妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
たこ焼きは普通に食べても良いのでしょうか?
生焼けの場合は何か問題になるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のたこ焼きについて紹介致します。
妊娠中たこ焼きは食べてもいいの?
全体にしっかりと火が通って(中心部が75℃以上で1分以上加熱)いたら
問題なく食べることができます。
生焼け具合の見分け方ですが、
竹串などで刺したときに小麦粉がどろっと付いてきたり、
食感がねっとりとしていたり、小麦粉の味がする場合は
火が完全に通っていないため、そのような場合は
再度加熱するようにしましょう。
基本的には何度もくるくる回していれば、中までちゃんと火が通っていますので、
生焼けになることはありません。
生焼けの場合食べたらどうなるの?
生焼けのものを食べてしまったら、少量であれば
問題ありませんが、多量に食べたのであれば
食中毒になる可能性が出てきます。
症状としては下痢や嘔吐、吐き気などが主な症状になります。
とはいえ、生焼けの場合食べた時に味が違うため
多量に食べるということはないと思われます。
どれくらいの量食べてもいいの?
毎日食べるということでなければ、
度を超した量でない限り、基本的には量のことは気にせず
食べて問題ありません。
なお、つわり時期でたこ焼きしか食べられないと言う場合は、
食べられる時に食べられるだけ食べるというのが基本ですので、
量など気にせず食べてもらって問題ありません。
ただし、つわりが終われば、栄養バランスや塩分などを意識した
食生活に戻してください。
ここから具体的にどれくらいの量食べても良いのか書くと、
一般的なたこ焼き1人前(8個)のカロリーは317kcalとなります。
妊娠中どのくらいの大きさのたこ焼きか、妊娠初期、中期、後期や
運動量によって1日の摂取カロリーは変わってきますが、
普通の生活をしているのであれば、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
ほどのカロリーが必要になります。
ここからおやつとして摂取するカロリー200kcalを差し引くと、
妊娠初期 1850kcal
妊娠中期 2050kcal
妊娠後期 2250kcal
となり、1日3食摂るとしたら、
1食は
妊娠初期 616kcal
妊娠中期 683kcal
妊娠後期 750kcal
となりますので、
妊娠初期 16個程度
妊娠中期 17個程度
妊娠後期 19個程度
が1食分という計算になります。
ですが、たまに食べるたこ焼きでしたら、
その日はカロリーや塩分などはあまり気にせず
たこ焼きを楽しんでもらって良いと考えます。
たこ焼きの塩分量は?
これはたこ焼きの種類やソースの量などによって変わってくるところでありますが、
NISSUIのたこ焼きを例に見てみると、
6個で塩分が3.3gとなります。
参照:NISSUI
妊娠中に1日に摂取しても良い塩分量は厚生労働省を見ると6.5g未満に制限するようになっています。
もしたこ焼きを毎日食べるのであれば、たこ焼きが1食として考えるのであれば、
6個食べるとそれだけで3.3gも塩分を摂取してしまいますので、
残りの2食は塩分3.2g未満で抑えなければなりません。
特に塩分が多いのはソースですので、
減塩ソースを使用したり、ソースの代わりにポン酢で食べることで
塩分を抑えることができますので、
塩分を気にされる方やつわり時期で毎日たこ焼きを食べると言う場合は、
そのように工夫してください。
塩分を摂り過ぎている場合は?
塩分を摂り過ぎている場合は、塩分摂取量に気をつける他に、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
たこ焼きは中までちゃんと火が通っていれば、
妊娠中でも問題なく食べることができます。
たまに食べるたこ焼きの場合ですと
塩分などはあまり気にしなくても良いのですが、
頻繁に食べるようであれば、ソースに塩分が多く含まれていますので、
減塩ソースを使ったり、ソースの代わりにポン酢を付けて食べるなど
工夫することにより塩分を抑えることができます。
なお、生のネギはちゃんと洗っているのであれば、
生で食べて問題ありません。