午後の紅茶はミルクティーやレモンティー、ストレートティーなど
様々な種類がありますが、子供はいつから飲んでも良いのでしょうか?
また、飲めるとしたら量はどのくらい飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは午後の紅茶は子供はいつから飲んでも良いのかについて紹介致します。
子供は午後の紅茶をいつから飲んでもいいの?
出典:SNAPDISH
午後の紅茶にはカフェインが含まれています。
500mlペットボトル製品100mlあたりに
- ストレートティーで14mg
- ミルクティーで21mg
- レモンティーで9mg
- おいしい無糖で11mg
参照:KIRIN
東京すくすくによると
3歳まではカフェインを控えるように言っています。
専門家がどんな専門家かは書いていないのでわかりませんが、
摂りすぎると睡眠を妨げるだけでなく、脳の発育にも影響すると言っています。
参照:東京すくすく
また、カナダ保健省(HC)によると子供の1日のカフェイン最大摂取量は以下のようになっています。
- 4~6歳最大45mg/日
- 7~9歳最大62.5mg/日
- 10~12歳最大85mg/日
- 13歳以上については、1日当たり2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこと
としています。
参照:厚生労働省
カナダ保健省も4歳からの記入しかないため、
4歳未満の子供にはおそらくカフェインの摂取は控えた方が良いと考えられます。
ですので、午後の紅茶の種類が何であれ、
いつから飲めるかというと、4歳からということになります。
当然、2歳や3歳、それよりも早く午後の紅茶を与えている方はいるかと思いますが、
カナダ保健省や東京すくすくに書いてあることに照らし合わせると、控えた方が良いと考えます。
と言っても過剰摂取と書いてあるので、少量なら問題ないとは思いますが。
後述しますが、砂糖の関係上2歳未満の子供には午後の紅茶は与えない方が良いです。
どれくらいの量飲んでもいいの?
では、どれくらいの量飲んでもいいのか?それぞれ見ていきましょう。
4~6歳の子供は最大45mg/日摂って良いので、
午後の紅茶レモンティーの場合、100ml摂取してもカフェインは9mgなので、
問題なく摂取できることがわかります。
仮に200ml飲んだとしてもレモンティーの場合はカフェイン18mgなので、
この量でも問題ないことがわかります。
ストレートティーの場合でも、200ml飲んだとしても28mgのカフェイン摂取なので
こちらも問題ないでしょう。
しかし、ミルクティーになると100ml中にカフェイン21mg含まれていますので、
4~6歳の子供に100mlまでは大丈夫にしろ、200mlの場合だと
他からのカフェイン摂取を考えると摂りすぎにあたります。
なお、カフェインはコーヒーをはじめ、緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、紅茶、
栄養ドリンク、オロナミンC、ココア、チョコレートなどにも含まれています。
午後の紅茶だけで、最大摂取量近くまで摂取するのは、おすすめできません。
7~9歳の場合だと、最大62.5mg/日のカフェインを摂取しても良いので、
どの種類でも200ml程度なら飲んでもあまり問題にはならないでしょう。
ですが、午後の紅茶500mlとなると、
レモンティーの場合でも45mgのカフェインを摂取してしまうことになります。
また、ミルクティーの場合だと105mgのカフェインを摂取してしまうことになりますので、
ミルクティーの場合は少量にとどめておいた方が良いでしょう。
500ml飲むのは、レギュラーコーヒー1杯以上のカフェインを摂取することになります。
これらを見ると、カフェイン的には
4~6歳の子供レモンティーやストレートティーの場合は1日200mlまで。
ミルクティーの場合は、1日100mlまで飲んでも良いということになります。
午後の紅茶には砂糖も含まれている
午後の紅茶はおいしい無糖を除いて砂糖が含まれています。
その量は午後の紅茶ミルクティー(500ml)で39g。100ml中だと7.8gになります。
ストレートティー(500ml)だと20g。100ml中だと4gになります。
レモンティー(500ml)だと35g。100ml中だと7gになります。
参照:秒刊SUNDAY
これを元に子供が1日にどれくらいの砂糖を摂取して良いのか見てみると、
米国心臓協会(AHA)が言うには子供の砂糖摂取は1日25g以下、2歳未満は一切控えるべき
と提言しています。
参照:DHIAMOND online
砂糖と心臓については、アメリカ、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者が
砂糖の摂取量を減らしたところ心臓病の危険因子が減ったと報告をしています。
参照:アスゲン製薬株式会社
これと同様に、砂糖の過剰摂取は心臓病のリスクが高まるという報告も数多くあります。
ですので、必要以上の砂糖摂取は控えるべきです。
なお、砂糖のことを考えて、午後の紅茶をどれくらい飲んでもいいか考えてみると、
子供の砂糖摂取量は1日に25g以下ということなので、
どの種類の紅茶も100ml程度で抑えておいた方が無難です。
というのも、砂糖は午後の紅茶だけに含まれるものではなく、
おやつにもたくさんの砂糖が含まれているからです。
ちなみに、日本人の1日の砂糖摂取量の平均を見てみると、69gと言われています。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC
これは大人も含まれているため、参考にしかなりませんが、
子供は大人の半分と考えた場合、平均量としては34.5gということになります。
平均量がこのくらいだとしても、午後の紅茶を1日に200~300ml飲むとなると、
ミルクティーの場合だと15.6~23.4gもの砂糖を摂取してしまうことになるため、
おやつを食べることを考えると余裕で平均値よりも多く砂糖を摂取してしまうことになります。
なお、参考になると思いますのでほんの一部ですが、おやつにどのくらいの砂糖が含まれているのか記しておきます。
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
アイスキャンディーを1本食べることやプリンを1個食べるというのは
日常的にあることだと思います。
おやつにもたくさんの砂糖が含まれていますので、
飲み物から砂糖をたくさん摂取すると砂糖の摂り過ぎになることがわかるかと思います。
午後の紅茶微糖という商品があるが
最近発売された午後の紅茶微糖という商品があります。
これは砂糖が極めて少ない商品として話題を集めています。
公式サイトによると100mlあたり1.8gの砂糖しか含まれていません。
ペットボトル1本分だと9gしか砂糖が含まれていないことになります。
原材料を見てみると、
牛乳(生乳(国産))、紅茶(ウバ10%)、砂糖、全粉乳、脱脂粉乳、デキストリン、食塩/香料、乳化剤、ビタミンC、グルコン酸Na、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
引用:KIRIN
というように、人工甘味料であるアセスルファムKとスクラロースが含まれています。
Business Journalというサイトを見てみると、
スクラロースとアセスルファムカリウムは、体内では分解することができませんが、分子が細かいため、そのまま吸収されてしまいます。体内に入ると異物として血液中をめぐり、最終的には肝臓や腎臓に多大なダメージを与えて、免疫力を低下させてしまいます。
これはどの程度の量を摂取したら、また期間はどれくらいかはわかりませんが、
肝臓や腎臓にダメージ、そして免疫力の低下を招く可能性があることは否定できないため、
子供にむやみに人工甘味料を与えることは避けた方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
午後の紅茶にはカフェインが含まれていますし、砂糖も結構多く含まれています。
ですので、一応調べた結果から判断すると、午後の紅茶は4歳から飲んでも良くて、
量は1日に100ml~200ml。ただし、ミルクティーはカフェインが多く含まれているため
1日100mlまでが望ましいということになります。