子供(赤ちゃん)は何歳からあるいは何ヶ月からミックスキャロットを与えても良いのでしょうか?
また、与えても良い歳になったらどのくらいの量与えても良いのでしょうか?
こちらでは子供(赤ちゃん)とミックスキャロットについて紹介致します。

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子供(赤ちゃん)は何歳からいつからミックスキャロットを与えてもいいの?

ミックスキャロット

ミックスキャロットは野菜と果物で合わせて100%の飲み物です。
まずは原材料を見てみましょう。

濃縮にんじん(にんじん(国産))、果実(りんご(濃縮還元)、オレンジ(濃縮還元)、バナナ、パインアップル(濃縮還元)、ぶどう(濃縮還元)、うんしゅうみかん(濃縮還元)、レモン(濃縮還元))

引用:CO・OP

このようになっています。
アレルギー物質としてはオレンジ、バナナ、りんごというようになっており、
これらのアレルギーがあるのであれば、飲ませない方が良いのですが、
そういったアレルギーがないのであれば、いつから飲めるのかというと、
米国小児科学会がこう述べています。

テキサス大学オースティン校デル・メディカルスクールのスティーブン・エイブラムズ博士は、生後6か月までの乳児には、母乳または乳幼児用ミルク以外を与えるべきではないと述べている。生後1年までは、果汁から得られる栄養学的な利点はないという。

また、2歳を過ぎたくらいの歩き始めの時期までの子供たちには果汁を与えても構わないが、1日当たり118mlを超えない量にとどめることを勧めている。ただし、「ボトルやふた付きのカップにジュースを入れて子供に与えることは、虫歯のリスクを高めることになる」という。ジュースに含まれる糖分が長時間にわたって子供の歯に付いた状態になるからだ。

引用:Forbes

つまり、早くても生後6ヶ月以降となりますが、1歳まで果汁から得られる栄養学的な利点はないと言っているため、
米国小児科学会に従えば、1歳から与える方が良さそうです。

早い段階から慣らしておきたいという場合は生後6ヶ月以降に水などで薄めて
スプーンなどで与えてみても良いかもしれません。

ただし、あまり早い時期に与えるとう歯(虫歯)になる可能性などもあることから、
飲ませた後は、うがいや歯磨きをすることを勧めます。

また、ミックスキャロットが清涼飲料にあたるかわかりませんが、
このような意見もあります。
米国心臓協会によると、
1日の添加砂糖は小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべきと提言しています。
なぜかというと、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するからということです。
参照:DIAMOND online

2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると、6歳以降の肥満に繋がるというのです。
小さい内からミックスキャロットの甘みに慣らしてしまうと、
お茶などを飲んでくれない赤ちゃんがいますので、
そのあたりは注意した方が良いでしょう。

この提言に当てはめるのならミックスキャロットは2歳から与えた方が良いことになります。

どのくらいの量与えてもいいの?

米国小児科学会によると、
2歳を過ぎたくらいの時期では1日あたり118mlを越えないようにと言っています。

世界保健機関(WHO)では、次のように述べています。

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

児童の1日当たりの遊離糖類摂取量はエネルギー総摂取量の10%未満と言っています。
これはおおまかにですが、1日の遊離糖類は25g程度となります。

ミックスキャロット200mlあたりの遊離糖類含有量を見てみると、
15.3gとなっています。
参照:CO・OP

なお、遊離糖類というのは砂糖をはじめ、ショ糖、果糖、果汁、蜂蜜、シロップなどのことを指します。

100ml単位で表すと、遊離糖類は7.65gとなります。

ミックスキャロットだけで遊離糖類を摂取するのなら、200ml程度摂取しても問題ないでしょうが、子供はおやつも食べるかと思います。

6ヶ月~1歳あたりのおやつの場合は、それに含まれている遊離糖類の量を見ながら少量与えて慣らしていくと良いかと思います。

また、おやつに含まれている砂糖の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

例えば、2歳の子供がプリンやアイスを食べるというのは日常的にあることだと思いますが、
それだけで16gもの砂糖を摂取してしまうことになるため、
25gを越えないようにするには、プリンやアイスを1つ食べたとするなら
ミックスキャロットは100ml程度は飲める計算になります。

ですので、おやつのことを考えると米国小児科学会の言う118mlを越えないようにするというのがだいたいに妥当ではないかと考えます。

さらに大きい子供になると米国心臓協会では
4~6歳の子供には1日当たり180ml程度、7~18歳までは同240ml程度に抑えるべきだとされています。

砂糖を摂り過ぎるとどうなるの?

砂糖をたまに過剰摂取になる分には特に問題にはならないのですが、
日常的に過剰摂取になっていると、肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大します。

さらに、心臓病のリスクも増大するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社

特に、砂糖の含まれる清涼飲料は飲む量に注意してください。
また、菓子パンにもたくさんの砂糖が含まれていますので、日常的に与えることは控えた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ミックスキャロットは100%飲料ですので、
米国小児科学会の提言によれば、早くても生後6ヶ月以降なのですが、
1歳までは果汁から得られる栄養学的な利点はないと言ってますので、
飲ませるなら1歳あたりからが良いかと考えます。

1歳でどのくらいの量飲めるのかはわかりませんでしたが、
2歳なら1日に果汁は118mlを越えないようにと言っていますので、
2歳からはこの量を守ると良いかと思います。

実際の量のについてはWHOが遊離糖類は25g程度といっていますので、
おやつの量に合わせて、ミックスキャロットの量を決めると良いでしょう。

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