アース製薬から出ているブラックキャップはいわゆる毒餌タイプの駆除剤で、
ゴキブリが食べると死に至るだけでなく、食べたゴキブリが巣に戻り糞をすると、
他のゴキブリがその糞を食べ、食べた他のゴキブリも駆除できるという商品ですが、
死骸を見たくない人にとって、ブラックキャップはどうなんでしょうか？
ブラックキャップは死骸を見たくない人にとって有効か？
ブラックキャップは即効性を売りにしていますが、
ゴキブリが食べた瞬間死に至るのではなく、6時間程度経ってから効果が出て死に至ります。
コンバットの場合は、12時間程度かかるため、従来のもと比べると即効性があるということです。
6時間という時間は、なぜ設けられているのかというと、
ゴキブリが巣に戻る時間を考慮しているからです。
ブラックキャップの有効成分はフィプロニルという成分なのですが、
これは残留性があり、糞などにも混じります。
巣に戻ったゴキブリが糞をすると、そこにゴキブリが集まってきて
糞を食べます。すると糞の中にも有効成分が含まれているため、
糞を食べたゴキブリも死に至るという仕組みになっています。
そのため、ブラックキャップを設置してゴキブリの死骸を見るということはたまにあるようですが、
多くのゴキブリは、食べたら巣に戻ってから死に至りますので、
ゴキブリの死骸を見ることはあまりないでしょう。
外に設置した場合、ゴキブリは家の中に入ってくるのか？
ゴキブリの侵入経路、換気扇やベランダ、玄関、窓際などになるのですが、
それらにブラックキャップを設置した場合、
家に入ってくる前にブラックキャップをゴキブリが食べます。
食べた後家に入ってくるゴキブリもいるでしょうが、
屋外でブラックキャップを食べたゴキブリは大抵屋外で死に至るため、
こちらもゴキブリの死骸を見ることはあまりないでしょう。
ゴキブリの死骸はどうなるのか？
巣に戻って死に至ったゴキブリの死骸は、他のゴキブリの食糧になります。
しかし、ブラックキャップは先ほども言ったように残留性があるため、
糞だけでなく、ゴキブリ自体にも有効成分が残留するため、
ゴキブリの死骸を食べたゴキブリも死に至ります。
ですので、死骸を処分するということはあまりないかと思われます。
ただし、巣に戻らず、表に出ている状態で死に至るゴキブリもいますので、
死骸を目にしたのならば、処分するようにしましょう。
まとめ
ブラックキャップはゴキジェットなどの殺虫剤と違い、
死骸を見ることはたまにある程度で、多くの場合は巣に戻ってから死に至りますので、
死骸を目にすることはあまりません。
ですので、死骸を見たくない人にとってブラックキャップは有効と言えます。
死骸も巣の中で死んだ場合は、他のゴキブリが食べてくれて、
他のゴキブリも駆除できますので、基本的には放置しておいて問題ありません。
