カヌレは子供は何歳からいつから食べても良いの？

カヌレはフランスのお菓子で日本でも流行っているお菓子ですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか？
こちらではカヌレと子供について紹介致します。

カヌレは子供は何歳からいつから食べても良いの？

カヌレの基本的な原材料を見てみると、
牛乳、バニラペースト、薄力粉、強力粉、グラニュー糖、卵黄、全卵、ラム酒、無塩バター
となっています。

ここで気になるのはラム酒が入っていることですが、
生地を作る過程で入れ、その後焼き上げますのでアルコールは飛びますので、
子供が食べても問題ありません。

次に気になるのはグラニュー糖です。
砂糖は何歳から摂取しても良いのか見てみると、
米国心臓協会では次のように述べています。

「1日の添加砂糖は、小児が25ｇ以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。

引用：ダイヤモンドオンライン

次に、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。

歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。

引用：mamasta

ですので、米国心臓協会の提言を守るのであれば、
2歳から食べることができますが、虫歯を気にされる場合は3歳あたりから与えた方が良いでしょう。

1歳の子供が食べたらどうなるの？

離乳食が終わりパクパク期が始まっていれば
様々なものが食べられるようになるので、
たまに与える分には特に問題はないでしょう。

ただし、甘いものが癖になってしまうと将来の肥満や糖尿病などの
生活習慣病のリスクが増大しますので、与えるとしても癖にならないように注意してください。

どれくらいの量食べても良いの？

子供のおやつの量は1～2歳は150kcalまで。
3歳以降は200kcalまでとされています。

カヌレのカロリーを見てみると、
1個83.6gあたり179kcalとなっています。

ですので、1～2歳の子供は1個食べるとおやつの摂りすぎに当たってしまいますので、
与えるとしても半分の量で抑えておきましょう。

3歳以降は1個食べるとちょうど良いおやつの量になりますが、
これはあくまでカヌレのみがおやつであった場合の話です。

おやつにジュースも与えるのでしたらジュースのカロリーも計算に入れないといけません。
ジュースは100mlあたり40～50kcalありますので、
仮に200ml与えると100kcalとなりますので、
ここにカヌレを1個与えるとおやつの摂りすぎになってしまいますので注意してください。

食べすぎるとどうなるの？

おやつを食べ過ぎた場合考えられることとしては、
その日の夕食が入らなくなることと、
夕食もしっかりと食べたのであれば総摂取カロリーが多くなることです。

どちらも1日程度であれば問題はないのですが、
日常的になると、栄養バランスが偏るか、
カロリーの摂りすぎが続くことになってしまいます。

カロリーの摂りすぎが続くと肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが高くなりますので、
十分に注意してください。

特に清涼飲料などのジュースは糖類がたくさん含まれており、
1本飲むとカロリーも多いので気づかないうちにカロリーの摂り過ぎになることがありますので注意してください。

アレルギーに注意しよう

基本的なカヌレのアレルゲンは
乳、卵、小麦粉になりますが、
例えば、UHA味覚糖から出ている小さいカヌレ「カヌレット」の場合は、
卵、乳、大豆、ゼラチンとなっていますので、
食べる前に必ずパッケージを確認するようにしてください。

与える時の注意点は？

子供が小さければ小さいほど注意しないといけないのですが、
小さい子は噛む力が発達していないので、
大きな状態で飲み込むことがあります。

ですので、心配な場合は一口サイズに切り分けた上で、
しっかりと噛みゆっくりと食べるように促してください。

また、食べ終わるまでは保護者の方が見守るようにしてください。

虫歯予防を行なおう

カヌレには炭水化物が多く含まれており、
炭水化物は唾液によりぶどう糖へと分解されます。

このぶどう糖は虫歯菌の餌になり、食べた後放置していると
菌が繁殖して虫歯になる確率が増大しますので、
食べ終わったら歯磨きを行なうようにしましょう。

歯磨きが難しい場合はうがいだけでも行なうようにしましょう。

まとめ

カヌレには砂糖が含まれていますので、
米国心臓協会の提言を守るとすれば2歳から食べてよく、
虫歯を気にされる場合は3歳あたりから与えるようにしましょう。

ご家庭によっては1歳半など早い時期から与える家庭もありますが、
甘いものが癖になると将来の肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが増大しますので、
早くから与えるご家庭は十分に注意してください。