水分補給にポカリスエットを摂る方も多いと思いますが、
1本あたりに砂糖はどれくらい含まれているのでしょうか?
また、それは他のドリンクと比べて多いのでしょうか?
こちらではポカリスエットの砂糖の量について紹介致します。
ポカリスエットの砂糖の量はどれくらい?
ポカリスエット(500ml)1本あたり33gの糖類が含まれています。
100mlで換算すると6.6gとなります。
他のドリンクと比べてどうなの?
500mlあたりの砂糖の量を書いていきます。
アクエリアス 23.5g
グリーンダカラ 22g
ヤクルト1000(100ml)14.1g
ジョア(125ml)13.8g
ピルクルミラクルケア(65ml)5.8g
コカコーラ(500ml)56.5g
カルピスウォーター(500ml)55.5g
ファンタグレープ(500ml)57.5g
CCレモン(500ml)56.5g
オロナミンC(120ml)19g
いろはす桃 24g
ヨーグリーナ 30.5g
このようになっています。
これから見ると、通常の清涼飲料(ジュース)と比べると比較的糖類の量は少ないでしょう。
しかし、アクエリアスと比べると多く感じます。
また、アクエリアスにはアクエリアスゼロというものがあり、こちらは糖類0gとなっているため、
比較するとポカリスエットに含まれる砂糖の量は多く感じます。
ポカリスエットが甘いのには理由があった
公式サイトを見てみると次のように言っています
ポカリスエット(250ml、500ml、900ml、1.5L、2L)には糖質が含まれています。これは、腸から身体の中へ、すみやかに水分を吸収するのに必要な成分です。
公益財団法人日本体育協会は「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」の中で、「1時間以上の運動をする場合には、4~8%程度の糖質を含んだものが疲労の予防だけでなく水分補給効果にも役立ちます」としています。
スポーツのように、たくさん汗をかくときに飲む飲料は、エネルギー補給だけでなく、水分の吸収スピードのためにも、ポカリスエットのような糖質を含んだ飲料が適しています。
引用:POCARISWEAT
つまり、ポカリスエットは1時間以上の運動をした後に飲むべきスポーツドリンクと言えます。
運動直後には吸収率の良いポカリスエットが良いのでしょうが、
おやつの一環として、運動をせずに熱中症対策としてポカリスエットを日常的に飲むのは少々問題となりそうです。
1日の糖類摂取量はどれくらい?
世界保健機関(WHO)を見ると、
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する
引用:食品安全委員会
推奨量がエネルギー総摂取量の10%未満ということなので、
グラムに表すと50g未満になります。
なお、遊離糖類というのは、果糖やブドウ糖などの単糖類をはじめ、果汁や蜂蜜などのことを指します。
なお、日本人の砂糖の平均摂取量は69gとされています。
参照:NATIONAL GEOGRAPHIC
子供に関しては大人のエネルギー総摂取量の半分と計算すると、1日当たりの遊離糖類摂取量は25g程度になります。
大人の場合でもポカリスエットを1本飲んでおやつを食べると
WHOの推奨する量のギリギリまで糖類を摂取してしまうか、越えてしまう計算になります。
子供の場合は、ポカリスエットを1本摂取すると糖類の摂りすぎに当たってしまいます。
なお、おやつに含まれている糖類の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
プリンを日常的に1個食べるというのは普通のことだと思います。
これにポカリスエットを足すと、それだけで49gの糖類を摂取してしまうことになります。
運動を行なわず、おやつと一緒にポカリスエットを日常的に飲んでいたとしたら身体に異常を来す可能性が出てきます。
糖類を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに糖類を摂り過ぎたとしても特に問題はないのですが、
日常的に糖類を過剰摂取し続けると肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大します。
さらに、心臓病のリスクも増大します。
参照:アスゲン製薬株式会社
ですので、ポカリスエットを普通の飲み物として飲み続けるのは注意が必要です。
まとめ
ポカリスエットには1本あたり33gの糖類が含まれており、
ジュースと比べると比較的少ない量なのですが、
それでもおやつと一緒に摂取すると糖類の過剰摂取に繋がる恐れがあります。
子供の場合は、ポカリスエットを1本飲むだけで糖類の過剰摂取になってしまいます。
ただし、1時間の運動を行ない汗をかいた状態で飲むと吸収率がよくなるので、
運動後には飲みたいところです。
もし、ポカリスエットの糖類が気になるのであれば、
アクエリアスゼロという糖類0gのスポーツドリンクも販売されていますので、
そういったもので対応することで、糖類の心配はなくなります。