アース製薬から出ているブラックキャップは、いわゆる毒餌タイプの駆除剤で
ゴキブリがこの毒餌を食べると死に至ります。
また、食べたゴキブリが巣に戻り、そこで糞をすると
その糞を食べたゴキブリも死に至るという商品ですが、
設置から効果が出るまでにどれくらいの期間がかかるのでしょうか？
ブラックキャップ設置後効果が出るまでどれくらいの期間かかるの？
ブラックキャップを設置してからゴキブリがそれを食べると、そのゴキブリは死に至ります。
食べたゴキブリが巣に戻り糞をすると、ゴキブリは糞を食べる習性があるため、
その糞を他のゴキブリが食べます。
ここでその糞を食べるゴキブリが仮に5匹だったとしたら
合計6匹のゴキブリは駆除できます。
複数匹駆除するという意味においては効果が出るまでの期間は設置してからすぐということになります。
ゴキブリを1匹みたら100匹いると思えと言いますが、
これはおそらく成虫とゴキブリの赤ちゃんが関係していると思われます。
ゴキブリは卵（卵鞘）を産むと、クロゴキブリの場合、1個の卵鞘の中に15～28個の卵が入っています。
チャバネゴキブリの場合、1個の卵鞘の中に約18～50個の卵が入っています。
これが全部孵化するというわけではないですが、卵鞘を生まれた時点で、
多くのゴキブリが孵化するというのがわかります。
参照：DUSKIN
ゴキブリを1匹見ると、成虫は他にもいる可能性があり、卵を産む可能性も考えると
100匹までいかないにしても相当な数のゴキブリが現れる可能性はあります。
そこで、設置から効果が出るまでにどれくらいの期間がかかるかについてですが、
成虫だけならブラックキャップを食べてさえくれれば、1週間など少ない期間で
効果が現れるでしょうが、問題は卵です。
クロゴキブリの場合、卵が孵化するまでに23～55日と言われており、
チャバネゴキブリの場合は、産卵後すぐに孵化します。
参照：DUSKIN
クロゴキブリを対象とした場合、長くて55日、およそ2ヶ月は孵化するまでにかかるため、
ゴキブリを全滅させようと思うと、この期間中に加えて、赤ちゃんゴキブリがブラックキャップを
食べる期間も合わせないといけませんので、
効果が出るまで、全滅するまでに2～3ヶ月は見ておいた方が良いかもしれません。
なお、卵を持つメスがブラックキャップを食べると体内にある卵も駆除できますので、
そのあたりはかなりの利点になるかと思います。
ブラックキャップは何日効果があるの？
ブラックキャップは設置後6ヶ月間効果があるため、
1度設置してしまえば、後は放置しておいて問題ありません。
効果が出るのは設置した日から、ゴキブリがブラックキャップを食べれば効果がありますので、
そういう意味では、効果が出るまでにかかる日数は1日と言ってもいいかもしれません。
ただし、すでに卵を産み付けられている場合は、卵が孵化するのを待たないといけませんので、
全滅させようと思うと2ヶ月以上は待たないといけません。
ブラックキャップ設置後してはいけないこと
ブラックキャップはゴキブリに毒餌を食べてもらって効果を発揮する駆除剤です。
そこに、ゴキブリムエンダーや燻煙剤などを使用すると
ブラックキャップ（毒餌）にもその成分がかかってしまい、
ゴキブリが寄りつかなくなってしまいます。
つまり、ブラックキャップを無効化することになってしまいますので、
ブラックキャップ設置後に燻煙剤やゴキブリムエンダーなどは使用しないでください。
ゴキブリムエンダーや燻煙剤使用後にブラックキャップを設置するのは構いません。
ブラックキャップの効果を高めるためには？
ブラックキャップの効果を高めるためには、ブラックキャップに食いついてもらうしかありません。
ブラックキャップ以外に餌があれば、その餌を食べるゴキブリとブラックキャップを食べるゴキブリに分散されますので、
ブラックキャップの他に餌がない状態を作る必要があります。
ですので、こまめに掃除をして他に餌がない状態を作り、
ブラックキャップだけを食べてもらうことにより、ブラックキャップの効果が高まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ブラックキャップ設置後効果が出るまでの期間は、
複数匹駆除するという意味においては設置した日から効果が現れますが、
ゴキブリの卵のことを考えると、孵化するまでにクロゴキブリの場合、長くて55日かかりますので、
全滅させるという意味においては、2～3ヶ月はかかると見ておいた方が良いでしょう。
