コアラのマーチはロッテの人気商品で子供に人気のあるお菓子ですが、
何歳から食べても良いのでしょうか?
こちらではコアラのマーチと子供について紹介致します。
コアラのマーチは子供は何歳からいつから食べても良いの?
コアラのマーチの原材料を見てみると、
砂糖(国内製造又は外国製造)、小麦粉、植物油脂、カカオマス、でん粉、ショートニング、乳糖、全粉乳、液卵、ホエイパウダー、クリームパウダー、脱脂粉乳、食塩、ココアパウダー、ココアバター/炭酸Ca、膨脹剤、カラメル色素、乳化剤(大豆由来)、香料
引用:LOTTE
気になる原材料としてはカカオマスと乳糖になります。
まずカカオマスの部分、いわゆるチョコレートの部分ですが
チョコレートにはカフェインが微量含まれています。
このカフェインを気にする場合ですが
元東京福祉大学教授のカフェインの研究をしている栗原久氏によると、
「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」と指摘する。
「特に知性や理性をつかさどる前頭前野に影響を与える」と栗原さん。3歳までは摂取を控えるべきだという。4~6歳は1日25ミリグラム以下、7~12歳の学童期は50ミリグラム以下にするよう勧めている。
引用:東京すくすく
と言っており、これを元に考えるのであればコアラのマーチは3歳から食べることが出来ると言うことになります。
次に、乳糖の糖類ですが
米国心臓協会によると
「1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。
引用:ダイヤモンドオンライン
といっており、砂糖などによる添加される糖類については2歳までは一切控えるように言っています。
さらに、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
と言っており、虫歯を気にするのであれば3歳まではコアラのマーチは控えた方が良いでしょう。
また、個人的見解としては、歯が生えそろうのは3歳頃で、噛む力も2歳より3歳の方が強くなりますので、
そういう意味においても、こちらではコアラのマーチは3歳から与えた方が良いと考えます。
どれくらいの量食べても良いの?
2~3歳児のおやつとして摂取しても良いカロリーを見てみると、
2歳児で150kcal程度、3歳以降で200kcal程度と言われています。
参照:おつまみ研究所
今回は3歳からということなので、おやつで与えても良いカロリーは200kcalとなります。
コアラのマーチのカロリーを見てみると、
1箱(48g)あたり252kcalとなっています。
ですので、1箱与えるとカロリーの摂りすぎになる可能性があります。
また、ジュースも一緒に与えることを考えると
ジュースは種類にもよりますが、100mlあたり40~50kcalありますので、
コアラのマーチは1箱の半分(24g)程度でとどめておくとちょうど良いおやつのカロリーになります。
与える時の注意点
食べさせる時は、喉詰めの恐れがありますので必ず保護者の方が見守りを行なうようにしましょう。
また、食べる前にしっかりと噛むように注意を促すことで喉詰めのリスクを軽減できます。
食べすぎるとどうなるの?
1回程度食べ過ぎたからと言って、晩ご飯が入らなくなる可能性がある程度で、
特に影響はないのですが、これが日常的になると肥満のリスクが高くなります。
逆におやつを食べ過ぎているせいで晩ご飯が入らないことにより栄養の偏りが見られる可能性もあります。
おやつの位置づけとしては、普段の食事の栄養を補うという位置づけですので、
普段の食事から栄養が摂れているのであればおやつは食べなくても良い存在です。
ですが、おやつを食べるという楽しみがありますので、
個人的にはおやつは与えた方が子供のストレスにならないと考えます。
保管場所にも注意して
子供の手の届く場所に置いておくと、知らない間に勝手に食べてしまう恐れがあります。
そうなると万が一喉に詰まらせた場合に、気づかないなんてことにもなりかねませんので、
保管場所は子供の手の届かないところでかつ子供のわからない場所に保管するようにしましょう。
アレルギーには気をつけて
3歳からコアラのマーチを与えるのでしたら、
何にアレルギーがあるのかはおおよそわかっている時期だと思いますが、
通常のコアラのマーチのアレルゲンは
小麦、卵、乳、大豆となっています。
これらの原料が初めて食べるということであれば、
はじめは少量与えてみて様子を見るようにしましょう。
食品を食べてから症状が出るまでの時間は、多くの場合は30分以内。 まれに数時間後ということもあるため、
食べさせてから3~4時間程度は様子を見るようにしましょう。
食塩は大丈夫なの?
食塩を摂りすぎると高血圧や心臓に負担をかけるなど心配な点がありますので気になるところかと思います。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、子供の食塩摂取量の基準が定められており、
3~5歳では男子4.0g未満、女子4.5未満となっています。
コアラのマーチに含まれる塩分量は、1箱(48g)あたり0.3gとなっております。
※2023年9月現在
コアラのマーチにはあまり塩分が含まれていませんので、
このお菓子の塩分についてはあまり気にする必要はないでしょう。
虫歯予防をしよう
おやつを食べた後は、歯に糖などが付着しており、
糖は虫歯菌の餌になりますので、そのままにしておくと虫歯の原因となります。
ですので、食べた後はなるべく歯磨きをするようにしましょう。
歯磨きが難しいようならうがいだけでも行なうようにしましょう。
まとめ
コアラのマーチはカフェインのこと、あごの力、歯の生えそろい具合、
虫歯のことを考えると、3歳から与えた方が良いでしょう。
食べる量としては、ジュースのことを考えると
コアラのマーチは150kcal以下(1箱の半分程度)で抑えておいた方が良いでしょう。
食べた後は、虫歯予防としてできれば歯磨きを行なってください。