レッドブルはエナジードリンクの代表的存在で、
人気もあるドリンクですが子供が飲んでも良いのでしょうか？
また、何歳から飲んでもいいのか？また、どのくらいの量飲んでもいいのか？
について紹介致します。
子供が飲んでも大丈夫？何歳からいいの？
結論から言うと子供が飲んでも構いませんが、
カフェインが含まれているので、3歳までは控えた方が良いようです。
というのも、カフェインを摂取すると脳の発育の邪魔をする可能性があるからです。
詳しく書くと、4～6歳はカフェインの量を1日25mg以下、
7～12歳はカフェインの量を1日50mg以下にするように勧められています。
参照：東京すくすく
なお、厚生労働省で紹介されているのですが、
カナダ保健省（HC)では、4～6歳の子供は最大45mg/日、
7～9歳の子供は最大62.5mg/日、
10～12歳の子供は最大85mg/日
13歳以上では、一日当たり2.5mg/kg 体重以上のカフェインを摂取しないこととされています。
参照：厚生労働省
レッドブルには、1本中（250ml）に80mgのカフェインが含まれています。
100mlあたりに直すと、30mg含まれています。
カナダ保健省を参考にすると、4～6歳の子供の場合、
レッドブルは1本の半分程度飲めることになります。
7～9歳の場合でも1本飲むと飲み過ぎにあたりますので、
やはり1本の半分程度で抑えておいた方が良いでしょう。
10～12歳で、ようやく1本飲んでも問題ないことがわかります。
ただし、これはレッドブル以外でカフェインを摂らなかった場合に限ります。
カフェインは緑茶やほうじ茶、ウーロン茶、紅茶、コーラ、チョコレートなどにも含まれていますので、
注意が必要です。
13歳からは2.5mg/kg体重となっており、13歳の子供（中学生）の日本人の平均体重は
男子50.6kg、女子48.3kgとなっております。
参照：文部科学省
ただし、この平均体重は平成13年のものでちょっと古いですが、
さほど現代と変わりはないかと思います。
これから見ると、男子は最大126.5mg/日のカフェインが摂取できることになり、
女子は120.75mg/日のカフェインを摂取できることになります。
この場合だと、レッドブルを1本飲んで、他でカフェインを摂取したとしても
問題なさそうです。
何歳からレッドブルを飲んでもいいか？というと、
厳密に言うと、4歳からちょっとずつ飲んでも良いということになりますが、
丸々1本飲んでも問題なさそうなのは、中学1年生（13歳）からということになります。
どれくらいの量飲んでもいいの？
どれくらいの量飲んでもいいのか？についてですが、
子供の年齢によりカフェインの最大摂取量が異なりますので、
それを計算しないといけませんが、
13歳以上の場合で考えると1日に1本飲んでもカフェイン的には問題ないということになります。
ただし、あくまでもカフェイン量だけでの判断になりますので、
これを鵜呑みにしてはいけません。
レッドブルにはカフェインの他に砂糖が含まれています。
レッドブル1本中（250ml）には、砂糖が27g含まれています。
角砂糖（4g）に換算すると6.75個分の角砂糖が含まれています。
WHOが提言する1日の砂糖の量を見ると、
1日25gまで摂取して良いことになっています。
これに当てはめると、1本飲んでしまうと
WHOの提唱する1日の砂糖の量をレッドブルだけで摂ることになってしまいます。
砂糖は他にも料理に使われていたり、当然おやつ（間食）も食べるでしょうから、
それ以上の砂糖を摂取してしまいます。
ただし、現代の日本人の1日に摂取する砂糖の量の平均は69gとなっています。
参照：NATIONAL GEOGRAPHIC
これに当てはめてみると、1日に1本飲むことは問題にならないことになります。
なお、WHOの提唱する1日25gの砂糖の量というのは、
ショートケーキ（100g）でいうと、角砂糖8個分になるので、
砂糖32gになります。
あんぱん（80g）でいうと、角砂糖6.5個分になるので、
砂糖26gになります。
つまりは、余裕でWHOの提唱する砂糖の量を超えてしまうことになります。
なお、いずみ中央歯科医院によると子供（お子さん）は1日に摂取していい砂糖の理想量は
角砂糖4個までと言っています。
参照：いずみ中央歯科医院
4個というのは、砂糖16gということになりますので、
WHOの提唱する砂糖摂取量よりも厳しい量になります。
いずみ中央歯科医院では、何歳とは書いてないのでなんとも言えませんが、
お子さんと書かれていることから小さい子供だと思われます。
おそらく歯科医院の提唱する砂糖の量は虫歯の観点からだと思われるので、
虫歯が気になるという場合は、極力砂糖を摂らずに、
摂った後は、必ずうがいや歯磨きをするようにしましょう。
で、話を戻しますとWHOの掲げる数値が子供が1日に摂取して良い砂糖の量
だと当てはめたとして、レッドブルを1日1本飲むのは砂糖量的には
多いと判断できます。
ですので、毎日1本飲むことはせずに、1日100mlだけにしておく、
または3日に1本にしておくなどの工夫をすると健康に良いかと思います。
飲み過ぎるとどうなるの？
レッドブルを飲み過ぎたらどうなるかというと、
子供の場合ですので、まずカフェインの摂りすぎが気になります。
子供がカフェインを摂りすぎると脳の発育に悪影響が出る可能性があるため、
あまりにも小さい子供にはカフェインはできるだけ与えない方が良いでしょう。
子供はカフェインの感受性が大人よりも高いため、
寝る前などに飲むと、眠れなくなったり、睡眠の質が悪くなり
成長に支障を来す場合があります。
ですので、カフェインを摂取するのは、夜ではなく朝や昼などにした方が良いでしょう。
次に、レッドブルを飲み過ぎると砂糖の過剰摂取につながります。
砂糖を過剰に摂取すると生活習慣病になる可能性が高まります。
端的に言うと、太る可能性や糖尿病になる可能性が高まると言うことです。
ですので、レッドブルを丸々1本飲むのは控えた方が良さそうです。
レッドブルを毎日1本飲み続けていると・・・
まとめ
いかがでしたでしょうか？
レッドブルは4歳あたりから少しずつなら飲ませても良いのですが、
調べた結果、中学生に入ってからだと、カフェイン的に問題がなくなりますので、
1日に1本飲んでも大丈夫ということがわかりました。
ただし、砂糖がたくさん含まれていますので、
毎日1本飲むということはせずに、
3日に1本など間隔を開けて飲んだ方が健康には良さそうです。
