妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
辛ラーメンは食べても良いのでしょうか?もともと辛いもの好きな場合はどうなんでしょうか?
こちらでは妊娠中の辛ラーメンについて紹介致します。
妊娠中辛ラーメンは食べても良いの?
結論から言うと、辛ラーメンはピリ辛ではなく
明らかに辛いため、妊娠中はできるだけ避けた方が良いでしょう。
辛いものが好きな方でも、できるだけ食べないようにしましょう。
辛いものを食べるとどうなるの?
妊娠中は辛いものを控えるように言われたりしますが、
その理由は、胃腸の働きが弱くなったり、抹消血管に作用してうっ血、充血、
痔になる可能性があるからです。
参照:母子健康手帳アプリ
これは辛さが増せば増すほど作用してしまうため、
辛ラーメンなどのように非常に辛いものは避けるようにしましょう。
また、胃腸にダメージを受けてしまい、
下痢や胸焼けのリスクを高めてしまいます。
妊娠中に痔になると治療法はあるものの使える薬が限られてしまいますので、
妊娠中の激辛は避けた方が良いでしょう。
また、ひどい下痢になると子宮が収縮しますので、
流産などのリスクを高めてしまいます。
辛いものに強い場合で、辛ラーメンを美味しく食べれたとしても
強い香辛料は痔になる可能性を高めてしまいますので、
妊娠中は避けた方が良いです。
辛いものを食べると赤ちゃんに影響あるの?
ひどい下痢をした場合、その下痢により子宮が収縮されて
赤ちゃんに影響があることがありますが、
それくらいで、辛いものを食べたからといって赤ちゃんに影響することはありません。
とはいえ、痔になるリスクは高まりますので、妊娠中にしんどい思いをする可能性があるため、激辛のものは控えましょう。
普通のラーメンでも注意は必要
普通のラーメンでも食べる際は注意が必要です。
スープまで全て飲んでしまうと、塩分の摂り過ぎになる可能性があります。
ラーメンの塩分量はメーカーなどによって異なりますが、
1杯あたり6g前後含まれています。
カップラーメンでも4~5g程度の塩分は含まれています。
厚生労働省の食事バランスガイドによると
18歳以上の女性が1日に摂取しても良い塩分量は6.5g未満とされています。
ですので、ラーメンをスープまで全部飲み干すと、
それだけで1日の塩分量の大半を摂取してしまうことになりますので、
できれば、スープは飲まないようにした方が健康には良いでしょう。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を過剰摂取したとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に過剰摂取していると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
辛ラーメンはピリ辛という辛さではなく非常に辛いため、
妊娠中はなるべく避けた方が良いです。
激辛のものを食べると下痢や腹痛の原因になりますし、
末梢血管のうっ血、充血により痔になるリスクも高まります。
妊娠中に痔になると使用できる薬も限られますので、
できるだけ気をつけた方が良いでしょう。