妊娠中は食べ物にしても飲み物にしても注意しなければなりません。
では、レッドブルは妊娠中に飲んでも大丈夫なのでしょうか？
こちらでは妊娠中にレッドブルを飲んでもいいかについて紹介致します。
レッドブルは妊娠中に飲んでもいいの？
レッドブルにはカフェインが入っています。
英国食品基準庁によるとカフェインは摂りすぎると自然流産を引き起こす可能性があるとしていますので、
注意が必要です。
カフェインは完全に摂ってはいけないというものではなく、
産婦人科医である竹内正人先生によるとコーヒーや紅茶は1日1～2杯程度ならOKとしています。
参照：ママ、あのね。
また、イギリス、カナダ、韓国などでは1日当たりの最大摂取量を200～300mgと定めています。
竹内先生のコーヒーなら1～2杯に当てはめて考えると、
コーヒーがインスタントコーヒーだとした場合、1杯に付きカフェインが60mg含まれているので、
合計120mgくらいまでなら摂取しても問題ないということになります。
レッドブルには1本中（250ml）に80mgのカフェインが含まれていますので、
カフェイン的には1日1本は大丈夫ということになります。
カナダなどの摂取量でいくと、1日2本くらいは問題ないということになります。
つまり、妊娠中にレッドブルは飲み過ぎに注意すれば飲んでも良いということになります。
どれくらいの量なら飲んでもいいの？
では、どれくらいの量飲んでもいいのかについてですが、
カフェイン的には1日に1～2本飲んでも、問題ありません。
ですが、レッドブルにはたくさんの砂糖が使用されています。
成分表を見てみると100mlあたり10.8gの砂糖が使用されていることがわかります。
これを1本（250ml）に当てはめると、1本中に砂糖は27g含まれていることになります。
WHO（世界保健機関）では砂糖摂取量は1日に摂る総エネルギーの5％未満に抑えるべきとされており、
これは砂糖25gに相当します。
参照：製鉄記念八幡病院
となると、レッドブルを1日に1本飲むと、それだけでWHOの掲げる1日の砂糖摂取量を越えてしまいます。
砂糖はレッドブルからだけでなく、料理にも含まれていますし、当然お菓子にも含まれていますので、
レッドブルだけで25g以上の砂糖を摂取するというのは、いただけません。
しかし、日本人の砂糖摂取量の平均は1日に69gは摂取していると言われています。
参照：NATIONAL GEOGRAPHIC
ですので、平均値と照らし合わせると1日にレッドブルを1本飲んでも
特に問題はないということが言えます。
体重の増減は個体差がありますので、
太りやすい体質の方や体重を気にされている方は、
レッドブルを1本摂るとWHO的には砂糖の摂り過ぎにあたるため、
気をつけましょう。
1日に1本ではなく、3日に1本飲む、あるいは1日に半分だけ飲むなどの工夫をすると良いかもしれません。
ということで、こちらでは多くても1日1本のレッドブルを飲んで良いと考えます。
飲み過ぎるとどうなるの？
飲み過ぎるとどうなるのかについてですが、
まずカフェインの観点から見てみると、
レッドブルだけで1日300mgのカフェインを摂取しようとすると、
レッドブルをおおまかに4本飲むことになります。
これだけ摂取すると、カフェインの摂りすぎにあたり、
上記でも書いたように自然流産する可能性が高くなるのと、
死産する可能性も高くなってしまいます。
次に砂糖の量で考えると、
レッドブル1本中に27gもの砂糖が含まれているため、
1日に何本も何本も摂取すると砂糖の摂り過ぎになり、
肥満になる可能性を高めるだけでなく、
糖尿病になる可能性も高めてしまいます。
次にカロリーの面で考えてみると、
通常のレッドブル（250ml）中には45kcal含まれています。
これを例えば3本飲んだとすると、レッドブルだけで
135kcal摂取することになります。
カロリー的にはバナナ1本よりちょっと多いくらいに相当するのですが、
飲み過ぎると、それだけでお腹いっぱいになり
食事に影響が出る可能性も考えられます。
そうなると、栄養バランスが偏ったりすることもありますので、
こちらも注意が必要になってくるでしょう。
ただし、つわりの時にレッドブルしか飲めないという場合は、
カフェインの量に注意しながら飲むと良いかと思います。
それ以外で、ただ飲みたいからなどという理由でたくさん飲むということは
控えた方が良さそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
健康面を考えると1日に1本飲むというのは、やめた方が良さそうです。
飲むとしても、1日に半分の量にするとか、3日に1本飲む程度に
とどめた方が健康には良さそうです。
どうしても我慢出来ない場合、我慢をするとストレスが溜ると行った場合は、
ストレスを溜めることが問題となってくるので、
そういった場合は、1日に1本ないし2日に1本程度飲んでも構わないと考えます。
