サントリーから新しく登場したボスカフェインは
カフェインが1本あたり200mg含まれていますが、
子供は何歳から飲んでも良いのでしょうか?中学生や高校生は飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは子供のボスカフェインについて紹介致します。

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子供のカフェインの摂取量は?


ボスカフェインは簡単に説明するとコーヒーなんですが、
通常のコーヒーのおよそ2倍程度のカフェインが含まれているのが特徴です。
種類はホワイトカフェとキャラメルカフェがありますが、両方とも1本あたりのカフェイン量は200mg含まれています。

では、子供は1日にどれくらいのカフェインを摂取してもいいのか見ていくと、
カナダ保健省(HC)では、
4~6歳は最大45mg/日
7~9歳は最大62.5mg/日
10~12歳は最大85mg/日
13歳以上については1日のカフェイン量を2.5mg/kg体重以上摂取しないこと

としています。
参照:厚生労働省

これに従えば、小学生は1本飲めないことになります。
では、13歳以降である中学生はというと、
男子は
13歳 49.2kg
14歳 54.1kg

女子は
13歳 47.3kg
14歳 50.1kg

となっています。
参照:ミライ科

一番体重が多い男子14歳で1日にどれくらいのカフェインを摂取して良いか計算すると、
135.25mgのカフェインを摂取しても良いということになります。

となると、中学生の間はボスカフェインは飲めないことになります。

高校生の場合は?

高校生の平均体重を見ていきましょう。
男子高校生の場合、
15歳 59.0kg
16歳 60.5kg
17歳 62.4kg

女子高校生の場合、
15歳 51.3kg
16歳 52.3kg
17歳 52.5kg

となっています。
参照:popteen

ここで一番平均体重の多い17歳男子で1日にどれくらいのカフェインを摂取して良いか計算すると、
156mgのカフェインを摂取しても良いということになります。

となると、高校生でもボスカフェインは1本飲めないことになります。

ではいつから飲めるの?

これは厚生労働省が設けている基準を元に飲めるか飲めないかを出しているので、
飲もうと思えば、高校生でも飲むことはできるのですが、お勧めはしません。
これに関しては後述します。

では大学生がボスカフェインを飲めるかについてですが、
日本では18歳から成人を迎えることになっています。
お酒やたばこなどは20歳からですが、カフェインに関してはいつから良いという規定はありません。
ですので、18歳以上の人に関してはボスカフェインを飲むのは自己責任ということになります。

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成人が摂取できる1日のカフェイン量は?

厚生労働省を見ると、

カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで

引用:厚生労働省

ここで言う成人は18歳ではなく20歳のことを指しています。
健康な成人で1日400mgまで摂取しても良いと出ています。

ただし、妊娠中や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性はカナダ保健省によると、300mgまでとしており、
英国食品基準庁では1日のカフェイン摂取量を200mgまでとしています。

健康な成人の場合は、ボスカフェインを1本飲んでも問題ないということになります。

カフェインを過剰に摂取するとどうなるの?

カフェインを過剰摂取した場合、
起こる症状としては、
中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。
参照:厚生労働省

気分が悪くなるのもその一つの症状になります。

YAHOO知恵袋を見てみると、中学3年生の子供がモンスターエナジーを飲んだら
手の震えが止まらなくなったと質問を出しています。
参照:YAHOO知恵袋

ちなみにモンスターエナジー1本に含まれるカフェインは142mgとなっています。(スーパーコーラは200mg)

このように、カフェインを一気に摂取することでもカフェインによる中毒が出ることがありますので、
ボスカフェインのように高カフェイン飲料は中学生はもちろんですが、高校生も飲まない方が良いでしょう。

18歳以上であってもカフェインの耐性が弱い場合、
ボスカフェインを一気に飲んでしまうと、上記のような症状が出る場合がありますので、
一気に飲んでしまうというのは避けた方が良いかもしれません。

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カフェインを研究する元教授によると

カフェインを研究する元東京福祉大教授の栗原久氏によると、
カフェインを過剰に摂取すると脳の前頭前野の発育を邪魔する可能性があると至適しており、
この前頭前野の発達は20歳ごろまで続くので、エナジードリンクの摂取は避けて欲しいと述べています。
参照:東京すくすく

ボスカフェインは日本で販売されているエナジードリンク以上のカフェインが含まれていますので、
栗原氏の提言に従うと、子供はボスカフェインを飲まない方が良いということになります。

飲むとしたら20歳からであれば、脳の発育は終わりますので、
飲んでも構わないでしょう。

結論

ボスカフェイン1本にカフェインが200mg含まれているため、
中学生や高校生が飲むと手が震えたり、心臓がドキドキしたり、
気分が悪くなったりする可能性があるため、飲まない方が良いです。

また、栗原氏の提言に従うと、子供(成人前)はボスカフェインを飲まない方が良いということになります。
とはいえ、大学生や専門学校生など18歳以上20歳未満の場合は、
眠気覚ましに飲むこともあるかもしれません。
ただし、飲む場合は自己責任で飲むようにしましょう。

心配な場合は飲まないに超したことはないのですが、
どうしても飲みたいと言う場合は、モンスターエナジーやZONE、リアルゴールドXYなどの
1本あたりにカフェインが150mg程度含まれているエナジードリンクを飲んでみて
どうなるかを見てみるのも一つの方法でしょう。

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