モンスターエナジーは今やエナジードリンクの代表と言っても過言ではない飲み物ですが、
結構カフェインが含まれています。
これは中学生や高校生が飲んでも問題ないのでしょうか?

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モンスターエナジーは中学生高校生が飲んでも大丈夫?

モンスターエナジー

モンスターエナジーは様々な種類がありますが、
355ml缶のものは一部を除いてほぼほぼカフェインが142mg含まれています。
モンスタースーパーコーラ(500ml缶)に至っては200mgのカフェインが含まれています。

テスト勉強や受験勉強などで飲みたいところですが問題があるかないかでいうと、
日常的に飲むと問題がある。
また、カフェインに弱い人が飲むと問題が出る可能性があります。

結論を言うと、できればモンスターエナジーを飲むのは
中学生、高校生は控えた方が良い
です。

なぜ問題になるのか?

問題になるのはカフェインの量です。
142mgというのは、インスタントコーヒーなら2杯以上のカフェイン量になります。

セブンイレブンのレギュラーコーヒーだと、1杯あたり100mg程度のカフェインが含まれていますので、
それ以上になります。

まず日常的に飲むことについての問題ですが、
元東京福祉大教授の栗原久氏が言うには、

「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」

引用:東京すくすく

また、20歳ごろまで脳の前頭前野は発達するので、それまではエナジードリンクを控えるようにも言っています。
つまり、中学生や高校生がモンスターエナジーを日常的に飲むと
脳の前頭前野の発育を阻害する可能性があるため、飲まない方が良いのです。

次に、モンスターエナジーを一気に飲んだ場合に
カフェイン中毒の症状が出る場合があります。
カフェイン中毒の症状としては、
中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の症状が出ることがあります。
参照:厚生労働省

この記事を読んでいる中学生高校生の人で、
上記のような症状が出ている場合、それはカフェインが原因となっている可能性が高いです。

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中学生高校生が摂取しても良いカフェイン量は?

カナダ保健省を見てみると、

  • 10~12歳は85mg/日
  • 13歳以上の青少年については1日当たり2.5mg/kg体重以上のカフェインを摂取しないこと

と言っています。

ここで、年齢別の体重の平均を見てみると、
中学生男子の場合
12歳 44.2mg
13歳 49.2kg
14歳 54.1kg

中学生女子の場合
12歳 43.8kg
13歳 47.3kg
14歳 50.1kg

参照:令和元年度の学校保険統計

となっていますので、
中学生の場合、モンスターエナジーを1本飲むとカフェインの摂り過ぎになってしまいます。

次に、2019年度の高校生の平均体重を見てみると、
高校生男子の場合
15歳 58.8kg
16歳 60.7kg
17歳 62.5kg

高校生女子の場合
15歳 51.7kg
16歳 52.7kg
17歳 53.0kg

参照:Hanakoママweb

となっているため、
高校生男子の場合、モンスターエナジー(355ml)はギリギリ飲めるといったような感じになります。
高校生女子の場合は、1本飲むとカフェインの摂りすぎに当たってしまいます。

カフェインはエナジードリンク以外にも、
コーヒーをはじめ、緑茶、ほうじ茶、紅茶、コーラ、栄養ドリンク、ココア、チョコレートなどにも含まれていますので、注意が必要です。

とはいえ、栗原氏の提言によると、高校生であってもエナジードリンクは脳に影響を及ぼす可能性があるため、飲まない方が良いでしょう。

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気持ち悪くなったらどうしたらいいの?

気持ち悪くなった場合、深呼吸をしてみてください。
カフェインを摂取することで交感神経優位になっている自律神経のバランスを取り戻すことができますので、
多少楽になるかもしれません。

次に、白湯を飲んでみてください。
温かい白湯(お湯)を飲むことで、血行が良くなり、自律神経が安定するため、
多少楽になるかと思います。
参照:キッチン取付け隊

他には、カフェインの含まれていない水分をたくさん摂ることによって
血中のカフェインを緩和することができます。

あまりにも気持ち悪いなどの症状が出ている場合、
かかりつけの医師に診てもらうことをおすすめします。

まとめ

モンスターエナジーは1本あたりに142mgのカフェインが含まれていますので、
中学生や高校生が飲むと脳の発育に影響を及ぼす可能性が出てくるので、
基本的には飲まない方が良いでしょう。

また、飲むにしても一気に飲んでしまうと吐き気や気持ち悪くなる、動悸がするなどの
急性中毒症状が出る可能性がありますので、ゆっくりと時間をかけて飲むか、
飲むのを半分程度にしておくなど工夫するようにしてください。

そうすることで、カフェインによる影響を受けにくくなるかと思います。

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