妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
もつ煮は食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のもつ煮について紹介致します。
妊娠中もつ煮は食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもつわり時期でももつ煮は食べて構いません。
もつ煮は脂質は多いものの、タンパク質が摂取できてこんにゃくも入っているため
食物繊維も摂取できる上に、鉄分も結構含まれているので定期的に食べたい料理になります。
どのくらいの量食べても良いの?
もつ煮1人前のカロリーは348kcal程度になります。
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
ですので、もつ煮は1人前食べて
足りないカロリーは例えば白ご飯や野菜で補うとちょうど良い食事になります。
もつ煮を2人前食べてしまうと塩分の摂り過ぎになりますので、
1人前でとどめておいて、他から栄養を補った方が健康に良いです。
七味は大丈夫なの?
もつ煮には七味がかかっていますが、
多量に入れるわけではないため問題ありません。
妊娠中は辛いものは控えるように言われたりしますが、
これはピリ辛のものではなく激辛のものを控えるように言われているのです。
激辛がなぜ良くないのかというと、
人によっては腹痛や下痢になる場合があり、
ひどい下痢になると子宮が収縮して胎児に良い影響を与えません。
激辛に耐性がある場合でも、
食べ続けると痔になるリスクが増加します。
妊娠中に痔になると治療などが限られますので、
激辛のものは控えた方が良いのです。
なお、激辛のものを食べたとしても胎児に直接的に影響はありません。
もつ煮の栄養は?
1人前あたりの栄養を見てみると、
タンパク質 19.6g
脂質 13.6g
炭水化物 31.1g
食物繊維 5.7g
カリウム 382mg
カルシウム 97mg
鉄 3.3mg
亜鉛 3.0mg
ビタミンA 40μg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.11mg
食塩相当量 4.6g
このようになっています。
参照:オリーブオイルをひとまわし
塩分がかなり多いため、毎日食べるのはおすすめできませんが、
鉄分、食物繊維、タンパク質が摂取できるため定期的に食べたい料理になります。
塩分が気になる場合は、汁を残すとかなり減塩になりますし、
1人前ではなく1/2人前だけ食べるというように工夫すれば、
塩分は抑えられます。
ビタミンAの過剰摂取にならないの?
豚などの内臓が使われているので、ビタミンAの過剰摂取にならないか気になるかと思いますが、
内臓の中でビタミンAが多く含まれているのはレバーになります。
もつ煮に使われる部位は小腸や大腸になりますので、
そこまでビタミンAは多く含まれていませんので、
ビタミンAの摂りすぎにはなりませんので、心配いりません。
まとめ
妊娠中のどの時期においてももつ煮は食べても構いませんが、
塩分が多いため、汁を残したり1人前ではなく1/2人目でとどめておくなどの工夫が必要になります。
とはいえ、もつ煮はタンパク質、食物繊維、鉄分が豊富な食べ物ですから
定期的に摂り入れたい料理になります。
しょうがも含まれているため、
身体も温まるかと思います。