ベビースターラーメンは1959年に登場し、今もなお人気のお菓子ですが、
子供は何歳からいつから食べても良いのでしょうか?
こちらではベビースターラーメンと子供について紹介致します。
ベビースターラーメンは子供は何歳からいつから食べても良いの?
ベビースターラーメン(チキン味)の原材料を見てみると、
小麦粉、植物油脂、しょうゆ、砂糖、食塩、チキンエキス、たんぱく加水分解物、ミート調味エキス、ミート調味パウダー、酵母エキスパウダー、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)、(原材料の一部に豚肉、ゼラチンを含む)
引用:駄菓子辞典
このようになっており、ここで気になる成分としては砂糖と塩分になります。
子供は砂糖を何歳から摂取しても良いのか見てみると、
米国心臓協会ではこのように述べています。
「1日の添加砂糖は、小児が25g以下、2歳未満は一切控えるべき」という厳しい提言が発表された。 提言の冒頭では「貧しい食習慣が肥満や心疾患、高血圧、肥満と関連するがん、虫歯のリスクを増大させる」とし、子供のころからこの問題と取り組む必要があると主張している。
引用:ダイヤモンドオンライン
次に、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が次のように述べています。
歯科衛生士としては2歳7ヶ月までに口の中の菌の定着が決まると言われているから。砂糖による酸産生能のある菌を寄り付かせずに虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想しています。
引用:mamasta
と述べており、米国心臓協会の提言を守ると、2歳から食べさせても良いことになりますが、
虫歯が気になる場合は、3歳あたりから食べさせた方が良いでしょう。
1歳では味が濃いため味覚障害がのちのち起こる可能性がありますので、
1歳の子には与えない方が無難です。
なお、ベビースターラーメンの中にはピーナッツが入っている物がありますが、
ピーナッツは喉に詰まらせる原因になりますので、入っている場合は取り除いてください。
ピーナッツなどのナッツ類は、6歳以上から与えた方が無難です。
塩分はどうなの?
ベビースターラーメンの塩分はチキン味で1袋39gあたり1.07gとなります。
3歳の子供の1日の塩分量は男子で4.0g未満、女子で4.5g未満となっています。
1袋与えてしまうと、ベビースターラーメンだけで1日の1/4程度の量を摂取することになりますので、1袋は摂りすぎと言うことになります。
ベビースターラーメンミニ(内容量21g)であれば、1袋の塩分量は0.58gですので、
この場合は1袋与えても問題にはならないでしょう。
どれくらいの量与えても良いの?
3歳前後の子供がおやつとして摂取しても良いカロリーを見ていくと、
2歳の子のおやつの摂取カロリーは150kcal程度、
3歳の子のおやつの摂取カロリーは200kcal程度と言われています。
参照:おつまみ研究所
ベビースターラーメン(チキン味)のカロリーを見てみると、
1袋39gあたり200kcalとなっています。
塩分が多く含まれているため、1袋与えるとカロリー的には問題はなくても塩分の摂り過ぎになりますので、
与えるとしたら、1/2袋程度で抑えておいた方が良いでしょう。
おやつにジュースも与える家庭も多いかと思いますので、
ジュースのカロリーも計算に入れると、ジュースは100mlあたり40~50kcalとなっていますので、
2歳児であればベビースターラーメン1/2袋とジュース100ml飲んでもカロリー的には問題ありません。
3歳児もおやつとしてのカロリーは少々少なくなりますが、問題はありません。
おやつの位置づけとしては食事の栄養を補うという位置づけですので、
食事がちゃんと摂れていれば無理に与えなくても良いものです。
ですので、3歳の子の場合200kcalきっちりと摂らせないといけないというものではありません。
しかし、おやつは子供にとって楽しみの一つとなりますので、
塩分量やカロリーを適切な量与えるのであれば、与えた方が良いと考えます。
食べすぎたらどうなるの?
ベビースターラーメンには塩分が多く含まれているため、
食べ過ぎると喉が渇いてしまいます。
麦茶など糖類の含まれていない飲み物であれば、問題ありませんが
清涼飲料となると糖類がたくさん含まれていますので、カロリーの摂り過ぎになり
肥満や糖尿病、高血圧症など生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
与える時の注意点は?
ベビースターラーメンを袋ごと渡してしまうと
全部食べてしまう可能性がありますので、お皿に半分程度に分けるなどして
食べ過ぎを防止してください。
また、ベビースターラーメンは一つ一つが小さいため
喉に詰まらせて窒息するということはないと思いますが、
万が一誤嚥するといけませんので食べ終わるまで保護者の方が見守るようにした方が良いです。
上記にも書きましたが、ピーナッツが入っているベビースターラーメンもありますので、
ピーナッツは危険ですので必ず取り除くようにしてください。
保管場所にも気をつけて
子供の手の届くところに置いておくと勝手に食べてしまう可能性があります。
そうなると、喉詰めを起こしたときに気づかないなんてことにもなりかねませんので、
保管場所は子供の手の届かない場所でかつわからない場所に保管するようにしましょう。
アレルギーにも注意して
ベビースターラーメンのアレルギー成分を見てみると、
チキン味で小麦粉、大豆、鶏肉、豚肉、ゼラチンとなっています。
※商品の変更によりアレルギー成分が変わる可能性がありますので必ずパッケージをご確認ください。
3歳前後の子供だと上記のアレルギー成分はすでに摂取していることが多いと思われますが、
万が一アレルギー成分を初めて与えるという場合は、一口与えてみて様子を見るようにしましょう。
様子は2~3時間、あるいは半日程度見て変化がなければおおかた問題ないのですが、
遅延型と呼ばれる摂取後1~2日に発症するというケースもありますので頭に入れておきましょう。
参照:うつぼ本町キッズクリニック
また、上記アレルギー成分にアレルギーを持っている場合は食べるのは控えてください。
食べた後は虫歯予防をしよう
ベビースターラーメンは炭水化物と糖類が含まれています。
これらは唾液によりブドウ糖に変わります。
そのまま放置していると、それを餌に菌が増殖して虫歯のリスクが高くなりますので、
食べ終わったら歯磨きをするようにしましょう。
歯磨きが難しいようならうがいだけでも行なうようにしましょう。
まとめ
ベビースターラーメンはたくさんの種類がありますが、
3歳前後であればピーナッツの入っていない物でアレルギーを持っていない場合は、
どの種類でも食べて問題ありません。
ですが、どの種類も塩分が多く含まれていますので、
1回のおやつで多くても0.5g程度の塩分で抑えておいた方が良いでしょう。
1gも摂ってしまうと塩分の摂り過ぎになる可能性があります。