アンパンマンお茶漬けは子供用に作られたお茶漬けですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
1歳の子供はやめた方が良いのでしょうか?
こちらではアンパンマンお茶漬けと子供について紹介致します。
アンパンマンお茶漬けは子供は何歳からいつから食べても良いの?
永谷園ではアンパンマンお茶漬けは12ヶ月(1歳)から食べても良いと言っています。
これは離乳食が完了した1歳からという意味でしょう。
参照:イオンスタイル
アンパンマンお茶漬けの特徴は
卵、乳、小麦、そば、落花生、大豆を使用していないお茶漬けで
アレルギーに安心で、塩分も控えめとなっているので
小さな子供にも与えやすいというのが特徴となっているのですが、
ご飯を食べるのに塩分を摂取するというところが引っかかります。
では、1食中にどのくらいの塩分を摂取しても良いのか次の項で見ていきましょう。
アンパンマンお茶漬けの塩分量と1歳の子の塩分量
アンパンマンお茶漬け1袋に含まれる塩分量は0.7gとなっています。
厚生労働省「日本人の食摂取基準(2015年版)」を見てみると、
食塩摂取の1日あたりの目標量は
1~2歳で
男性3g未満 女性3.5g未満
3~5歳
男性 4g未満 女性4.5g未満
とされています。
1~2歳の子供の1食の食塩摂取量を見てみると、
男性1g未満 女性1.16g程度
となりますので、
このうちアンパンマンお茶漬けで0.7gもの塩分を摂取してしまうと
1食の塩分量としてはかなり多くなってしまうことがわかります。
ですので、1歳あたりの子供には与えないか
与えたとしてもたまに与える程度でとどめておかないと
塩分の摂り過ぎになる可能性が高くなります。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると、この場合毎日アンパンマンお茶漬けを
食べさせると、塩分を継続的に摂りすぎになってしまい、
将来のむくみや高血圧症になるリスクを高めてしまいます。
また、心臓や腎臓にも負担をかけてしまいます。
ですので、早い段階から食育として薄味のものに慣れさせておいた方が良いでしょう。
何歳から与えるのが良いのか?
1~2歳では与えるのが早いため、与えないか与えるならたまに与える程度にとどめることが推奨されます。
では、3~5歳になるとどうでしょう。
3~5歳の子供の1日の塩分摂取目標量は
男性4.0g未満 女性4.5g未満となり、
1食に表すと
男性1.33g程度 女性1.5g未満となります。
この時期ですと1日あるいは2日に1回程度
アンパンマンお茶漬けを与えてもおかずを薄味にしておけば
特に問題にならないでしょう。
ただし、白ご飯から塩分を摂るのは極力控えた方が良いため、
毎日与えるということは推奨できませんので、
2~3日に1回程度でとどめておいた方が良いでしょう。
塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムは病気で制限がない限り、摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
アンパンマンお茶漬けはメーカー側によると
1歳頃から与えても良いとなっていますが、
1食あたり0.7gもの塩分が入っていますので、
これを毎日与えると間違いなく塩分の摂り過ぎになってしまいます。
ですので、与えるとしたらたまに与える程度にとどめておくべきでしょう。
できれば3歳あたりから与えた方が塩分の観点から見ると良いとは思います。
3歳になれば摂取しても良い塩分量が増えますので、
2~3日おきに1食与える程度であれば特に問題はないかと考えます。