ポカリスエットは水分補給に良いと言われています。
夏などに子供にも飲ませたいという方は多いのではないでしょうか?
こちらでは子供はいつからポカリスエットを飲んでもいいのかについて紹介致します。
子供はいつからポカリスエットを飲んでもいいの?
ポカリスエットには砂糖が含まれています。
ポカリスエット1本当たり(500ml)に33gの砂糖が含まれています。
参照:さかい歯科クリニック
100mlの場合だと、6.6g。50mlを白湯で割って100mlにした場合だと、3.3gの砂糖が含まれていることになります。
ポカリスエットをいつから飲めるかについては、子供はいつから砂糖を摂取しても良いのかについて
見ていく必要があります。
米国心臓協会を見てみると、1日の添加砂糖は、小児が25g以下、
2歳未満は一切控えるべきと提言しており、
その理由として、2歳未満で清涼飲料を飲む癖をつけると6歳以降の肥満につながり、
小児の2型糖尿病や高血圧を発症する可能性が増加するということからです。
参照:DIAMOND online
一方、mamastaというサイトを見てみると、歯科衛生士の方が言うには2歳7ヶ月までに
口の中の菌の定着が決まると言われているから、砂糖による酸産生能のある菌を寄りつかせずに
虫歯リスクを抑える一助にはなるかなと予想していると言っています。
参照:mamasta
こちらの見解では、虫歯のリスクを下げるために、
およそ3歳までは砂糖は控えた方が良いということです。
一方、米国心臓協会では、糖尿病や高血圧、肥満のリスクが高まるとして
2歳未満の子供は一歳控えるようにと言っています。
ですので、ポカリスエットをどんなに薄めたとしても、
米国心臓協会では2歳未満の子供には与えないようにとしており、
mamasutaに出てくる歯科衛生士の言葉ではおよそ3歳までは控えた方が良いということでした。
ですので、何歳から飲ませて良いのか?については
2歳からということになります。虫歯の観点から行くと3歳からということになります。
なお、ポカリスエット公式サイトを見てみると、
離乳食が完了したら飲ませても良いと言っていますので、
これだと、だいたい1歳半あたりから飲ませても良いということになります。
なお、薄めて飲ませたりはせずにそのまま飲ませるようにと言っています。
参照:POCARISWEAT
中には、ビーンスタークポカリスエットという赤ちゃん用に作られた商品もありますが、
砂糖が含まれていますので、米国心臓協会の提言に従うのであれば、
2歳未満の子供には飲ませない方が良いことになります。
いつから、何歳から飲ませるかについては各家庭の判断にはなってくるかと思いますが、
一番リスクの高い米国心臓協会の提言に従えば、
2歳になってから与えた方が良さそうです。
どれくらいの量飲ませてもいいの?
では、2歳以降あるいは3歳以降にどのくらいの量飲ませてもいいのかについてですが、
こちらも米国心臓協会の提言を元に調べて見ると、
小児の1日の添加砂糖摂取量の上限を総カロリー量の5%未満とし、
清涼飲料については、1週間(1日ではない)の摂取量を236ml以下に制限としています。
参照:DIAMOND online
これに照らし合わせると、2歳児の1日の砂糖摂取量は、
1~2歳で男児が50g未満。女児が45g未満。
3~5歳で男児が65g未満。女児が62.5g未満ということになるのですが、
※coop共済の総エネルギーを元に計算しております。
米国心臓協会は、1日の添加砂糖の摂取量は25g以下とも言っていますので、
これにしたがった方が良いでしょう。
なお、ポカリスエットは清涼飲料に当たりますので、
ポカリスエットは1週間で236ml以下に抑えた方が良いとのことです。
これを1日単位になおすと33.7ml飲めるという計算になります。
ですので、毎日飲ませるのであれば、
ポカリスエットは33.7ml以下にし、他の清涼飲料を一切飲ませないこと。
1日おきに飲ませるのであれば、67ml程度ということになります。
なお、先ほども書きましたが、ポカリスエット公式サイトでは、
薄めずに飲ませてくださいと書いてありますので、
そのまま飲ませるようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供はポカリスエットを何歳から飲ませてもいいのか?
については、いろいろと見解がありますが、
肥満のリスクや糖尿病のリスク、高血圧のリスクなどを考えると、
2歳から飲ませた方が良いでしょう。
虫歯のリスクを抑えたいのであれば、3歳になるまで飲ませない方が良いでしょう。
どれくらいの量飲ませても良いかについては、
1日に33.7ml以下、1週間で236ml以下に抑えた方が無難です。