今話題のヤクルト1000ですが、1日何本まで飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは子供の場合と成人の場合で紹介していきます。

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ヤクルト1000は1日何本までOK?


まず、ヤクルト1000の原材料と成分を見ていきましょう。

砂糖(国内製造)、脱脂粉乳、ぶどう糖果糖液糖、高果糖液糖/安定剤(大豆多糖類)、香料

引用:Yakult

成分で重要な部分としては糖質です。
ヤクルト1000は1本(100ml)中に糖類が14.1g含まれています。
参照:Yakult

これを踏まえて、検証していきたいと思います。

成人の場合1日何本までOK?

公式サイトによると

食品ですので、基本的にいつお飲みいただいてもかまいません。毎日継続してご飲用していただきたい商品なので、1日1本を目安に1日の生活の中で、続けやすい時間帯にお召しあがりください。

引用:Yakult

と言っており、1日1本を推奨しています。
ここで知りたいのは、1日何本まで飲んでもいいかということだと思うので、
糖類のことを交えて考えていきます。

ヤクルト1000は糖類が非常に多く含まれており、
その量はコーラよりも多い計算になります。

ちなみにコーラは500ml中に糖類が56g含まれており、
100ml単位に表すと、11.2gとなります。

逆にヤクルト1000を500mlで表すと、70.5gとなります。

では、成人は1日にどれくらいの糖類を摂取してもいいのか見ていきましょう。

世界保健機関(WHO)では、次のように述べています。

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

健康の増大を図るのであれば、1日の遊離糖類は25g以下に抑えなければいけないのですが、
これを実践しようとすると相当意識していないと実現できない数値なので、
こちらではWHOが推奨するエネルギー総摂取量の10%未満で考えていきます。
となると、1日の遊離糖類摂取量は50g未満まで摂取しても良いということになります。
なお、遊離糖類というのは、砂糖をはじめ、ショ糖、果糖、ぶどう糖、果汁、蜂蜜、シロップなどのことを指します。

ヤクルト1000を1本飲むと14.1gの糖類を摂取することになります。
ここで、ヤクルト以外から遊離糖類を摂取しないという条件で考えていくと、
ヤクルト1000は1日に3本まで摂取することができます。

なお、乳酸菌は摂取しすぎると基本的には何の問題もないのですが、
中には乳糖不耐症という乳糖を分解できない人がおり、そのような方が過剰に摂取すると
お腹が緩くなることがあります。
参照:NUTRILITE

ヤクルト1000だけでしか遊離糖類を摂らないというのはかなり無理があります。
というのも、大抵の人はおやつを食べたり果物を食べたりするからです。

ここで、おやつに含まれている糖類の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

例えば、ショートケーキを食べただけで32gもの砂糖を摂取することになります。
ちなみにコンビニで販売されているスイーツ(特に洋菓子系)にも30g以上の糖類が含まれていることが多いです。

それに加えて、ヤクルト1000を1本飲むと、46.1g程度の糖類を摂取することになります。
ですので、おやつを食べる人はヤクルト1000を1日に2本飲むと糖類の摂りすぎに当たる可能性があります。

全くおやつや果物を食べないジュースも飲まないという場合は、1日に2本飲んでも良さそうですが、
そうでない場合は、ヤクルト1000は1日に1本でとどめておいた方が良いでしょう。

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子供の場合は?

子供の場合は大人と比べて糖類の摂取量を抑えなければなりません。

米国心臓協会によると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online

と言うことなので、ヤクルト1000を1本飲むだけで14.1gの糖類を摂取してしまうことになり、
これは子供の摂取しても良い糖類の半分以上を占めています。

これに加えて、おやつを食べると簡単に25g以下という数値を超えてきます。
つまり子供はヤクルト1000を毎日飲まない方が良いということになります。

米国心臓協会は次のようにも言っています。

小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236mL以下に制限。

引用:DIAMOND online

ヤクルト1000は清涼飲料ではなく乳飲料になるのですが、
米国心臓協会が懸念しているのは糖の量のことなので、
清涼飲料と同等あるいはそれ以上に糖類が含まれているヤクルトもこの提言に含めて考えていかなければなりません。

となると、1週間に236ml以下ということなので、1日単位で表すと33.7mlしか飲むことができません。
こちらでも子供はヤクルト1000を毎日飲むべきではないということがわかります。

では、どれくらいの頻度で飲んで良いかというと、
3日に1本飲むことによって、1週間に236ml以下という数値を守ることができます。

ですので、子供の場合、特に小さい子に関しては3日に1本程度でとどめておいた方が良いでしょう。

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糖類を過剰摂取するとどうなるの?

たまに過剰摂取する分には特に問題はないのですが、
例えば1日にヤクルト1000を2本飲んだ上でおやつや果物等を食べるという生活が
日常的になっていると、肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大します。

また、心臓病のリスクも増大するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社

ですので、日常的に糖類が過剰摂取になっている場合は食生活を見直した方が良いです。

なお、菓子パンにも多量の糖類が含まれていますので、
日常的に食べることはお勧めしません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ヤクルト1000には多量の糖類が含まれています。
1日1本で抑えるというのは、乳酸菌の問題ではなく糖類の過剰摂取に当たる可能性が高いためです。
1日に2本など飲む行為は肥満などの原因になるため避けた方が良いでしょう。

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