ZONe(ゾーン)エナジードリンクは体に悪いと噂されていますが、
実際の所はどうなんでしょうか?なんでも砂糖の量がヤバいとか。
こちらではZONe(ゾーン)が体に悪いかどうかについて紹介致します。

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ZONe(ゾーン)が体に悪いって本当?

ZONE

たまに飲む分にはあまり問題になりませんが、
日常的にZONEを飲んでいると体に悪いと言えます。

というのも、ZONEには多量の糖類が含まれているからです。
どのくらいの糖類が含まれているかみていきましょう。

通常のZONEは1本(500ml)あたり31.2gの糖類が含まれており、
様々な種類が出ていますが一部見ていくと、
ZONE FIRE WALLは65.0g
ZONE DEEP DIVEは65.5g
ZONE Unlimited ZEROは0g
ZONE Utopiaは74.0g
ZONE madhackerは66.5g
となっています。

特にUtopiaに至っては、1本で74gもの糖類が含まれています。

1日に摂取しても良い糖類の量ってどれくらい?

世界保健機関(WHO)を見ると、

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

推奨量がエネルギー総摂取量の10%未満ということなので、
グラムに表すと50g未満になります。
なお、遊離糖類というのは、果糖やブドウ糖などの単糖類をはじめ、果汁や蜂蜜などのことを指します。

なお、日本人の砂糖の平均摂取量は69gとされています。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC

となっているため、ZONEを1本飲むだけでほぼ日本人の平均摂取量並みに糖類を摂ってしまうことになります。

糖類を摂り過ぎるとどうなるの?

糖類をたまに摂り過ぎる分には特に問題はないのですが、
日常的に摂りすぎていると、
肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大する他、
心臓病のリスクも増大します。
参照:アスゲン製薬株式会社

ZONEだけでも多量の糖類を摂取してしまうのに、
さらにおやつも食べてしまうと、糖類の過剰摂取になってしまいます。
おやつに含まれる糖類を一部ですが見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

となっており、コンビニスイーツにも1個あたり30g以上の糖類が含まれている物が多いです。
zoneを飲んでおやつも食べると、それだけで90g以上の糖類を摂取することになります。
これを毎日摂取し続けると、体質にもよると思いますが、肥満まっしぐらです。

このような生活を送っている場合は食生活を見直す必要があります。

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ZONEのカフェイン量も体に悪い!

ZONEに含まれているカフェイン量は種類にもよりますが
基本的に1本あたり150mgのカフェインが含まれています。

健康な大人が飲む分には特に問題になることはないかと思いますが、
子供の場合は、カフェインの摂りすぎに当たる可能性が高いです。

まず、子供の場合カナダ保健省では、

  • 4~6歳 45mg/日
  • 7~9歳 62.5mg/日
  • 10~12歳 85mg/日
  • 13歳以降 一日当たり2.5mg/kg 体重以上のカフェインを摂取しないこと。

となっています。
参照:厚生労働省

ところがカフェインの研究をしている元東京福祉大教授の栗原久氏によると、
4~6歳は1日のカフェインを25mg以下
7~12歳は1日のカフェインを50mg以下にするように提言しています。

なぜかというと、

「子どもが大量に摂取すると不安や、頭痛、疲労感といった離脱症状が生じるリスクが高まる」。脳を刺激し、眠気防止などには有用だが、「子どもの脳の発育を邪魔する可能性がある」

引用:東京すくすく

と、脳の発育に影響が出る可能性があるからとしています。
なお、20歳ごろまでは脳の前頭前野は発育するので、エナジードリンクは控えて欲しいとも述べています。

ですので、子供が摂取した場合、脳の発育の邪魔をする可能性があるため、
体に悪いと言えます。

さらに、妊娠を計画するものや妊娠中、授乳中の人は
英国食品基準庁によると、1日のカフェイン摂取上限は200mgまでにするようにと厳しい規定が設けられています。
日本においては、このような明確な基準はないものの、医師の多くはコーヒーなら1~2杯までとする医師は多いです。

このコーヒーが例えばインスタントコーヒーだったとした場合、
1杯あたり60mgのカフェインが含まれていますので、それが2杯となると120mgのカフェインということになります。

ZONEを1本飲むだけで150mgものカフェインを摂取してしまうので、
英国食品基準庁の規定内には収まるのですが、
カフェインはエナジードリンク以外にも含まれているため注意が必要です。

例えば、
緑茶(煎茶)には100mlあたり20mgのカフェインが含まれていますし、
ほうじ茶、烏龍茶なども100mlあたり20mgのカフェインが含まれています。
紅茶については100mlあたり30mgのカフェインが含まれています。

他にコーラやココア、栄養ドリンク、チョコレートなどにもカフェインは含まれています。
zoneを飲んでいた場合気づかない内にカフェイン摂取上限を上回っているなんてことにもなりかねません。

妊娠中や授乳中の方がカフェインを多量に摂取した場合、
胎児や赤ちゃんに影響が出る可能性がありますので、
ZONEのカフェイン量は体に悪いと言わざるを得ません。

まとめ

ZONEは1本あたりに糖類が65g程度含まれており、
これはコーラやカルピスウォーターなどの清涼飲料よりも多くの糖類が含まれています。
これを毎日摂取するとなると、糖類の過剰摂取になり
生活習慣病のリスクを高めてしまいますので、毎日飲むということはやめておきましょう。

また、子供(高校生当たりまで)はzoneを1本飲むとカフェインの過剰摂取になる可能性があり、
脳の発育に影響を及ぼす可能性がありますので、できればzoneを飲むことは控えた方が良いです。

zoneは糖類の量がヤバい上、カフェイン量も多いので
飲み方次第では体に悪いと言わざるを得ません。
毎日飲むということはやめておきましょう。

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