レッドブルはエナジードリンクを代表すると言っても過言ではないドリンクですが、
1日に何本まで飲んでもいいのでしょうか?
こちらでは、レッドブルの1日の本数について紹介致します。

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レッドブルは1日何本まで飲んでいいの?

レッドブル

まず、レッドブルに含まれるカフェイン量を見ていくと、
公式サイトには250ml缶1本中に80mgのカフェインが含まれていると書いてあります。
参照:Red Bull

次に1日に摂取できるカフェイン量を見ていきましょう。

健康な成人の場合は?

カナダ保健省(HC)によると1日に摂取して良いカフェインは
健康な成人で400mg(コーヒーをマグカップで約3杯)となっています。
参照:厚生労働省

となると、レッドブルには1本80mgのカフェインが含まれているため、
カフェインをレッドブルからしか摂らないと仮定した場合、
1日に5本飲める計算になります。

ただし、一気に飲むと身体に影響が出る可能性がありますので、
一気に飲むということはしないようにしましょう。

なお、1日400mgまでと言っているのは健康な成人の場合なので、
何らかの病気だったり、医師からカフェインの摂取量を制限されていたり、
過度なダイエットにより痩せている方などは、1日に400mgのカフェインを摂取することは避けた方が良いでしょう。

と、ここまではカフェインだけのお話で、
問題になるのは糖類です。

レッドブル(250ml)1本中に27.5g含まれています。
参照:Red Bull

世界保健機関(WHO)を見てみると、

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

健康の増大を図るのであれば、1日の遊離糖類は25g以下にするように言っていますが、
こちらでは、WHOの推奨するエネルギー総摂取量の10%未満を元に考えていきます。
すると、1日の遊離糖類は50g未満まで摂取できることになります。
なお、遊離糖類というのは、砂糖をはじめショ糖、果糖、果汁、蜂蜜、シロップなどのことを指します。

これに照らし合わせると、レッドブルを2本飲むとオーバーしてしまいます。
毎日のように2本飲むと問題ですがたまに飲む分には特に問題がないため、
レッドブルは飲んだとしても1日2本でとどめておいた方が良いでしょう。

また、レッドブルを飲む日はおやつなどからの糖類の摂取は極力避けた方が良いでしょう。

子供の場合は?

カナダ保健省(HC)を見てみると、

  • 4~6歳は最大45mg/日
  • 7~9歳は最大62.5mg/日
  • 10~12歳は最大85mg/日
  • 13歳以上については1日のカフェイン量を2.5mg/kg体重以上摂取しないこと

としています。
参照:厚生労働省

としています。
これに照らし合わせると、
4~6歳の子供はレッドブルを半分程度。
7~9歳の子供はレッドブルを2/3本程度。
10~12歳の子供はレッドブルを1本飲むことができます。

しかし、元東京福祉大教授である栗原久氏によれば、

「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」と指摘する。

「特に知性や理性をつかさどる前頭前野に影響を与える」と栗原さん。3歳までは摂取を控えるべきだという。4~6歳は1日25ミリグラム以下、7~12歳の学童期は50ミリグラム以下にするよう勧めている。

急速に普及したカフェイン入り清涼飲料水「エナジードリンク」は、缶や瓶1本にコーヒー2杯分のカフェインを添加したものも。栗原さんは「受験勉強のため眠気を覚まそうと飲む子がいる。前頭前野の発達は20歳ごろまで続くので、避けてほしい」と訴える。

引用:東京すくすく

と言っています。
これに従えば、12歳まではレッドブルを1本飲むことができません。
13歳以降から体重にもよりますが、レッドブルを1本飲むことができるようになります。

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妊娠中・授乳中の場合は?

まず妊娠中の場合から見ていきます。

世界保健機関(WHO)によると1日に摂取しても良いカフェイン量は300mg/日(コーヒーをマグカップで約2杯)としています。
英国食品基準庁(FSA)では、1日あたりのカフェイン摂取量を200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するように求めています。
カナダ保健省(HC)では、1日のカフェイン摂取量を300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)に制限するようにいっています。
参照:厚生労働省

と、海外ではカフェイン許容量が決まっています。
日本にはカフェイン摂取許容量が決まっていませんが、
産婦人科医はコーヒーなら1~2杯程度はOKとしている医師も多くおられます。
参照:ママ、あのね。

このコーヒーがどの種類のコーヒーかはわかりませんが、
インスタントコーヒーだった場合は、1杯あたり60mgのカフェインが含まれていますので、
2杯だと120mgのカフェインを摂取して良いということになります。

これがコンビニで販売されているコーヒーだった場合は、1杯あたり90~100mgのカフェインが含まれていますので、
2杯だと180~200mgのカフェインを摂取しても良いということになります。

おおむねFSAの提言する200mgまでというのを基準にして良いかと思います。

となると、妊娠中に1日に飲んで良いレッドブルの量は2本までということになります。
おおむねコーヒー1~2杯とカフェイン的には変わりはないかと思います。

ただし、上記にも書いたように問題になりそうなのは糖類の量です。
2本飲むとWHOの言う遊離糖類50g未満をオーバーしてしまいます。
たまになら2本飲んでも問題はありませんが、毎日2本飲んでおやつまで食べていたら、
完全に糖類の過剰摂取に繋がります。

そうなると、ママの肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大します。

それだけでなく、ママの心臓病のリスクも増加するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社

ですので、毎日飲むようであれば1日1本でとどめておいた方が良いでしょう。

 

続いて授乳中の場合で母乳育児をされている方について見ていくと、
欧州食品安全機関(EFSA)では授乳中の1日のカフェイン量を200mgとしています。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

つまり妊娠中と同じ量だけカフェインを摂取できるということになります。

しかし、カフェインは母乳を介して赤ちゃんに移行するため、飲むタイミングが重要になってきます。

一般的にカフェインは15~30分で母乳中のカフェイン濃度がピークに達し
その後、2時間後から半分以下に濃度は下がると言われています。
参照:産婦人科オンラインジャーナル

また、

おおよそ摂取したカフェインの1%未満の量が母乳に含まれると考えられており、お母さんのカフェイン摂取量によっては赤ちゃんに悪影響が出るレベルにまで濃度が達することも考えられます。

引用:EPARKくすりの窓口

と言われていますので、飲むタイミングとしては授乳前ではなく授乳後に1本。
2本一気に飲むと次の授乳時までカフェインが結構残る可能性があるため、1本にとどめておきましょう。

また、2本飲みたい場合は、1本飲んだ後7時間程度間隔をあけてから次を飲むようにすると良いかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
健康な成人の場合、カフェインだけを見てみると、
1日に5本飲めると言う計算になるのですが、
問題は糖類の方で、糖類を日常的に過剰摂取していると肥満などの原因になるため、
1日に飲んでも2本。毎日飲む方であれば1日1本で抑えた方が良いでしょう。

子供の場合は、栗原氏の提言を元に考えていくと、
13歳から1本飲めるという計算になります。
なお、3歳以下の子供についてはカフェインを一切与えないでください。

妊娠中授乳中の方は、1日に飲んだとしても2本まで。
ただし、日常的に飲むのであれば、1日1本に抑えておいた方が良いです。

授乳中の方に関しては授乳前ではなく授乳後に飲むようにしてください。

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