妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
イカスミは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のイカスミについて紹介致します。
妊娠中イカスミは食べても良いの?
結論から言うと火が通っていればイカスミのパスタなど食べても構いません。
イカスミにはタウリンが豊富に含まれており、
疲労回復に良いと言われています。
黒い成分は「メラニン」で高い粘着性をもっているため、
抗菌作用や整腸作用、血行促進など、脂質の少ない低カロリー食材として
価値が高いです。
また、ビタミンB2やビタミンEも豊富に含まれているため、動脈硬化予防やコレステロールの低下にも役立つと言われています。
参照:習慣NY生活
つまり、妊娠中もそれ以外でも健康に良い食材と言えます。
食べすぎるとどうなるの?
イカスミを食べ過ぎるとどうなるかについてですが、消化しきれなかった分が
便と一緒に排出されるため、便が黒くなることがあります。
それ以外は特に何も影響はありませんし、
黒い便が出たからと言って心配する必要もありません。
イカスミパスタならどのくらい食べても良いの?
1人前程度であれば問題なく食べることができます。
イカスミパスタに加えてサラダやスープなどを付けると
ちょうど良い食事になるかと思います。
イカスミパスタのカロリーは1皿分(乾麺で100g)で552kcal程度になります。
ですので、1回の食事において腹8部目程度に抑えることができます。
妊娠中のイカスミには嘘の都市伝説があった
妊娠中にイカスミを食べると生まれてくる赤ちゃんに黒いあざが出来るなどと
いったような都市伝説がささやかれたことがありましたが、
これは真っ赤な嘘ですので、ネット上にこのように書かれているものは無視していただいて構いません。
イカスミを食べると胃腸で消化分解されて吸収されます。
吸収された栄養は胎盤を通して胎児に運ばれますので、
タウリンやビタミンB2、ビタミンE、タンパク質、糖質などといった細かい成分になり
胎児の栄養になりますので、イカスミ自体が胎児に移行するわけではありません。
なぜこのような都市伝説が生まれたのかいきさつはわかりませんが、
妊娠中に食べてはいけない食材ではありませんので、
気にせず食べてもらって構いません。
もし注意しなければいけない食材なのだとしたら
厚生労働省よりアルコールやタバコなどと一緒に注意喚起がなされているはずです。
そういったものがありませんので、イカスミは問題ありません。
むしろ栄養豊富で健康に良いため、積極的に食べても良いでしょう。
妊娠中に注意しなければいけない食べ物は?
妊娠中に注意しなければいけない食べ物として、
先ほど挙げたアルコールの他に、生魚や生肉(刺身や魚卵、生ハムなど)、
インドマグロなどの水銀が多く含まれる魚種、
海外産のナチュラルチーズ。
妊娠初期では鶏レバーなどビタミンA(レチノール)を多く含む食材などが挙げられます。
簡単に言うと生のものと食べ過ぎには注意しましょうということになります。
ただし、生野菜などはしっかりと洗ってあれば問題ありません。
まとめ
妊娠中にイカスミは火が通っているのであれば食べても問題ありません。
仮に食べ過ぎたとしても便が黒くなるくらいで実害はありません。
変な都市伝説も出回っているようですが、
そういったことは医学的にもおかしなことですので気にしないようにしましょう。
イカスミは高タンパクですし、栄養も豊富に含まれていますので
妊娠中だけでなく積極的に取り入れたい食材です。