妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
カスタードクリームは食べても問題ないのでしょうか?注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のカスタードクリームについて紹介致します。
妊娠中カスタードクリームは食べても良いの?
結論から言うと食べ過ぎなければカスタードクリームを食べても構いません。
ただし、中には洋酒が入っているものもありますので、
気になる場合は洋酒入りカスタードクリームは控えるようにしましょう。
知らずに洋酒入りカスタードクリームを食べてしまった場合は?
知らずに洋酒入りカスタードクリームを食べても香り付けのために入れており量が少ないため
特に問題になるようなことはありません。
気になる場合は次から気をつけましょう。
サルモネラ菌やリステリア菌は大丈夫?
カスタードクリームは製造過程で低温で加熱しますので、
サルモネラ菌もリステリア菌も死滅しています。
仮に加熱不足などでサルモネラ菌が存在したとしても、
卵の中にサルモネラ菌がいる割合は5000個~2万個に1個の割合で、
これを汚染卵というのですが、汚染卵にあたったとしても
新鮮な卵の場合は、その中にいる菌は10細胞程度なので、
体内に入っても食中毒になることはまずありませんので、心配する必要はありません。
ただし、夏場など暑い時期に長時間常温で置いておくと菌が存在した場合は
増殖していきますので、手作りの場合は常温に置いておかず冷蔵保存をするようにし、
できれば当日中に食べきった方が安心です。
手作りの場合、気になる場合は少し長く加熱すると安心して食べることができるでしょう。
どれくらいの量食べても良いの?
カスタードクリームは100gあたり176kcalとなっており、糖分は24.5gとなっています。
妊娠中のおやつ(間食)として1日に摂取して良いエネルギーは
厚生労働省の食事バランスガイドによると200kcal以下を目安に食べると良いとされていますので、
仮にカスタードクリームだけを食べるのであれば、100g食べても問題ないことになります。
なお、カスタードシュークリームの場合、大きさにもよりますが
1個(78.7g)あたり155kcalですので、1日に1個は食べても良い計算になります。
生クリーム入りのシュークリームであれば、カロリーはもう少し高くなりますので、
200kcal以下に抑えられるように計算すると良いでしょう。
おやつを毎日過剰に摂取していると栄養バランスの偏りや
カロリー過多により肥満や糖尿病などのリスクが高くなりますので注意してください。
カロリーを日常的に摂りすぎているとどうなるの?
毎日おやつなどをたくさん食べて普段の食事も普通に食べているとしたら、
カロリーの摂りすぎになり、肥満や糖尿病の原因になります。
肥満になると、母体の影響としては、妊娠糖尿病や睡眠時無呼吸症候群、
心機能障害、妊娠高血圧症候群肝臓や腎臓の障害が生じることがありますし、
胎児の影響としては、不育症になる可能性が高まり、帝王切開率が上昇してしまいます。
また、出産時の創部感染症のリスクも増加します。
特に妊娠糖尿病になると、胎児も高血糖の状態となり巨大児や奇形児が生まれる可能性につながります。
参照:おおこうち内科クリニック
ですので、妊娠中にカロリー過多になるような食生活を送っているのであれば、
食生活を改めてください。
まとめ
カスタードクリームは製造工程で弱火で加熱していますので、
殺菌されていますので、食中毒などの心配はありません。
カスタードクリームによっては洋酒が含まれている物もありますが、
基本的に香り付けのために入れており、入っている量は少ないので
1回食べたからといって特に問題になることはありません。
知らずに食べてしまって心配という場合は、次から気をつければ良いでしょう。
カスタードクリームは生クリームよりもカロリーが低いため、
あまりカロリーの摂りすぎになることはないかと思いますが、
妊娠中は1日のおやつのカロリーは200kcal以下に抑えることが推奨されていますので、
200kcal以下で収まるように食べるようにしてください。
カスタードシュークリーム1個程度なら毎日食べても問題ありません。