アース製薬から出ているブラックキャップはいわゆる毒餌タイプの駆除剤で、
食べたゴキブリは死に至ります。また、食べたゴキブリが巣に戻り糞をすると
他のゴキブリがそれを食べて他のゴキブリも駆除できるという商品ですが、
ゴキブリの卵には効果はあるのでしょうか?
こちらではブラックキャップと卵について紹介致します。

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ブラックキャップはゴキブリの卵に効果はあるの?

ゴキブリ

卵を持ったメスのゴキブリがブラックキャップを食べた場合は、
即座に卵を体外に産卵しない限り、卵にも効果があり、卵ごと駆除できます。

この点はすごく利点だと思います。

しかし、卵を切り離した状態でゴキブリのメスがブラックキャップを食べても
当然ですが卵には効果はありません。

また、産み付けられた卵は動きませんので、産卵後の卵に関しても効果はありません。
ブラックキャップ以外にもたとえば燻煙剤などを使用してもゴキブリの卵(卵鞘)は硬い殻で覆われているため、
効果はありません。

つまり、直接見つけて潰さない限りは、孵化するのを待つしかありません。

卵(卵鞘)はいつ孵化するの?

これはゴキブリの種類によって異なるのですが、家庭に出るゴキブリは一般的に
クロゴキブリとチャバネゴキブリになります。
クロゴキブリの場合、産卵から孵化までの期間は23~55日となっています。
チャバネゴキブリの場合は産卵後すぐに孵化します。
参照:DUSKIN

ですので、ブラックキャップを食べる前にあるいは食べた直後に産卵した場合
クロゴキブリの場合だと長くておよそ2ヶ月後に孵化するということになります。

その間は当然ブラックキャップを食べませんし、燻煙剤なども効果がありません。
ですので、孵化するまで待たなければいけません。

孵化さえすれば、赤ちゃんゴキブリが活動しはじめ、ブラックキャップを食べて死に至ります。

なお、ブラックキャップは設置後6ヶ月は効果がありますので、
設置後は放置しているだけで、卵から孵化したゴキブリにも効果を発揮してくれます。

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幼虫をよくみかけるのはなぜ?

ブラックキャップを置いてから幼虫をよく見かけるようになった
という質問を知恵袋で見かけましたので、お答えすると、
ゴキブリは死を感じた時に卵を産みます。
クロゴキブリの場合、卵鞘の中に卵が約15~28個あり、
1つの卵鞘を見つけたら、10個はあると思った方が良いので、
全部孵化したと仮定すると280匹の赤ちゃんゴキブリが出現することになります。

こうなると赤ちゃんゴキブリが頻繁に現れるのは当然です。

こうなってくるとブラックキャップよりも燻煙剤やゴキブリムエンダーで一斉に駆除した方が効率は良いかと思います。

1回だけの使用ではなく、2週間おきにゴキブリムエンダーの場合は使用し、
燻煙剤の場合はひと月に一度くらいのペースで使用すると良いでしょう。

卵が全部孵化したと思われる段階で、再度ブラックキャップを設置することにより、
生き残ったゴキブリや外から侵入してきたゴキブリにも対処できます。

なお、ブラックキャップを設置した状態で燻煙剤やゴキブリムエンダーを使用すると
ブラックキャップに成分が付着してゴキブリが寄りつかなくなりますので、
燻煙剤などを使用したあとに、再度ブラックキャップを設置する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ブラックキャップは食べたゴキブリだけでなく、
巣に戻ったゴキブリがした糞やその死骸を食べたゴキブリも駆除できますし、
メスが卵をもっているのなら、その卵も駆除することが出来る優れた商品ですが、
卵を産んだ後では卵には効果がありませんので、孵化するのを待つしかありません。

卵を1つ見つけることができれば、後10個程度は卵があると思った方が良いので、
それが一斉に孵化するとゴキブリの赤ちゃんをたくさん見ることになるかと思います。
その場合は、ブラックキャップではなく燻煙剤などで一斉に駆除するのが効率的だと思います。

その後で、再びブラックキャップを設置すれば、ゴキブリは激減するでしょう。

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