妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
チキンラーメンは食べても良いのでしょうか?卵後のせなんかも気になります。
こちらでは妊娠中のチキンラーメンについて紹介致します。
妊娠中チキンラーメンは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもチキンラーメンは食べても構いません。
ですが、チキンラーメンは塩分が多いのでスープを全部飲まないことと
毎日のように食べないことをおすすめします。
チキンラーメンに含まれる塩分量ですが、
1袋あたり麺2.3g、スープ3.3gで合計5.6gもの塩分が含まれています。
妊娠中の1日の塩分摂取目標量は厚生労働省によると6.5g未満とされています。
ですので、チキンラーメンをスープまで飲んでしまうとそれだけで
1日分の塩分に近い量摂取することになってしまいます。
たまに食べる分であればあまり問題にはなりませんが、
毎日となると問題になります。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
1日程度塩分を多く摂取したとしても問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると、むくみがひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
後のせ卵は大丈夫?
後のせ卵をすると卵はほとんど生の状態かあるいは半熟の状態になるかと思います。
そのような卵を食べても大丈夫かというと、大丈夫とは100%言い切れませんが、
新鮮な卵で冷蔵保存していたのであれば、ほとんどの場合問題ありません。
卵には稀に卵内部にサルモネラ菌が存在しています。
どれくらいの割合かというと5000~20000個のうち1個程度の割合で存在しており、
このような卵を汚染卵というのですが、これを常温で長期間置いておいたりすると
菌が繁殖しますが、賞味期限内で冷蔵保存しているのであれば、
それを摂取したからと言って食中毒には基本的にはなりません。
というのも、汚染卵の内部に存在するサルモネラ菌の数が10細胞程度で
食中毒になる量としては、1万~10万個程度の菌を摂取しないと食中毒にはならないからです。
あくまでも新鮮な卵で適切に保存されている卵のことなので、
ちょっとでも不安が残るようなら食べない方がストレスになりません。
つわり時でチキンラーメンしか食べられない場合は?
つわり時でチキンラーメンしか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、この時期はあまり栄養や塩分のことは気にせずに食べても良いでしょう。
ただし、スープは残すようにした方が無難です。
チキンラーメンしか食べれず赤ちゃんのことが心配になる方もおられると思いますが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので心配いりません。
つわりが終わり何でも食べられるようになったら
栄養や塩分のことを意識した食生活に戻すようにしてください。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもチキンラーメンは食べても構いませんが、
塩分が多いため、スープは残すことと毎日食べないことをおすすめします。
たまに食べる分には問題ありません。
卵についても新鮮であれば基本的には生や半熟であっても食中毒になることはまずありませんので、
そこまで気にする必要はないでしょう。