水化物 10.4g
水分 87.9g
カリウム 350mg
ビタミンC 25mg
葉酸 32μg

その他にビタミンA(βカロテン)なども含まれています。

ここで取り上げたいのは、カリウムです。
カリウムは体内の塩分を排出する働きがありますので、
塩分摂取が制限されている妊娠中には嬉しい成分となります。

また、メロンの大部分は水分で出来ているため、
水分補給にも役立ちます。

βカロテンは体内に入ると必要な分だけビタミンAに変換され、
必要ない分は体外へ排出されますので、
妊娠中のビタミンAの摂りすぎの心配はありませんし、
ビタミンAの補給にも役立ちます。

また、おやつとして食べることで、
通常のおやつを食べるよりもカロリーを抑えられますので、
健康的です。

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メロンはどれくらい食べてもいいの?

おやつとしてメロンを食べるとした場合、
妊娠中のおやつの量は厚生労働省の食事バランスガイドによると
1日200kcal以下が推奨されていますので、

それを守るとすると、
1日にメロンは400g程度食べることができます。
この量はメロン小玉(1kg)の1/8の可食部は103gですので、
4切れは食べれる計算になります。

とはいえ、これはあくまでも目安ですし、
メロンは毎日食べるわけでもないでしょうから、
たまに食べるメロンであれば、特に量は気にせず食べても大丈夫でしょう。

食べ過ぎた分はご飯の量を減らすなどして調節すれば問題ありません。

妊娠中メロンソーダは飲んでもいいの?量はどれくらい?

まとめ

海外でメロンによるリステリア菌の食中毒がありますが、
日本で販売されているメロンは日本の食品衛生法の厳しい基準をクリアしていますので、
海外のように食中毒が出るということはありません。

どうしても心配な場合は、切る前にメロンを水道水で洗って
4時間以内に食べると菌がいたとしても増殖できるほどの時間はないので、
安心して食べることができます。

また、とても甘いのですがそのほとんどが水分で出来ており、
カロリーも少ないので妊娠中には嬉しい食べ物と言えるでしょう。

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