アース製薬から出ているブラックキャップはいわゆる毒餌タイプの駆除剤で、
ゴキブリが食べると6時間ほどで死に至ります。
また、食べたゴキブリが巣に戻り糞をすると、その糞を他のゴキブリが食べたら、
そのゴキブリも死に至るという商品ですが、
蟻にも効果はあるのでしょうか？
ブラックキャップは蟻にも効果はあるの？
ブラックキャップの毒はフィプロニルと呼ばれるフェニルピラゾール系の成分で、
この成分をゴキブリが食べると、6時間程度で死に至ります。
その他の食べ物の原材料としては小麦粉や液糖、濃グリセリン、水飴などから出来ています。
原材料を見るとこの毒餌は甘い物であることがわかります。
ですので、ブラックキャップに蟻は寄ってくる可能性があります。
現にYahoo!知恵袋には蟻が寄ってきたという投稿もあるため、
蟻も誘引します。
そして、フィプロニルは蟻にも効きますので、
時間が経つと蟻も死に至ります。
食べた蟻はもちろん駆除できますし、毒餌を巣に持ち帰って
巣の中にいる蟻が食べればその蟻も死に至りますし、
蟻は死んだ蟻を運んでいるのを見たことがないでしょうか？
これは、蟻は蟻の意外も食糧にするために運んでいるのです。
つまり、死骸も食べるので、フィプロニルが体内に入って死んでいる蟻を
他の蟻が食べれば、他の蟻も死に至ります。
うまく行けば、蟻の巣ごと撃退できるかもしれません。
キッチンなどにブラックキャップを置いておくと蟻が湧く可能性がある
キッチンなどは蟻の餌となるものが多いため、我が家ではたまにキッチンに蟻が列をなしているのを
見かけるのですが、そういったところにブラックキャップを置いておくと、
蟻が寄ってくる可能性があります。
蟻を駆除する目的でブラックキャップを置いているのなら、占めた物ですが、
ゴキブリ駆除用においているのでしたら、おもわぬ客となってしまいます。
いずれにせよ、この毒餌を巣に持ち帰っていきますので、
そのうち蟻はいなくなることでしょう。
蟻を確実に退治するには屋外用のブラックキャップが良い？
ブラックキャップの室内用と屋外用の違いは雨風対策をしているかどうかの違いだけで、
成分的には全く一緒なのですが、雨風対策がしているというのが、屋外に置く場合には
とてもメリットとなっています。
蟻が家に侵入して困っている場合、屋外用をベランダなどに置いておくのも一つの手です。
しかし、家の中に侵入してくる蟻は小さな隙間を通って侵入してくるため、
外にある巣がどこにあるかわかりません。
ベランダが隣接しているなら、外にも置く価値はありますが、
そうでない場合は、室内用のブラックキャップを侵入してきている付近に設置して、
しばらくの間は蟻の侵入を許す他ないかと思います。
毒餌を持ち帰っていずれ巣ごと駆除できるので、少々の我慢が必要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ブラックキャップはフィプロニルという有毒成分と、小麦粉や水飴などで出来ていますので、
ゴキブリだけでなく、蟻も誘引する場合があります。
その場合は、そのまま放置して蟻が毒餌を持ち帰ってくれるのを待ちましょう。
毒餌が巣全体に効果を現していずれ蟻はいなくなります。
