柿の種はピリッと辛いおかきにピーナツの入ったお菓子ですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらでは柿の種と子供について紹介致します。

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柿の種は子供は何歳からいつから食べても良いの?

柿の種

柿の種の原材料を見てみると、

うるち米粉(国産)、でん粉、ピーナッツ(ピーナッツ、植物油脂、食塩)、しょうゆ、砂糖、魚介エキス調味料、たん白加水分解物、こんぶエキス、食塩/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、ソルビトール、着色料(カラメル、パプリカ色素)、乳化剤、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・落花生・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

引用:亀田製菓

このようになっており、気になるのは食塩とピーナッツでしょう。
唐辛子については激辛ではなくピリッと辛い程度なので、こちらは気にしなくても良いです。

では、ピーナッツから見ていくと、
ピーナツは喉に詰まらせて窒息する可能性があります。
消費者庁を見てみると、平成26年から令和元年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことにより、
14歳以下の子供が80名死亡しており、そのうち5歳以下が73名で9割を占めていたとあります。

特にかみ砕くちからや飲み込む力が十分ではない子供が豆やナッツ類を食べると、
窒息してしまったり、肺炎を起こすリスクがあるとのことです。
参照:消費者庁

ですので、ピーナツを与えるのは6歳以上になってからの方が望ましいということになります。
消費者庁でも5歳以下の子供に硬い豆やナッツ類は食べさせないように提言しています。

ですので、柿の種のピーナッツ入りを与える場合、
6歳からということになります。

ですが、柿の種はピーナッツが入っていないものもあります。
そちらはどうなんでしょうか?

問題は食塩ですが、
3歳の子供の1日の塩分摂取量は男子で4.0g未満、女子で4.5g未満となっており、
柿の種には1個包装あたり0.38gの塩分が含まれています。

この程度の塩分量でしたら2個包装など食べ過ぎない限り特に気にする必要はないでしょう。

何歳から食べることができるのかについては、歯の生えそろい具合で決まってきます。
歯が生えそろうのは個人差がありますが、2歳半から3歳半には乳歯が生えそろうと言われています。
ですので、柿の種は歯が生えそろう3歳前後からピーナッツを除いて与えることができます。

柿の種はどれくらいの量摂取しても良いの?

2歳の子のおやつの摂取カロリーは150kcal程度、
3歳の子のおやつの摂取カロリーは200kcal程度と言われています。
参照:おつまみ研究所

柿の種は1個包装あたり136kcalとなっています。
3歳の子はおやつとして200kcalですので、1個包装なら摂取しても構いません。
2歳の子でもカロリー的に見れば1個包装食べる事が可能です。

ただし、子供はジュースも一緒に飲む家庭もあるかと思います。
ジュースは100mlあたり40~50kcal程度なので、
3歳の子の場合だと、柿の種1個包装とジュース100ml与えても問題はありませんが、
2歳の子の場合だと、ジュースまで飲んでしまうとおやつとしてのカロリーを摂り過ぎてしまうことになります。

ですので、例えば2歳半の子だと柿の種1個包装与えた場合、
ジュースではなくカフェインや糖類の含まれていない麦茶などの飲み物を与えると良いでしょう。

アレルギーには気をつけて

柿の種のアレルギー成分を見てみると、
小麦・卵・落花生・大豆・鶏肉・豚肉となっており、
本品製造工場では、えび、乳を含む製品を製造していますと書かれています。

3歳あたりだと、だいたいのものはすでに摂取しており、
何にアレルギーがあるのかはわかると思うのですが、
ピーナッツやえびは初めて与えるという場合も少なくないでしょう。

ピーナッツは取り除いたとしても、おかき自体にピーナッツの成分がついているため、
ピーナッツを初めて与えると言う場合は、柿の種のおかき部分を一口与えて2~3時間程度様子を見てみましょう。
えびも同様です。

多くの場合は2~3時間も様子を見れば問題はないのですが、
アレルギー症状の出方は遅発型や遅延型と呼ばれる、
半日程度してから発症するケースや1~2日してから発症するケースなどがありますので、
心配な場合は1日程度様子を見ても良いかと思います。

保管場所にも注意して

柿の種を子供のわかる場所や手の届くⅠに置いておくと
勝手に食べてしまう恐れがあります。
特にピーナッツ入りの柿の種の場合は、勝手に食べられると
喉詰めのリスクがありますので、大変危険です。

ですので、保管場所は子供のわからない場所で手の届かない場所に保管するようにしましょう。

食べさせるときの注意点

ピーナッツを取り除いても誤嚥する可能性はありますので、
食べさせる時は保護者の方が必ず見守った状態で食べさせるようにしましょう。

柿の種は一口サイズなので、割って食べさせる必要はありませんが、
もし大きめのおやつを食べさせる時は一口サイズに割るなどして食べやすいようにしてください。

食べた後は虫歯予防をしよう

柿の種はうるち米や小麦、デンプンが含まれており、
これらは唾液で分解され糖へと変わります。
これをそのままにしておくと糖を餌に菌が増殖して
虫歯のリスクが高くなりますので、食べ終わった後は歯磨きを行ないましょう。

歯磨きが難しいようならうがいだけでも行なうようにしましょう。

まとめ

柿の種には基本的にピーナッツが入っていますので、
ピーナッツも食べさせるのであれば、6歳からということになります。

ピーナッツを取り除く、あるいはピーナッツの入っていない柿の種の場合は、
歯が生えそろう3歳あたりから食べさせても良いでしょう。
ですが、アレルギーには注意してください。

3歳くらいですと、食べさせる量としては1個包装分がちょうど良いカロリーとなります。

食べ終わったら虫歯予防も忘れずに行なってください。

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